近年は小中学校からタブレット学習が普及しています。それもあって学習机でも上棚にタブレットスタンドを備えたものが増えています。
ただ、私は別に学習机にタブレットスタンドが付いている必要はないと考えています。上棚の棚板にタブレット端末を立てられるようになっていても、子供の身長を考えれば位置が高すぎるからです。角度が変えられないものがほとんどですし、100円ショップなどでタブレットスタンドを買って天板の上に置いたほうが使い勝手が良いと思います。
2000年代にパソコン対応で上棚の棚板が外せたり、引出しにキーボードテーブルが付いた学習机が増えました。いま考えれば笑っちゃうような仕様ですが、現在のタブレット対応の学習机も同様の結末を迎えるのではないでしょうか。
一方で、ニトリから「これならオススメできそう」と思える商品が発売されましたので、ご紹介したいと思います。
※この記事は2024年9月25日時点の情報に基づいています
ニトリ/パンチング小物がかけられるタブレット・ブックスタンド
今回ご紹介するのはニトリの「パンチング小物がかけられるタブレット・ブックスタンド (ホワイトウォッシュ YT01)」という商品です。
こちらの商品は実に多機能です。まず、教科書などを広げた状態で立てることができる書見台(しょけんだい)として使うことができます。奥行の浅いデスクでもこれさえあれば、教科書を広げつつ、ゆったりとノートに書きこむことができますよね。
タブレットスタンド&パンチング収納にも
また、タブレット端末やスマートフォンのスタンドとして使うこともできます。さらに、パンチングボードになっているので、ニトリや100円ショップで売っているパンチング収納グッズを挿し込んで、文房具などの小物を収納することもできます。
クランプ式で角度調節も可能
こちらのスタンドはデスク天板にクランプ金具で固定することができ、天板の厚みは13~35mmに対応しています。天板厚が37mmのカリモク家具「ボナシェルタ」はNGですが、それ以外の多くの学習机に取り付け可能です(背板や側板が干渉する場合は不可)。
しっかりとデスクに固定できるので、角度の調節が可能です。無段階で45度まで傾けることができます。
大きな持ち手穴が設けられており、リビングダイニングから子供部屋に移動して使うにも便利な仕様となっております。
メラミン樹脂合板なので丈夫
パンチングボードの材質は普通ならプリント合板を使いそうなものですが、こちらはメラミン樹脂合板を採用しています。キズや汚れはもちろん、熱にも強いです。お子さんでも安心して使えると思います。
ボードの大きさもA4横向きと同等で、大きすぎず小さすぎず使い勝手が良さそうです。
という感じで、今回はニトリの「パンチング小物がかけられるタブレット・ブックスタンド」を紹介しました。
こちらの商品は北海道釧路江南高等学校の生徒が、机が狭いためタブレットなどの学習用端末を床に落としてしまう課題を解決しようと、北海道教育委員会主催の令和4年度成果発表会「探究チャレンジ・北海道」にて解決提案を発表したところから開発がスタートしたそうです。ニトリの商品部と検討や試行を重ねて発売に至ったということですから、学生目線でよく考えられた商品と言えるでしょう(出典:PR TIMES)。
価格が手頃でコスパも良いと思います。奥行の浅いデスクをお使いの方、もしくは購入を検討されている方にとって、良い解決策になり得るのではないでしょうか。
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