今年も伊丹空港近くの学習机専門店「デスクランド」に行って参りました。デスクランドのホームページを見ると、一部商品が”台数限定緊急値下げ”と書いてありまして、これはちょっと事情聴取に行かねばならないと思ったのです。
値下げは紛れもない事実
早速、社長に話をうかがってみると、値下げは紛れもない事実でした。ただ、”緊急”という文言から、私はてっきりメーカーが販売予測を下回ったことから値下げしたのかと思ったのですが、そういう話ではありませんでした。
まさかの一括大量仕入れ!
では、どうして安くできたのでしょう?率直に疑問をぶつけてみたところ、社長は倉庫に案内してくれました。そこにあったのは、なんと大量の学習机の在庫です!
”大量一括仕入れだから安い”というのはディスカウントショップやスーパーマーケットの常套句です。ですが、デスクランドはチェーン店ではなく1店舗しかありません。いくら専門店と言えど、まさかこんなに大量に仕入れているとは思いませんでした!まだこれからドンドン入荷するというのですからさらに驚きです。
ちなみに、デスクランドで大特価販売中の学習机の価格をあとで某ニトリ傘下の競合店で確認したところ、デスクランドと同じかそれよりも高かったです。それでいて、デスクランドならデスクマット+デスクカーペット+500円分の図書カード付きで、おまけに社長自らの配送組立設置サービス付き(前述の商品の場合)。さらに、椅子も格安でセットできます。
もともと年内のお届けに限りというかたちだったそうですが、既に年内の配送が手いっぱいで、年明けも在庫限りで販売を継続する予定ということです。これはある意味、緊急事態継続中と言えるのではないでしょうか(笑)
2台置きのヒントが満載!
それはさておき、デスクランドの社長と話していると、”学習机愛”あふれるトークが止まりません。心底、学習机と子供たちの笑顔を見るのが大好きなんだろうなーと思います。
デスクランドと言えば、ステップアップデスクの組み替えパターンが全部見られるというのが名物です。それだけでなく、きょうだいで2台置く場合のレイアウトも見ることができます。
たとえば上写真のように「CDファースト」を2台並べた場合、約118cm×2台で約236cmの壁面が必要になりますよね。
これならもっとコンパクトに
でも、上写真のように設置すると、同じCDファーストでも壁面は95cm×2台=190cmで収まるのです!
もっとも、幅は190cmで済んでも奥行は先ほどの並べ方の幅と同じ約236cmとなります。また、椅子やワゴンの出し入れを考えると、約105cm×2台=約210cmは必要です。
なので、このレイアウトでOKという状況は、たとえば椅子を出すスペースが通路と重なる場合などに限られます。それでも、こういうレイアウトの仕方が写真ではなく実際に見ることができるというのは、消費者にとってすごくありがたいことだと思います。お子さんにとってはなおさらのことでしょう。
いやはや、こんなことはさすがの学習机評論家も気付きませんでした。デスクランドはまるで学習机の博物館みたいですね。
デスク組替サービスが好評
ちなみに、従来はデスクランドの裏メニューだった「デスク組替サービス」についても聞いてみました。デスク組替サービスとは、コイズミファニテックおよびイトーキのデスクの組み替えや部屋間の移動などを代行するデスクランド独自のサービスで、昨年度から表メニューになったものです(有料)。
他店で購入したものでもOKなので、これはきっと需要があるだろうなと思っていました。やはり需要は少なかったようで、ポツポツご依頼があるそうです。重いし、複雑だし、引越し屋に任せたらおかしなことになったという話も聞くので、社長にやってもらえたら安心だと思います。
サイズオーダーデスク「ツクリエ」
デスクランドではコイズミファニテックの全ラインナップのほか、浜本工芸、カリモク家具、堀田木工所、杉工場、オカムラなどの学習机を扱っています。私としては特に目新しいものはないと思っていたんですけど、ひとつありました。丸繁木工の「ツクリエ」という国産デスクです。
ツクリエは幅900~2100mmまで10mm単位、奥行は350mm、450mm、600mmの3サイズ、カラーは7色からオーダーすることができます。ほか、キャビネットのタイプも選べますし、高さオーダーや配線用切り欠き加工、非接触充電パッドの取付けなども可能となっています。
表面材はオレフィン化粧シート。引出しは四方囲い構造&アリ組み、フルスライドレール採用でシッカリ。決して安くはないものの、デスクを造り付けにするよりも手頃な価格でコスパも良いと思います。
デスクランドには毎年1回お邪魔させていただいていますが、何度足を運んでも飽きません。むしろ、来るたびに学習机の奥深さを思い知らされます。
そんなウワサを聞きつけてか、最近は奈良県や兵庫県の遠方からもお客さんが来て、気の良い社長は断ることなく配送に回っているそうです。ホームページに配送エリア拡大と書いてあるのも、現状に即して書き改めただけなんだとか。
間取り図を持ってきてもらえばどんな机をどんな風にレイアウトしたら良いか提案もしてくれるそうなので、特に組み替え式デスクを中心に検討されている方は気軽に足を運んでもらえば良いのではないでしょうか(原則として土日祝のみ営業。詳しくはデスクランドのホームページをご覧ください)。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
こんにちは。いつもブログ拝見しております。ここ一年くらいずっと学習机をどうするか悩み中なのですが、下の子が来年の春から小学一年生になるので、来年こそは学習机をそろえようと考えています。
家具屋さんにも何度か足を運んで考えた末、浜本工芸の№28、書棚Aを購入して兄弟で分けると決めたのですが、兄弟二人分となると金額がはるなぁと思っていたところ、収納マンさんの、№28とそっくりなウィドスタイルの記事を見て( ;∀;)、決心に迷いが、、、。一応ウィドスタイルさんに問い合わせをして、販売店とお値段はお聞きしました。やはりかなりの値段の差があるんです。迷っています!!
ちなみに机はリビングダイニングに置く予定です。21畳ほどあるのですが、なんせキッチン側以外の三方はすべて窓があり、窓に向かって置くしかなさそうです。
小学校二年生の上の子が、めっちゃ怖がりで一人で子供部屋で勉強ができないため、しばらくはリビングに置こうと考えています。
ウィドスタイルさんのイーゼルプラスは、棚の高さが95なのですが、№28の書棚Aは二つに分けると90センチなんです。90センチだと、学習机と合わせて使わない場合、キッチンのハイカウンターの下のぎりぎり置くことができるのですが、イーゼルぷらすだと、棚も学習机と一緒に置くしかないんです。
こんな相談お困りになるかとは思うのですが、何かアドバイスいただけますと幸いです。
わんさとこさま
はじめまして^^
浜本工芸のNo.28デスク+書棚Aか、ウィドゥスタイルのイーゼルプラスのデスク+ラックの組み合わせでご検討中ということですね。
ですが、No.28書棚ならカウンター下に収まるけど、イーゼルプラスのラックだと収まらない。
No.28だと予算的に厳しいけど、イーゼルプラスだとお財布にやさしい。
もちろん、品質などにも違いがあるわけですが、要は予算が厳しくてもカウンター下に書棚を収める必要があるかないか、というところがポイントになってくるのではないでしょうか。
ワゴンについては話が及んでいないのでワゴンは買わない前提でお話を進めると、書棚の前にデスクを置く場合は机の下に潜って本を手に取る必要があり、出し入れがしにくいため散らかりやすい可能性があります。
一方で、書棚をカウンター下に収めた場合は出し入れはしやすいものの、デスクと距離が離れるようでは使い勝手が悪いかもしれません。
デスクの奥行もコンパクトすぎると感じる可能性もあります。
そのあたりが決め手になってくるんじゃないかと思います。
こんばんは。先日は早速にお返事ありがとうございました。お返事を送ったはずなのに、ちゃんと送れてませんでした( ;∀;)
ワゴンは一緒に購入するつもりにしています!でも確かに、下に潜って本を取るとなると、うちの息子たちはめんどくさがるかもしれません。
またデスクと距離が離れると使い勝手が悪い、、、なるほどな~と思いました。
レッグナインもネットで見ましたが、110センチは注文できないようでした。
収納マンさんがお子さまに購入された学習机は、№28ですか?
収納マンさんが購入された時期からはかなり値上げしているのだなと思いました。
わんさとこさま
ワゴンも一緒に購入される予定なのですね。
そうすると、椅子とワゴンを動かして、さらに机の下に潜る必要があり、私でもかなり面倒臭いかなと思います^^;
基本的に足元棚は普段出し入れしない本に限るのが理想です。
ナフコ×浜本工芸のレッグナインは、確かにネットショップでは110cm幅の用意がないみたいですね。
今年度は未確認ですが、たぶん店頭なら110cm幅も購入できると思います。
ウチの子どもたちが使っているのは「No.02デスク」(110)というものです。
2011年度を最後に廃番になった、天板が突板=一番安いデスクで、当時の3点セットの税別定価は118,500円でした。
浜本工芸が当時からどれくらい値上げしているのかなんて考えたこともなかったのですが、興味を持って調べてみました。
現在のNo.17デスク(100)+移動袖の2点セットは107,400円から125,500円に約17%アップ。
同じくNo.89デスク(100)+昇降袖A+ロータイプブックスタンド100の3点セットは142,900円から169,000円に約18%アップ。
同じくNo.57デスク(110)+昇降袖Aの2点セットは123,000円から149,000円に約21%アップしていました。
この10年で原材料や物流のコストが上がるとともに、3色対応にしたことなども考えると、たった20%の値上げに留まっているというのは本当に驚きました。
ちなみに、カリモク家具のボナシェルタで10~20%程度、コイズミファニテックのWDスペシャルで約26%、ビーノで約20~30%の値上げでした。
一部のメーカーは容赦なく値上げしているイメージですが、シェアの大きいメーカーほど簡単には値上げに踏み切れないものなのですねー^^;
こんばんは。
駒かな分析までしていただき、お返事ありがとうございます。大変恐縮です^^;
なんと、ビーノは30%も値上げしているのですね。それに比べるとまだ浜本工芸さんは値上げ率は低めなのですね。それでもワゴンも棚もそれぞれ2台購入かと思うと本当に悩ましい金額です、、、
ウィドスタイルの現物を見ていないので、見に行ってみようと思います!!
ありがとうございます(^^)
わんさとこさま
本当に、2台購入するとなると負担感がハンパないですよねー^^;
できるだけイニシャルコストを抑えるべく単価の低いものを選ぶか、必要に応じて買い足すか、ということになるかと思います。
ともあれ、選択肢のひとつであるイーゼルプラスをご覧になるまでは判断が難しいことでしょう。
是非一度、ご覧いただければと思います^^