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2020オカムラ学習机はとうとう「ピエルナ」がラインナップから消滅!

2020年度はイトーキの学習机がほとんどの家具店の売場から姿を消すことになりました。すると、必然的に注目が集まるのが、イトーキと同じくオフィス家具メーカーであるオカムラとくろがね工作所です。

くろがね工作所の展示会は大阪で開かれたので私も拝見させていただきましたが、オカムラは東京での開催だったため残念ながら私は参加できませんでした。しかし、このたび2020年度のデジタルカタログが公開されたので、ようやくその全貌が明らかとなりました。

株式会社オカムラ|カタログ

 

カタログからピエルナが消滅!

オカムラ・ピエルナ865RBD-W964

出典:楽天市場

2020年度の新型モデルも気になるところですが、カタログをざっと見渡して私がまず驚いたのは、「ピエルナ」を冠したモデルが完全に消滅してしまったことです。オカムラと言えばピエルナ、天板昇降式デスクと言えばピエルナと言えるくらい代表的なブランドが消えたことに、時代の変化を痛感させられました。

スタンダードモデルであるピエルナだけでなく、最高級モデルだった「ピエルナ・ノワイエ」も廃番。さらにカタログ冒頭からは天板の高さを変えられることの重要性の説明が省かるとともに、「ソラノ」、「ソラノ・プリティア」、「ウーゴ」といった天板昇降式デスクは巻末のほうに押しやられています。



Kモデルが「2」にリニューアル

オカムラ・Kモデル2

出典:オカムラ(以下同)

「Kモデル(かげやまデスク)」も天板昇降式から傾斜天板を備えたデスクにリニューアルされて「Kモデル2」となりました。調色機能がないLEDデスクライトのみを扱うオカムラにあって、かげやま先生が他所で調色式デスクライトについてレコメンドしたもんだから、てっきり干されるかと思ってなんですけど、リニューアルされて継続されたことは大変喜ばしいことです。さすがオカムラ、器がデカい。

それどころか、2018年度まではカタログ外、2019年度はカタログ巻末での扱いだったのが、2020年度は大昇格して他のプロパー商品の3倍ものボリュームで扱われています。ピエルナなき今、Kモデルはオカムラの看板商品と言えるでしょう。

それにしても、カリモク家具ですら廃番にしてしまった傾斜天板デスクに果たしてどれほどの需要があるのでしょうか。天板昇降式デスクのブームが去り、奥行広さ調節タイプの「テヌート」と「ノベル」も廃番となったオカムラにとって、傾斜天板デスクが救世主となり得ることを願うばかりです。

 

お手頃価格のシンプルデスク「アイティア」

オカムラ・アイティア

ピエルナ、ピエルナ・ノワイエ、テヌート、ノベルの4モデルが廃番となり、Kモデルがリニューアルされた一方で、「アイティア」が完全新作モデルとして投入されました。

アイティアは天板が100×55cmの1サイズのみ。デザイン的にはソラノに似ており、天板昇降機能を省くとともに材質をMDFにダウングレードしたように見えます。もしくは、幅広さ調節タイプの「アルコ」を機能的にシンプルにしつつ、あまり安っぽく見えないようにデザインした感じです。

コイズミファニテックの「ビーノ」の需要を取りに来たようにも見えますが、おそらくはオカムラ公式ショップ限定の「クオーレ」でシンプルかつ低価格の商品に手応えを感じたのでしょう。価格帯としてはコイズミファニテックの「ルトラ」と同じくらいなので、売場にさえ並べば十分に売れる余地があるんじゃないかと思います。

 

そのほか、2020年度のオカムラはリビングデスクの「リュブレ」にオークホワイト色が追加されました。また、国産デスクの「ファルテ2」の一部商品が消えましたが、これは2019年度時点でも在庫限りの販売という感じでしたから既定路線でしょう。チェアはノワイエとノベルのデザインのものが廃番となったほか、回転チェアの「アルソスビーンズ」が廃番となっています。これも天板昇降式デスク用でしたから、ピエルナの消滅とともに消えたかたちです。

なお、昨年度から今年度にかけて価格の変更はありません。学習机のラインナップが14モデルから10モデルに減ったのも、経営努力でコストカットに励んでいる証左でしょう。

ともあれ、イトーキが抜けた売場をシッカリとオカムラが埋めてくれると良いですねー。

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【コメント】 皆様からご質問・ご意見など

  1. りんご より:

    こんにちは。
    天板昇降の机を探しています。

    貴殿の文章で、
    「さらにカタログ冒頭からは天板の高さを変えられることの重要性の説明が省かるとともに、」
    とありますが、時代の流れはどういう点においてそのようなことなのでしょうか。
    ご存知でしたら、教えてくださいますか。

    わたしは、足が床につく机と椅子を探しています。
    また子供が小柄で成長が緩やかなので、大きな机や回転椅子に座ること違和感を感じます。
    最初のK-modelやアルソスビーンズは、これだ!!と思ったのですが、廃番のようですね。

    お絵かきや工作が好きで、将来は書道もするので、長机を探しています。
    天板昇降できる会議机のようなものも
    視野に入れて探しています。

    ほかにアドバイスあれば、ご教示お願いいたします。

    • 収納マン より:

      りんごさま

      はじめまして^^

      まずご指摘の点については、オカムラと言えば天板昇降式デスクのピエルナだったのが、大幅に方針転換して天板昇降式デスクもピエルナも引っ込めたために、カタログ冒頭から天板の高さを変えられることの重要性の説明を省かざるを得なくなったのだと私は考えています。
      冒頭で天板昇降式の重要性を説いておいて、それ以外の机をプッシュしたら、明らかな矛盾ですからね。

      もちろん、オカムラとしてはこれまでも天板昇降式デスクを推していきたい気持ちはあったと思います。
      スタンディングデスクも含め、オカムラはデスク天板高については並々ならぬ思い入れがあるからです。

      しかし、いくら推しても消費者がついて来ないなら仕方ありません。
      このままピエルナ推しで学習机市場から撤退することになっても良いのか、はたまたピエルナ以外で生き残るかということを考えたときに、後者を選んだのでしょう。

      確かに、天板昇降式デスクは子供の足がベタっと床に着いて安心感が得られるのがメリットです。
      しかしながら、高度成長期のコクヨ「くるくるメカ」のブームが去ったように、ピエルナのブームも遅かれ早かれ終わりが来ることは見えていたのです。

      一般的に身長が155cmくらいを超えてくれば椅子に座った状態で床に足が着きます。
      そのため、天板を低くした状態が有効なのは小学生までであることが多く、その後はメリットよりもデメリットが上回ってしまいます。

      逆に、お子さんの身長が155cmを超えることはないだろうということでしたら、天板昇降式デスクは魅力的というか必須だと思います。
      現在も浜本工芸の「No.17デスク」のほか、杉工場の「ムックモック」、堀田木工所の「ムービー」、ニトリの「ハイトN」などの選択肢があります。
      もちろん、これらに合う椅子も用意されています。

      りんごさんのお眼鏡にかなうものがあれば良いのですが…。