オカムラ(岡村製作所)が2015年末に発売する予定と告知していた「rapport(ラポール)」。しかし、1月になってもどこの家具店でも見つけることができませんでした。
学習机評論家としてはやっぱり早めに見ておきたいと思っていたのでオカムラに問い合わせてみたところ、現在のところ4月以降の発売となっていると回答がありました。
ある意味オカムラらしくないラポール
オカムラのラポールの写真を見る限り、あまり学習机らしいとは言えません。「リビングと調和した学習スペース」と謳っている通り、リビング学習を想定した設計となっていることは明らかですが、それにしてもシンプルすぎます。これまでオカムラが発売してきた学習机は機能にこだわった印象があり、いくらリビング学習向けとは言え、ここまでシンプルだとオカムラらしくないと感じてしまったのです。
これは何か匂う。しかもこのラポール、国産家具なのです。オカムラの学習机と言えば、主材は主にMDF合板、引出し内部材は白塗りファルカタ、スライドレールはまったくスムーズでない、驚くべき低スペックです(ちなみにベトナム製)。
それなのにラポールは国産家具。もちろん国産家具のすべてが良いものとは限りませんが、私としては非常に興味を持ってしまったのです。
ラポールはオカムラ創業70周年記念モデル?
そこでふと思い出したのがイトーキが創業125周年記念モデルとして発売した「1962」です。「ひょっとして…」と思って調べてみたら、2016年は岡村製作所の創業70周年に当たるようです。
オフィス家具メーカー2位の岡村製作所の年商は約2,200億円。対してイトーキは約1,000億円。「イトーキが贅を尽くした1962を発売するんなら我が社も負けておれん!」ってことなんでしょうか。まあたぶん、そんな狭い了見ではないとは思いますが、ラポールが創業70周年記念モデルである可能性はありそうです。
オカムラのお客様窓口はさすが一流企業
それはともかく、今回オカムラに問い合わせて驚いたことは、お客様サポートセンターの対応の早さです。フォームメールで問い合わせてわずか1時間ほどで電話で回答をくださいました。
以前に材質の件で問い合わせたときも対応が早かったんですが、そのときは「たまたま」かなーと思っていたんです。ところが今回も早かった。他の学習机メーカーなんて、返事がないものだからこちらが催促しても結局回答がなかったところもありますからね。オカムラの対応の早さはさすが一流企業と感心しました。
目下、私の中で急速に好感度が上がりつつあるオカムラ。自ずとラポールにも期待が高まってしまうというものです。値段見たらきっと腰抜かすと思いますけど、春が待ち遠しいです。
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