キライじゃないかも?オカムラのフリースタイルデスク「FAZEL(ファゼル)」

基本的に私はオカムラ(岡村製作所)の学習机が好きじゃありません。本体はMDF合板主体で、引出しの内部材やスライドレールの品質は低く、その割りに価格が高すぎるからです。天板昇降式デスクのブームが終わった今、世間の評価もおそらく同様で、そのためオカムラのシェアは下がってきているように感じます。

しかしながら昔からオカムラの独自路線というか、他とは違う尖った感じは割りとキライじゃないです。品質よりもあくまで機能性というか、世間がどっちを向いていようが我が道を行くというか。そういうスタンスは常々感じております。

2016年度の学習家具カタログには掲載されていないフリースタイルデスク「FAZEL(ファゼル)」も、そんなオカムラの独自路線を感じさせるデスクです。

フリースタイルデスク「FAZEL(ファゼル)」

オカムラの「FAZEL(ファゼル)」は主材が転写MDFながら税込9万円オーバーというビックリ価格。ブルーライトをカットできるというLEDデスクライト付きとは言え、たぶん他のメーカーだったら5万円以下で作れそうな仕様です。パッと見た目にもかなりショボイですよね。組み替え式デスクの出来損ないみたいな感じで。

しかしながらこのファゼル、品質もそうですが機能的にもいかにもオカムラらしい良い味を出しています。まず特徴的なのが、本棚の上半分を上下ひっくり返して乗せることができるのです(詳しくは上商品写真のリンク先参照)。そうすることによって単純に本棚の棚割りを変えることができるだけでなく、デスクを組み込んだり自在に並べたりすることができるのです。



まるで個別学習塾のようなコミュニケーションスタイル

基本的には組み替え式デスクというわけですが、もっとも特徴的なのはコミュニケーションスタイルではないでしょうか。まるで個別学習塾でチューターと生徒が向き合いながら学習するようなスタイル。もちろん一般家庭に置くわけですから親と子が向き合うわけですが、こういう感じは個人的にはキライではないです。

私がお邪魔するお宅でもしばしばあるんです。典型的な教育ママ&ガリ勉の子供というご家庭が。ライフスタイルの中心が学校と塾で、子供はひたすら本ばかり読んでいるというような。パソコンをしていると思ったらゲームやネットじゃなくてプログラミングだったり。

私が育った環境とはまったく違ったので最初は驚きましたが、子供は素直で、本気で、楽しそうなんですよねー、これが。そういうご家庭は明らかに他の家とは価値観が違う感じで、今回紹介したファゼルや同じくオカムラの「Kモデル(かげやまデスク)」なんかはモロに刺さるんだろうなーと思います。

そう考えると、オカムラって意外と「アリ」だなと思います。実はオカムラの考えている方向性が天才的すぎて、頭の悪い私には理解できていなかっただけなのかもしれないと思ったりします。

一昔前に一世を風靡した「のびでかデスク」という天板の奥行が拡張できるギミックも、参考書や資料集などを広げて勉強する天才児向けだったと考えれば、昔からオカムラの目指している方向性は一貫しているようにも思います。今回のファゼルを通じて、そんなことを思いました。

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