ちょうど1ヶ月ほど前にニトリが「デスクライト無し」の学習机を投入してきたのには驚きました。イトーキもデスクライトを無しにしたり、調色機能を省き始めたので、それは一種のトレンドなのかしらと思いました。
しかし、イトーキはともかく、ニトリはただ在庫のあるものから販売したかっただけなのかもしれません。
※すべて2020/04/07現在の仕様およびニトリネット税別価格
デスクラックワゴンセット(クロ)

出典:ニトリネット(以下同)
ニトリの新着商品を見ていたら、くろがね工作所の「クールボーイ」に似たカラーリングで、かつ上棚のない組み替え式デスクのようなものがありました。
確かに最近は上棚を敬遠する向きもありますが、それにしても本棚の下半分だけを残しているというのは面白い。そんな風に思っていたのですが、よくよく見てみると下棚にはくろがね工作所が特許を持っている「かわるんラック」が。そう、これは2021年度の新商品ではなく、2020年度の「クロN」でもなく、2019年度の「クロ」の上棚がないハンパ物だったのです!
ちなみに、商品説明を見ると、”勉強、読書等使用シーンに合わせて調整できる調光・調色機能付きデスクライト搭載。デスクライト連動スイッチ機能 コンセントBOX付きで、お子様が小さいうちは手元でON/OFF操作が簡単にできます。”と記載されていますが、写真と梱包サイズを見る限りデスクライトは付属していないと思われます。
なお、2019年度当時の「くみあわせですくクロ」は税別64,723円。上棚とデスクライト無しで同34,900円というのは、おねだん相当ですかねー。
デスクワゴンセット(ハイト MBR)
2019年度の商品と言えば、こちらもそうです。「デスクワゴンセット(ハイト MBR)」は2020年度の「天板昇降デスク ハイトN」(税別45,364円)ではなく、2019年度モデルの「ハイト」(税別46,204円)です。
しかし、押入用カートのようなキャスター付きの本棚もデスクライトも付いていません。それで税別21,900円というのはちょっと価格がハイトな気もします(笑)
商品説明で天板昇降機能が触れられていないのもちょっと不思議です。
デスクワゴンセット(DNS-SL LBR)
ハンパ物はまだまだあります。「デスクワゴンセット(DNS-SL LBR)」はいまやニトリでは見られない、ワゴンに天板昇降機能が付いたデスクです。それもそのはず、こちらは2020年度モデルの「DNS-G」(税別36,273円)でも、2019年度の「DNS-C」(同36,945円)でもなく、2018年度の「くみあわせですくDNS-SL」(同36,945円)から本棚とデスクライトを省いたものなのです。
それで税別14,900円ということですが、ワゴン天板リフティング機能は今やレアな存在なので、手頃な価格と相まってこれはなかなか魅力的と感じる人が多いかもしれません。
デスクワゴンセット(JDN-16H)
次のもスゴイですよー。なんと2016年度モデル、「くみあわせですくJDN」(税別55,463円)の本棚とデスクライトがないバージョンです。
これの何がスゴイって、まず引出しの前板がツートンカラーなんですね。もともとは何色かパターンがあったはずですが、今回はピンクとネイビーの2パターン。当時はランドセルにツートンカラーが登場して、学習机にもその流れが来るかとウワサされたものでした。
もうひとつ、JDNは「幻の学習机」だったんです。先にニトリネットで販売が開始されたものの、カタログには掲載されず、店頭からもすぐに撤去されてしまいました。おそらく某大手メーカーの特許に触れてしまったのだと思います。そのため、今回は本棚なしでデスク+ワゴンのセットとなっているのかもしれません。
ともあれ、価格は税別19,900円ですか。個人的には天板サイズが一回りコンパクト(960×550mm)でも、ワゴンに天板リフティング機能が付いた先の「DNS-SL」のほうが魅力的に見えます。
本棚下段(YNF-EL LBR/BL)
デスク本体+ワゴンだけでなく、こんなハンパ物もあります。「本棚下段(YNF-EL LBR/BL)」は2017年度「くみあわせですくデラックスYNF-EL」(税別46,204円)の本棚下台のみというもの。
「組み替え式デスクの本棚の下台のみなんて買ってどうするの!?」と思われるでしょうけど、これで税別2,990円ならカラーボックスを2つ買うよりも割安感があるかもしれません。完成品のはずですし、棚板は可動式、おまけに側板にはフックも付いてますからねー。
なお、同様のものには他にも2019年度の「くみあわせですくDNS-C」の本棚下台のみ「本棚下段(DNS-C WW/PU)」(税別2,990円)、同じく本棚上下段「本棚上下セット(DNS-C)」(同7,980円)があります。
今回ご紹介したニトリの商品はいずれも終売モデルのハンパ物ではありますが、ニーズによっては魅力的に映ることもあるかもしれません。価格は絶対値で見れば安いですし、買って損をするということはないでしょう。
個人的には冒頭でご紹介した上棚なしの「クロ」がツボでした(笑)上棚なしのL型デスクというのは、これは普通に売り出してもニーズがあるんじゃないかと思います。2021年度の新作デスクとして発売してもらいたいくらいですね!
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