ニトリ×くろがね「ラティック」もどき!ユニットデスクRP-NT19C

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今年はインテリア業界で「DIY」と「インスタ映え」がもてはやされました。これまでもDIYがちょっとしたブームになることはありましたけど、今年は本当にガチで、ホームセンターにもそれらを意識した売場ができたり、そういった要素を織り込んだ家具が発売されました。

くろがね工作所が2019年度の新作モデルとして「ラティック」(下写真)を投入したときも驚きはしましたが、その延長線上だと考えれば理解できました。

しかし、くろがね工作所がその新商品に似たデスクを早速ニトリに持ち込むとは思いもしませんでしたねー。

 

ニトリ×くろがね工作所・ユニットデスクRP-NT19C

ニトリの「ユニットデスクRP-NT19C」は誰がどう見てもくろがね工作所のラティックです。もちろん、作っているのはくろがね工作所ですが、いくつかの点で違いが見られます。

まず、くろがね工作所のカタログ掲載品のラティックは組み合わせが自由に選べるセレクトタイプですが、ニトリ版はデスク+LEDデスクライト+キャビネット(ワゴン)+パネル+トレー+タブレット台+書棚がセットになっています。

また、プロパーはアルダー無垢のウレタン塗装でナチュラル系1色ですが、ニトリ版はMDF合板で上写真のミドルブラウン色(RP-NT19CD)とホワイトウォッシュ色(RP-NT19CW)が用意されています。



価格はプロパーの半値近い69,900円

くろがね工作所のラティックをニトリ同様の組み合わせにすると、軽く10万円を超えます。この価格帯はコイズミファニテックやイトーキですらカリモク家具や浜本工芸といった国産勢に競い負けて撤退したくらいなので、個人的にはかなり厳しいと思います。

一方、ニトリ版は材質をMDFにグレードダウンするなどして、プロパーの半値近い税込69,900円という価格を実現しました。しかしながら、ニトリで6万円台の学習机と言ったら高価格帯です。いくら書棚付きとは言え、ちょっと売れる気がしません。

今回、新商品と同じ形のデスクをいきなりニトリに投入したくろがね工作所もスゴイですけど、まだ海のものとも山のものとも分からない新型デスクを受け入れたニトリもスゴイと思います。

それほど魅力的だったのでしょうか。私にはちょっと分からないんですけど(苦笑)

 

ともあれ、2019年度もくろがね工作所の学習机が登場してホッと一安心です。というのは、2019年度はくろがね工作所がニトリから撤退するのではないかというウワサがあったからです。

ニトリでもカラーデスクの人気がなくなってきて天然木デスクにシフトしていっています。一方で、くろがね工作所の強みはあくまでカラーデスク。ニトリとしては自社企画のカラーデスクもあるので、もうカラーデスクを受け入れる余地はありません。

それで、ニトリから「くろがねはん、どないしますねん?」と言われてラティックのMDFモデルを投入するということになった…という感じでしょうか。

ともあれ、コイズミファニテックからはスタディアップデスク風の「ODL-536ANWT」、イトーキからはウットフォークもどきもどきの「APD-1」、そしてくろがね工作所からはラティックもどきと、大手メーカー各社から木目調デスクが出揃いました。昨年度までは各社ともカラーデスクを送り出していたことを考えると、今年度は大きな節目と言えるでしょう。

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