近年、学習机を購入するタイミングは多様化しています。
一昔前なら、小学校入学を控えるタイミングで購入するのが当たり前でした。教育熱が高いお宅は秋頃、多くはクリスマスから年明けに掛けて購入するというのが一般的で、入学式に間に合わない事態が発生するというのは絶対に避けねばならないという風潮がありました。
ところが近年は、早い人は幼稚園児の段階で検討を始め、逆に中学生または高校生になってから購入するというケースも決して珍しくありません。学習机の購入は月単位だけではなく、年単位で多様化しているのです。
そんなわけで、未就学児童向けの学習家具のラインナップも増えてきています。イトーキの「よみたな」、浜本工芸の「No.70デスク」、飛騨産業の「キッズファニチャー」などが代表格と言えるでしょう。
正直言って、私はその市場を過小評価していたようです。ニトリまでもが未就学児童向けの学習家具を扱い始めたということは、その証拠と言えるでしょう。
ニトリ・デスク付きラック「マス」
ニトリが2018年度に投入した未就学児童向けと思われる学習家具は、デスク付きラックの「マス」です。幅73cm×奥行34cmの文机と、おもちゃなどを放り込めるキャスター付きボックスがセットされたオープンラックがセットになった商品です。
この文机はお絵描きテーブルとしては十分かもしれませんが、いかんせんコンパクトなので本格的に勉強するには不十分なサイズです。しかし、小学生以降も合理的に使える仕組みを備えています。
デスクを積み重ねできる!
なんとこちらの商品、デスクをラックの上に積み重ねて使うことができるのです。積み重ねた状態の高さは120cmですので、天板の上に教科書類を並べることも可能なサイズとなります。
ただ積み重ねることができるというだけの話とは言え、文机を捨てる必要がなく合理的と言えるのではないでしょうか。
ニトリのカラボ収納ボックスが使える
しかも、前述の写真のように「カラボにぴったり収納ボックス」と「専用引出しレール」を組み合わせて使うことができる点も合理的です。レールを使わなくても、棚にピッタリ合うサイズのボックスが用意されているというのは便利ですね。
学習机評論家としてはともかく、収納のプロとしてはキライではない感じです(笑)少なくとも、投げ込み収納がしやすいキャスター付きボックスは未就学児のオモチャの収納に最適と言えます。
デスク付きラック「マス」の天板材質はカタログではプリント紙化粧繊維板となっている一方で、ホームページでは合成樹脂化粧繊維板となっています。合成樹脂化粧繊維板はいわゆるポリ合板のことではないかと思うんですけど、実物を見た感じではいわゆる強化プリント紙ではないかと思います。
いずれにせよ、これで税込14,900円だったら、未就学期から小学校中学年くらいまで5年くらい使えば使い捨てにしても惜しくない感じではないでしょうか。奥行が34cmありますから、教科書以外の学用品の収納にも便利なサイズです。
ニトリも注目する未就学児向けの学習家具。果たしてこれからも市場が広がっていくのでしょうか。
【コメント】 皆様からご質問・ご意見など
いつもいろいろな記事を、楽しく見させていただいてます。今回のトピックとは、関係がないのですが、先日イトーキのジョイカラーネオを購入しました。姉はニトリバージョンのパープルにして、弟はHU型のネイビーにしました。背中合わせで配置したところ、統一感があっていい感じになり、とても満足のいく買い物となりました。ライトについてなのですが、ニトリの方にはL-77がついており調色機能があり、HU型の方はL-51esがついており調色機能はありませんでした。それぞれ良いところがあり、ますます、どちらを選ぶのか迷ってしまいそうですね。
イトーキが好きさま
はじめまして^^
私もイトーキの学習机が大好きです♪
2018年度登場のジョイカラーネオは本当に良いカラーリングですよね!
そして、HU型、HY型、NY型(ニトリ版)、それぞれ個性があって素敵です。
お姉ちゃんはニトリ版のパープル、弟くんはHU型のネイビーというチョイスは、それぞれの個性を確認できて、しかもトータルでのまとまりがあって本当に良いと思います^^
ってゆーか、HU型のデスクライトL-51には調色機能が付いていなかったんですね!
てっきりL-52とは色が違うだけだと勘違いしておりました(汗)
教えてくださりありがとうございます^^
⇒訂正させていただきました
イトーキ・ジョイカラーネオ「HU型」vs廉価版「HY型」vsニトリ版「NY型」比較