くろがね工作所は大阪市に本社を置く中堅オフィス家具製造販売業。
戦後、3輪トラックを製造していた「くろがね」(東急くろがね工業)とは関係ありません。また首都圏で展開している「ホームセンターくろがねや」とも関係ありません。
くろがねの学習机の特徴を一言で言うと、「地味」。10年以上くろがねの学習机を見ていますが、ワクワクするような感動を覚えたことがありません。
くろがねの学習机の一部モデルには今もキャラクターの入った時間割表のようなものが付いていますが、昔は本当に「マリオじゃなきゃヤダ―!」という子供だけに助けられてきたように思います。最近も同じようなところがあり、ブランド力に助けられながらマニアックな子供にのみ受け入れられているような感じすらします。
ただ、くろがねの学習机は2015年度は他社とは異なりほとんど値上げしていませんので、ちょっとお値打ち感はあるのです。また、品質も決して悪くありません。
くろがねの学習机はニトリでも販売されていて、さすがにニトリの低価格帯のオンパレードの中では、くろがねの学習机は高価格帯となってしまうのですが、それでも「有名メーカーだから高い」という印象はなく、十分に戦えるだけの風格があります。実際、ニトリでもそれなりには売れているんじゃないでしょうか?
上がニトリ仕様のCD-NT、税込69,900円、下がカタログ掲載品のCD-D15W、税込72,800円。
ちなみにニトリで販売されているコイズミ版くみあわせですくは税込74,900円です。
価格だけで比べると分かりにくいかもしれませんが、使用している材質などを比較すると、くろがねのほうが安いとまでは言いませんが値段相当の質感があることが分かるはずです。
くろがねは結構頑張っていると思うんです。企業努力で値上げを踏みとどまりましたし、LEDデスクライトは調色&調光機能付き&3ツ口コンセントボックス付きでお値打ち感がありますし。材質や品質も決して悪くありません。
ただ機能的には保守的というか、いつも他社に後れを取る傾向があり、デザインもイマイチ。形も似たり寄ったりなものが多くて消費者を困惑させます。おまけにカタログの作り方も残念な感じ。「おしい!」と言いたいところですが、ただただ「もっと頑張れ!」と言うのが精一杯な現状です。
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