ここのところ連続でコイズミファニテックの新シリーズ「スタディアップデスク」関連の記事をお送りしていますが、やっぱりこれほどの大型商品はいじり甲斐があります。調べれば調べるほど興味深いし、よくできていると感心してしまいます。
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今回はそのコイズミファニテックのスタディアップデスク用に開発された木製チェア「bisc(ビスク)」、これについて詳しく紹介したいと思います。
リビング置きに最適化された「bisc(ビスク)」
「bisc(ビスク)」は2016年度、スタディアップデスクの発売に合わせて用意された木製チェアです。今までの木製チェアとの違いを一言で言うと、リビングに置くのに最適化されているということ。リビングに置くのにふさわしいデザイン、そして奥行がコンパクトでスタディアップデスクにセットしてもあまり出っ張らないように配慮されています(従来比で最大約30~80mm奥行が短い)。
座面奥行2段階調節
ビスクが単にリビングに置くのに適したチェアなどと侮ってはいけません。椅子を引くときはキャスターのはたらきでスムーズに滑り、座るとキャスターが沈み込んで安定する「コロピタキャスター」が内蔵されていることはもちろん、学習用として十分な機能を備えています。
スタディアップデスクは足元に棚をセットした場合に脚が窮屈に感じる可能性があります。でも座面に奥行が無さすぎると子供が大きくなったときに座り心地が悪いし、奥行が十分すぎると子供が小さい間は深く腰掛けることができず背中と背もたれの間に空間が空いてしまいます。そこでビスクは前後3cm2段階に座面の奥行を調節できるようにしています。
足置き高さ3段階調節
前述の通り、スタディアップデスクは足元に棚をセットした場合に脚が窮屈です。従来の学習机であれば天板下に十分な空間があるため膝の角度である程度座り心地を調整可能ですが、天板下の空間が限られているスタディアップデスクの場合はそれができません。そこで、従来の学習机では基本的に足置きの高さは2段階しか調節できなかったのですが、ビスクは足置きの高さを3段階調節としています。
足置きの高さが3段階に調節できると、膝の角度を調整することで対処しなくても膝から足裏までの距離を最適に保ち、安定して座ることができます。ここまでちゃんと考えて作ったのは、さすが学習机最大手のコイズミファニテックだと感心します。
アルフにはビスクがオススメ
ただし、良いことばかりではありません。従来の木製チェアは奥行4段階調節。つまり本来的には、子供の成長に合わせて椅子を最適な状態に保つためにはそれくらい調節可能な範囲が広いほうが良いということです。従来の木製チェアは前脚がカーブした形状のため、狭いところでも横から滑りこむように座りやすいというメリットもあります(新入学児は足が床に着かないため座ってから椅子を引くことができない)。見た目よりも子供が安定して座りやすいことを重視するなら、従来の木製チェアをセットしたほうが良いと言えるでしょう。
幸い、ビーノ、プレオ、レイクウッド、オルレア、デコプリには、従来型の木製チェアが用意されているので、そちらをセットすることが可能です。アルフにも従来の4ステップチェアやビーノチェアまたはレイクッドチェアをセットすることも可能ですが、アルフはビーチ材なので同じビーチ材のビスク・ビーチタイプを組み合わせたほうが見た目を損なうことがなくて良いと思います。
いずれにしても、実際に座ってみないと分かりません。布、ソフトレザー、板座の違いの好みもあるでしょう。学習机が決まったらいくつか椅子を組み合わせてみて、我が子に合ったものを選んでいただければと思います。
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