2016年度の学習机商戦もピークを越えた感じではありますが、ひとつどうしても気になることがあってコイズミファニテックのYさんにアポイントを取りました。
気になっていたことというのはズバリ、「スタディアップデスクってホンマに売れてるんですか?」ということ。昨年10月にお話をうかがったときは「滑り出しは好調」とのことでしたが、正直そんな風に思えませんでした。っていうか、学習机商戦自体が全然盛り上がっている感じがしないのです。
というわけで今回もコイズミファニテックのショールームにお邪魔して、商品部商品課のYさんにぶっちゃけトークをお願いしました。さらに今回はK副部長も加わって熱く語ってくれました!
※写真は2015年9月当時
2016年度学習机商戦を振り返って
収納マン:2016年度、コイズミファニテックはかなり良い感じで売場を確保していましたよね。かなり好調だったんじゃないですか?
Kさん:市場全体で見るとかなり苦戦を強いられたところが多かったと思いますが、おかげさまで弊社は売上ベースで前年度を維持する見込みです。
収納マン:え?コイズミファニテックでも前年並み?それじゃ他社はめちゃぐちゃ苦戦してるってことになりますよね。いったいどういうことでしょう?
Kさん:以前は入学式までに学習机を購入される方が圧倒的に多かったのですが、近年はいつでも良いと考えられる方が増えているようです。兄弟揃っての同時購入というケースも増えていますし、お子さんが入学してしばらく様子を見てから購入を検討されるということも多いようですね。
また、リビングダイニングで学習させるというお宅が増え、学習机は要らないと考える方も多くなっています。机を置かない代わりにランドセルラックなどを置くというお宅が増えており、そういったニーズが強く感じられます。
販売時期のピークは年始から入学式まで?
収納マン:こちらのブログでアクセス数の推移をみると、1月に入ってから4月初旬の入学式までがピークと思われます。実際の現場でもそんな感じでしょうか?
Kさん:確かにそうとも言えますが、以前ほど目立ったピークではなくなりました。4月、5月になってから「やっぱり買ったほうが…」という感じで購入される方や、お盆にランドセルを購入するのと同時に学習机を購入される方も増えています。
地域によって違いがあるものでしょうか?
収納マン:関東と関西では展開しているメーカーにも違いがみられます。販売量の差はともかく、売れる時期や商品に違いはあるのでしょうか?
Kさん:首都圏ではやはりコンパクトな学習机のニーズが強いですね。新商品のスタディアップデスクは他の地域よりも首都圏で大変好評でした。
スライドレールがスムーズになった!?
収納マン:ちょっと話が変わるんですけど、失礼ながらコイズミファニテックの引出しのスライドレールはあまりスムーズでないと思ってました。ところが今年度、あるデスクのスライドレールがスムーズになっているように感じられたので、片っ端からチェックしてみたんです。そしたら中国製モデルの引出しがスムーズになっていると感じました。仕様変更でもあったんでしょうか?
Kさん:芝谷さんはそうおっしゃいますけど、弊社のは割りとスムーズなはずなんですが…。もちろん仕様変更などはおこなっていません。しかもスライドレールはすべての学習机で同じものを使っています。
ただ、取り付けの精度が上がっているかと言われれば、そういうこともあるかもしれません。あれは本当にほんの僅かな誤差でスムーズでなくなることもあり得ますから。
収納マン:え?全部おなじスライドレールを使ってるんですか?プレオもCDシリーズも?じゃあちょっとここにあるデスクで確認してみましょう。(と言って3人で片っ端から引出しを開けたり閉めたりしてみる)
うわっ、本当ですね!CDシリーズもスムーズに開閉できてる!ちょっと今までに言ったことは撤回させてください。コイズミファニテックの引出しのスライドレールは全然問題なくスムーズに開閉できます!以前は確かにそう感じられたんですけど、少なくとも現在はどれもスムーズです。いやはや、海外の工場でもこれだけ精度良く家具が作れるということは本当に驚きです。
う~ん…販売状況はもちろん、スライドレールまで、コイズミファニテックは学習机市場で「最強」の名を揺るぎないものにしていってる感じですね…。こうなってくるともうツッコミどころがなくなってしまいます(苦笑)
次回は2016年度新商品のスタディアップデスクについて掘り下げて聞いていきたいと思います!
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