カリモク家具は愛知県に本社を置く日本最大の総合家具メーカーです。
リビングダイニング家具からベッド、和家具まで幅広く取り扱っており、日本一有名な国産家具メーカーと言っても間違いないでしょう。
カリモク家具は同じく本社を愛知県に置く自動車メーカー・トヨタ自動車に例えられます。その製品は一言で言うとソツがない。良くも悪くも上手に作っているという印象です。値引率も低く、ちょっと割高な印象はありますが、デザイン、品質、安心感の総合力が備わった製品を提供していると言えます。
そんなカリモク家具の学習机の最大の特徴は、学習机単体ではなく、トータルコーディネートを第一にデザインしていることです。
つまり、リビングダイニングに置いても違和感がない、子供部屋に置く場合にもトータルにコーディネートできるように各種家具が揃っている、などということですね。
それを示すもっとも特徴的なカリモク家具の学習机がユーティリティでしょう。
ユーティリティはその名が示す通り、もともとは主に寝室に置くためのユーティリティ家具がルーツ。ホテルの客室に置かれているカウンターデスクのイメージですね。
意外に思われるかもしれませんが、カリモク家具は学習机市場への本格的な参入は2000年頃の後発で、数年前までは同じく高級学習机で有名な浜本工芸などを攻略できていませんでした。しかしユーティリティのヒットで独自性を打ち出し、その後のボナシェルタのヒットに繋がったのです。
ボナシェルタはユーティリティと同じく、いわゆるユニット型デスクですが、LVL(単板積層材)という強度の高い合板を使用することにより、幕板なしでもデスク天板として十分な耐荷重性能を得るとともに引出を付けることを可能にした画期的なデスクなのです。
逆に言うとユーティリティは引出を取り付けられないことがデメリットですが、そのウィークポイントを解消したのがユーティリティプラスです。デスク天板の手前側だけ幕板なしで設計し、引出を取り付けられるようにしたのです。
ちなみにボナシェルタはカリモクの学習机で人気ランキングNo.1の商品で、カリモクの学習机全体の約50%を占めるそうです。ユニット型のデスクは他社も販売していますが、カリモクが一歩リードしていると言えるでしょう。
なお、カリモクの商品は多くの家具店で扱っていますが、全国にある20ヶ所のショールーム、アウトレット4ヶ所、および期間限定のデスクスタジオで学習机を見ることができます。ショールームでの直接販売はしていませんので、お近くの家具小売店舗を介して購入することになります。
↑カリモク家具・関西ショールーム
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