今年は例年に比べて1ヶ月も早く大手4社の新作デスク発表会があったのに、逆にデスクカタログの発行は遅れています。各社とも2018年度と比べてあまり変わり映えしないとは言え、気になっている人も多いことでしょう。
そんな中、イトーキのカタログをゲットしました。実はイトーキ、ホーム家具部門のホームページを見ると”2019シーズンのデジタルカタログは公開準備中です。”と表示されているのですが(2018/08/25現在)、イトーキHP総合トップページからカタログ一覧に進むと、2019年度デスクのデジタルカタログが既に公開されています。いやはや、大企業ともなると、なかなか横の連携というのは難しいものですね。
ともあれ、2019年度のイトーキの学習机に関しては展示会レポートで既報の通り。今回はカタログを見て初めて分かった、重箱の隅をつつくような話ばかりをお送りしたいと思います。

妖怪ウォッチが消えた!
2019年度はジョイカラーデスクがカタログから消えたため、当然ながらジョイカラーデスク用の妖怪ウォッチ前板セットも消えています。同時に、回転チェア(上写真)、デスクマット、デスクカーペットも、妖怪ウォッチを使った商品は一品残らず消えているのです。
イトーキが妖怪ウォッチを採用した当時は、展示会場で絶対に写真を撮らないように念押しされ、ひとたびブログで取り上げればアクセスが急増したものでした。当時、熱狂したウチの息子も、最近のシリアス路線に進んでしまった妖怪ウォッチにはまったく目もくれません(苦笑)まあ、ひとつの時代が終わったということでしょうか。
進学デスクが復活!

出典:ルームズ大正堂
妖怪ウォッチが消えた一方で、復活したものもあります。それは「進学デスク」というイトーキの登録商標で、「スクリプト」のページにバッジが付けられています。
この進学デスクというバッジが使われるのは、2013年度まで販売された「アルタイル」(上写真右)および「ポラリス」以来です。スクリプト、アルタイル、ポラリスともに、中高生をターゲットとしたちょっぴり大人っぽいデスクということで、過去のIP(知的財産権)を掘り起こして活用したということでしょう。
しかし、コストコオリジナル学習机の商品名「アルタイル」に続き、進学デスクの名称も復活するとは、何だか奇遇ですね。

そのほか、アーム式のLEDデスクライト「L-57WD」がカタログから消えました。搭載しているデスクがないのですから致し方なしでしょう。なお、価格については前年度と比較して変更はありません。
カタログのボリュームは前年度からさらに少なくなり、一時期のように読み応えのあるものではなくなってしまいました。その真意について展示会の際に質問したところ、「カタログのページの隅にQRコードを貼り付けているので、より詳しい情報はネットを参照していただければ」ということでした。まあ、確かにそのほうが合理的ですよね。
ともあれ、イトーキには「ヴァルコ」や「ウットフォークもどき」など、まだまだ隠し玉が期待できそうです。楽しみにしておきたいと思います。
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