2017年度は一旦カタログから消滅し、2018年度に再登場したイトーキの定番カラーデスク「ジョイカラー」の上棚ロータイプ。2018年度はただ再登場しただけではなく、商品名が「ジョイカラーNEO」となり、デザインも大幅刷新されました。
イトーキ・ジョイカラーネオ「HU型」
今さら言うまでもありませんが、イトーキのジョイカラーネオ「HU型」は従来のジョイカラーデスクの良いところはそのまま引き継いだ幅95cmのフリーワンタイプ(組み替え式)のデスクです。
従来のジョイカラーデスクは引出し前板全体がアクセントカラーとなっていましたが、ジョイカラーネオは引出しの引手部分のラインと上棚の背板がアクセントカラーになっており、子供の楽しみを奪うことなく中高生になっても子供っぽさを感じさせないデザインに仕上がっています。
2018/02/12追記:ジョイカラーネオ「HU型」付属のデスクライトL-51には調色機能が付いていません。
イトーキ・ジョイカラーネオ「HY型」
ジョイカラーネオにはカタログモデルの廉価版と言える「HY型」が存在します。カタログモデルの品番が「HU」から始まる一方、廉価版は「HY」から始まるかたちとなっています。
違いはLEDデスクライトのみ。カタログモデルがT型のL-52L-51なのに対し、廉価版はZ型アームのL-77となっているという違いです。シェード幅こそかたや800mm、かたや550mmという違いはあれ、いずれも3段階調色機能付きですので、「95cm幅だからシェード幅が狭くても問題ないでしょ」と考える方や、「やっぱり調色機能の付いたL-77でしょ」という方、「デスクライトのカラーもコーディネートできてカワイイ」と感じる方には、廉価版がオススメと言えます。※2018/02/12一部訂正
ちなみに、T型デスクライトを装備したカタログモデルとアーム型デスクライトを装備したカタログ外モデルは以前からも併売されていましたので、この取り組み自体は別に目新しくはありません。
ニトリ×イトーキ・くみあわせですく「NY型」
今回、ニュースとしてお届けしたいのはむしろコレです。ニトリで販売されている「くみあわせですくNY型」という学習机です。
ネイビー色の「NY-F0LBNY」とパープル色の「NY-F02PP」の2色展開となっているのですが、パープル色ってニトリだけではないかと思います。木部色だけならともかく、デスクライトまでニトリのためだけに専用カラーを用意したというのは驚きです。
※2017/12/16追記:ピンク(NY-F02MP)も追加されて3色展開となりました。
ほかにも違いがあります。まず、ワゴン天板がリフティング式ではなく固定式となっています。その代わりに引出し2段目が深くなっています。「リフティング式は要らないし、引出し2段目が深いほうが便利」と思う人には良いでしょう。
また、脚のデザインが違います。ジョイカラーデスクはパネル脚ですが、ニトリ版はコファーノのようなロの字脚です。個人的にはこちらのほうがオシャレに見えます。
それ以外のデザインについては基本的にジョイカラーデスクと変わりないのですが、分かりにくいところでスペックが若干異なるようです。専用お片付けトレーこそ付属しているものの、コンセントはなく、デスクライトも3段階調色機能を備えたL-77の代わりに3段階調色機能がない2016年度以前のL-76になっているのではないかと思われます。
さらに、ジョイカラーデスクならデスク天板奥行が520mmから650mmに拡張できるところ、ニトリ版は520mmから600mmに拡張できるまでです。この点は、ちょっと物足りなさを感じる人がいるかもしれません。
そういう仕様で価格は税込59,900円。カタログモデルのジョイカラーネオよりも2万円程度、廉価版ジョイカラーネオよりも1万円程度お安くなっているというわけですが、コンセント、3段階調色機能、デスク奥行拡張天板の大きさなどを考慮すると、「おねだん以上」と言うよりは「おねだん相当」かと思います(苦笑)
とは言え、決してニトリ版が割高になっているというわけでもありません。パープル色が良い、ワゴン引出しの2段目が深いほうが良い、脚のデザインが良いと感じる方が、ニトリ版を選ぶというのはアリだと思います。
一方で、やっぱりワゴン天板リフティング式が良い、天板奥行が最大650mmになるほうが良いと考える方には、カタログモデルまたは廉価版がオススメと言えます。
なかなか悩ましい選択肢を用意してくれるものですね(苦笑)でも個人的にはこういう品揃えは良いと思います!
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