私は基本的に、学習机は地元の家具販売店で買うべきだと思っています。学習机に限らず木製家具はどうしても配送および設置時にキズが付くなどのトラブルの可能性があり、それを担保できるのは地元で信用を築いてきた家具販売店だけだと考えるからです。
しかし、理想と現実は必ずしも一致しません。地元の家具販売店なら100%安心とは言い切れないですし、他に競合する店がないのを良いことに胡坐(あぐら)をかいた商売をしている店もあります。また、いまはネットの時代ですから豊富な情報を簡単に入手できるので、ネットでその存在を知った学習机を地元で買おうと思っても取り扱いがないということもしばしば起こります。
ですから、ことの良し悪しの是非はともかくとして、消費者にとっても販売店にとってもメーカーにとっても、インターネットによる学習机の販売はもはや必要と言える時代です。難しい問題はいろいろありますが、これも時代の流れですから、やらなければならないのです。
Amazonが堀田木工所の学習机の販売を開始
大手ショッピングセンターのイオンで学習机の販売をするなど革新的な動きを進める堀田木工所が、今度はアマゾンでも学習机の販売を開始しました。
より正確に言うと、2015年2月頃からアマゾンが堀田木工所の学習机を販売していた可能性もあります。ただ、アマゾンが「大型家具・家電おまかせサービス」を開始したのは2016年12月2日からのことなので、その時点ではまだアマゾンが堀田木工所と直接取引をしていたのではなく、マーケットプレイスでの第三者による販売であった可能性が高いのではないかと私は勝手に思っています。
少なくとも本格的にアマゾンが堀田木工所の学習机を販売開始したのは2017年2月からと見て間違いないと思います。
小島工芸は2011年頃から販売開始?
先ほど申し上げたことと一部で矛盾を生じるのですが、堀田木工所よりも先に、アマゾンは2011年7月頃から小島工芸の家具を販売していたように見えます。小島工芸の家具はそもそも取扱店があまり多くなく、ネットに進出しやすかったという背景も影響していたのかもしれませんが、私は先進的で結構なことだと思います。
ほかにも、2016年9月頃からオカムラのラポールをアマゾンが販売していますし、イトーキの学習机も2016年11月頃からアマゾンが販売しています。
今までなら、ネット販売をしていない家具販売店は、抜け駆けしてネットで販売している競合店にケチをつけていれば済んだわけですが、これからはネットの巨人アマゾンと真っ向勝負をしなくてはならないわけです。もはや時代錯誤の家具屋の論理は通用しません。
そして、この流れはもはや変えられないでしょう。小島工芸、オカムラ、イトーキ、堀田木工所に続いて、続々と家具メーカーがアマゾンとの直接取引を始めると思います。
正直言って、組立式&輸入品の学習机ならともかく、完成品&国産品の堀田木工所の学習机をアマゾンで販売&発送するというのは、かなりのチャレンジです。もしこれでうまくいかなかったら「やっぱり家具は家具屋で」となると思いますが、逆に特に問題がなければ「家具もアマゾンで」という認識が一般化するでしょう。
この緊迫した状況に際してまだ様子見をする家具メーカーは、たぶん潰れるでしょうね。かなりの劇薬ですが、アマゾンが本格的に家具の販売を始めたことは、私は良かったと思います。
【コメント】 皆様からご質問・ご意見など
こんばんは。
先日、次男の学習机購入に関してコメントした者です。
上棚やワゴンの必要性を問うたのは、Amazonで机本体が購入できる事を知っていたからかもしれません。
楽天よりも最近はAmazon贔屓の私なので、何か欲しい物がある時はとりあえずAmazonで検索します。
堀田のダックを本体だけ購入して、後々追加していってもいいかな?(この考えは直ぐに消えましたが)
なんて考えました。
結局、週末に地域一番の家具屋(といっても品薄でした)へ行き、
イトーキ リーモベーシックタイプを79800円で購入しました。
値切ろうかとも考えましたが、デスクマットとカーペットとポールハンガーがついてきたのでやめました。
入学前に配達してもらえそうです。
クオーレもあったんですが、上棚の高さを変えられ、机上に教科書を並べることができるリーモを選びました。
家具屋に行くまでは、ヒカリサンデスクのレンの方にしようかなと思っていたのですが…なので予算オーバーですが納得いく物が買えました。
配達されるまでに、机が置ける環境を整えてあげようと思います。
たかはしさま
たかはしさんは堀田木工所の学習机をamazonが販売していることに既にお気づきでしたか~。
リフォームまで扱っているくらいですし、本当にアマゾンで買えないものは何にもない感じですね^^
それはともかく、イトーキのリーモ・ベーシックタイプに決まりましたか!
調色式のデスクライトが付いて、さらにデスクマットとカーペットとポールハンガーがついてそのお値段ですから、これはお買い得だと思います♪
この時期に発注して入学式の前に届けてもらえるのもラッキーでしたね!
それまでに学習机を置くスペースを作るのにまだ1ヶ月弱ありますね。
頑張ってください!^^
初めまして。こんばんは。
いつも読ませて頂いて、娘に机を買う参考にさせていただいです。
ようやく、リーモ、アロン、ビーノにしぼりました。娘はリーモの引き出しの中の仕切りが気に入ってるのですが、実際必要なものでしょうか?
私はデスクライトはコイズミさんが良いので、ビーノか、アロンがいいなあと意見が分かれ悩んでおります。
があこさま
はじめまして^^
コメントの承認および返信が遅くなったために、2度もコメントを投稿してもらってスイマセン。
候補はリーモ、アロン、ビーノに絞られましたかー。
これはなかなか悩ましいですね。
リーモの仕切り(お片付けトレー)は良いですよ。
学習机に標準搭載されているものとしては最強と言って間違いないです。
引出しに文房具を収める場合は、空き箱や100均のプラ箱で仕切るのが一般的ですけど、なかなかちょうど良いサイズのものを見つけるのって難しいじゃないですか。
また、そのときは良くても、収めるモノが変われば、箱を変える必要があります。
イトーキのお片付けトレーはサイズがピッタリ合っているだけでなく、仕切り板の位置を変えることができます。
これができるのはイトーキだけなんですよね。
もちろん、どんなサイズの文房具にでも対応できるというわけではないので絶対とは言えませんが、一般的には学生が使う文房具を収めるならほぼ問題ないと思います。
リーモにもコイズミファニテックのECL-357(SCL-357)は取付可能ですが、リーモ・ベーシックタイプに付属しているL-77でも十分だと思います。
そのほか、使い分けフック、正面からプラグを抜き挿しできる3口コンセントボックス、天板面を広く使えるブリッジ型の上棚、A3対応ロングワゴン、奥行60cmのデスク天板面、価格がお手頃という点が、リーモを選ぶメリットです。
一方、ケユカのアロンを選ぶメリットは、オーク無垢で質感が良く、キズも付きにくく、デザインも素敵なところがもっとも大きなポイントでしょう。
ほか、リーモよりも横から座りやすい脚形状、丈夫なフルスライドレール、ワゴン天板が無垢、リーモよりもコンパクトな奥行、といったところでしょうか。
アロンはシンプルで長く使えるものというイメージにはピッタリでしょう。
ビーノを選ぶメリットは、ワゴン天板をリフティングか固定かで選べる、その他のサイズや組み合わせも選べる、ランドセルハンガー、丈夫なフルスライドレール、天板奥行60cmでゆったり、というところでしょうか。
価格的にもアロンに比べるとお手頃ですよね。
機能性で選ぶならリーモかビーノ、それよりもデザイン性重視ならアロンといったところだと思います^^
あとは椅子との組み合わせも検討材料に加えていただければと思います。
お忙しい中、とても分かりやすいアドバイスありがとうございます。
入力の仕方が悪かったのかと思い2回も入れてしまい、すみませんでした。
私も木の質感やデザインは、アロンが1番好きで。しかし、使うのは娘ですし、機能性を重視すべきかなという所で迷ってる所でした。
椅子は、机と揃えて買うか、バランスチェアを買うか検討中です。
娘は120cmなので、大人用はまだ早いから、バランスイージーの方が良いかなと思っていて。
バランスチェアの現物が見つからなくて、決まりません。通販しかないのでしょうか?
があこさま
ケユカのアロンだとチェアは4本脚が基本ですが、ニノスのチェアを合わせる方もいらっしゃいます。
イトーキのリーモとコイズミファニテックのビーノは、通常セットされるのはキャスター付きですね。
アロンのチェアだと脚の裏にフェルトを貼ればフローリングの上でも使用可能です。
キャスター付きのチェアは基本的にデスクカーペットまたはチェアマットを敷いたほうが無難でしょう。
国新産業のバランススタディも、カーペットを敷いたほうが無難かなーと思いますが、敷かなくても大丈夫のような気もします。
サカモトハウスのバランスイージーも同様ですね。
なお、バランススタディの取扱店はコチラからご確認いただけます。
バランスイージーの取扱店はコチラ。
個人的には、バランススタディのほうが良いと思いますけどねー。