ベーシックデスク、つまり学習机らしい形で、組み替え式や天板昇降式などの凝った機能のないものの中で、もっとも優れた学習机をひとつ選ぶとしたら、私は迷わず、浜本工芸のNo.07デスクを挙げます。
以下に、浜本工芸のNo.07デスクが素晴らしい点を列挙しましょう。
- 国産
- 高級家具材であるナラ材の中でも最高品質と言って良い等級のものを使用
- ナラ材専門の総合家具メーカーである浜本工芸が製造
- 婚礼家具のようにスムーズな開閉ができる上質の引出
- 引出内部材はファルカタ(洋桐)ではなく本桐
- 天板の表面硬度が非常に高いUV塗装
- 本体引出の底を保護し、デスク本体を頑丈にもする、大底(おおぞこ)
- 椅子を引けない新入学児も横から座りやすい脚形状
- 収納力の大きい足元棚
まあザッとこんなところでしょうか。もしこれを超えるベーシックデスクがあれば見てみたいものだと思うほどに文句の付けようがない出来栄えです。
強いて文句を付けるとしたら、「安すぎるでしょう、浜本工芸さん!」ということくらいでしょうか。もちろん、絶対値としては非常に高価なものですが、これだけの素晴らしい材料を使って、これだけ丁寧に作り込まれていてこの値段というのは、ほとんどダンピング(不当廉売)と言って良い価格設定だと思います。

【2024最新】定番デスク徹底分析!浜本工芸「No.09デスク」
定番デスク徹底分析の第3弾は浜本工芸の人気No.1デスク「No.09デスク」をピックアップします。カリモク家具の「ピュアナチュール」によく似ていることから「ハマナチュール」などと呼ばれることもありますが、デスク本体に引出しが2杯付いていてコスパが良いことなどが人気の秘訣です。
コメント 皆様からご質問・ご意見など
収納マンさま
お久しぶりです。
息子の為に3年前に浜本工芸NO.12かカリモクのピュアナチュールで散々悩んだ挙句、浜本のNO.12と昇降袖A(机の隣に並べています)を購入した者です。
その時は色々とアドバイス頂き大変お世話になりました。
日々、浜本の楢材の素晴しさを実感している次第です。
今回は娘が2016年小学校入学ですので、早々と検討中でまた、アドバイスいただきたくコメントしました。
当時無かったこのNO.7の110CMを第一候補に考えています。今回は袖は昇降なしにして、パネルは60CM、ライトは浜本の調色C3763までは決定していますが、椅子をどうしようかと悩んでいます。浜本では好みのがないので、カリモクのクレシェと合わそうかと思っていますが他にお勧めあればアドバイスをよろしくお願い致します。(^v^)
迷い人さま
お久しぶりです!お元気でしたか?^^
2012年度に浜本工芸のNo.13デスクにNo.85移動袖Aの組み合わせを購入された迷い人さんですね!昨年度に同じ「迷い人」さんがいらっしゃったので「あれ?」と思って確認してみました^^;
当時、下のお子さんがまだ2歳前だったということですからいま5歳前ですか。早いですねー、本当に子供の成長って(笑)この春にでも購入されるんですか?
2015年度のNo.07デスクの形は2013年度の登場ですから、2012年度当時はまだなかったんですね。No.07デスクはすごく良いと思います^^
さて椅子の件ですが、息子さんはDSC-4004、2015年度で言うとDSC-4104の形にされたんですよね?お揃いの感じだったらDSC-7104かなと思うのですが、お好みではないんですね・・・。あと、当時ピュアナチュールとで悩まれていたときは4本脚の椅子(TX0611)を検討されてましたが、DSC-6004ではやっぱりダメなんですよねー?
もちろん、XT2401クレシェが悪いということではないです。これはやっぱり学習椅子としては最高ですよ!座り心地は良いし、軽いし!ただ、色、素材、デザインが微妙に違うのが、まあメーカーが違うんですから当然なんですけど、そこがちょっと悩みどころですよねー。
あとは素材などが合いそうなのって言ったら飛騨産業くらいですけど、クレシェ以上に微妙に違いますし、別に機能的に優れているわけでもないので、やっぱりクレシェが一番良いのではないでしょうか?
収納マンさま
返信ありがとうございます。
覚えてくれてたなんて感激です\(◎o◎)/!
ブログを拝見してみると同じ迷い人さんがいましたね。皆さん迷っているんですね~(^_^.)
当時は下の子がまだ2歳前だったので、浜本のno.13にして正解だったと思います。やっぱり机に登ったりしてひやひやしましたが高さが低いので安心できました。
さて椅子件ですがはま
迷い人さま
あれ?肝心の椅子の件が・・・また続きのコメントをお待ちしておりまーす^^;
収納マンさま
途中で途絶えてしまったままで永らく返信できず申し訳ございませんでした。
(^_^.)
椅子は浜本には好みのものが無いので、暫くは手持ちのE-TOKOチェアーを使用
しておこうと考えています。
NO.7一押しでしたが、最近は収納マンさまのおススメ2015年新作セミナエースにも興味をもっています。
まだまだ迷い人から抜け出せません(^_^.)
迷い人さま
おひさしぶりです!
謎のコメントオチから半年ぶりのご登場、うれしいです^^
迷い人さんはなかなかに椅子にウルサイ人ですね。家具好きは椅子好きと言って良いほど、椅子にこだわりがある人が多いですから、きっと迷い人さんはかなりこだわりがあるんでしょう。
そこに来て、カリモク家具のセミナエースとはさすがお目が高い!線が細いので、実際にモノを置いた状態でバランスを保つのはなかなか難しいかもしれませんが、椅子にこだわりのあるような人なら絶対にビビビッと来るデザインですよね。
まだまだ2016年度学習机シーズンは始まってすらいません。じっくりご検討いただければと思います^^
初めて質問させていただきます。
現在4歳の娘がおり、小学校入学までは2年弱あるのですが、増税前に学習机を買いたいなと思い、検討しています。
最初は、なるべく安くてシンプルなものでと考えていましたが、こちらのブログを拝見し、考えを改めました。学習机を選ぶには、引き出しやキャビネット、上棚、脚の形状など、大事な要素がたくさんあるのですね。
今のところ、浜本工芸のNo.7か47、カリモクのスパイオキッズ、イトーキのリーモとポルクあたりが良さそうだと感じています。
理由としては、No.7と47は脚形状が良いこと、スパイオキッズは天板の拡張が便利なこと、リーモは近所のシマホで実物を見て良さそうだったこと、ポルクは単純に見た目が好みだったことです。
まとまりのない文章ですが、何かアドバイスいただけるとありがたいです。ちなみに学習机はダイニングかリビングに置く予定で、下の子の分も同じものを買って統一感を出したいと考えています。
むにむにさま
はじめまして^^
浜本工芸のNo.07デスク、No.47デスク、カリモク家具のスパイオキッズ、イトーキのリーモにポルク。
どれも私の好きな学習机なので迷ってしまいますね^^;
候補として挙がっているものから推測すると、リーモやポルクはフリーワンタイプではなくベーシックタイプ(棚付デスク)ですよね。
リーモは2017年度はおそらくセレクトタイプとして販売され、ベーシックデスクの形にすることはできると思いますが、価格が気になるところですよね。
あまり価格が高くなってしまうと、国産の浜本工芸かカリモク家具のほうがお得感がありそうです。
ポルクは2017年度、棚付デスクが残るかどうか微妙な感じがします。
2015年度からの在庫を引きずってしまいましたからね。
ともあれ、すべて2017年度も継続される前提で言えば、やっぱり決め手となるのは使用イメージかなと思います。
No.07デスクの場合、足元棚があるので、就学前に読んでいた本などを収納するのに便利そうです。
上棚はやや安定感に欠けますが、それなりにモノは置けそうかなと思います。
No.47デスクはコストパフォーマンスに優れますが、必要最小限の教科書類をブックエンドのところに置くようにして、それ以外は本棚に収めないと、天板面が狭くなってしまうのがネックです。
スパイオキッズは上棚に関して言えば、No.07、No.47と同じようなことが言えます。
リビングに置くにしろ、子供部屋に置くにしろ、天板拡張ギミックが使えるかどうかは部屋の広さ次第でしょう。
リーモのベーシックタイプの場合、もっとも学習机らしく使い勝手は良いと言えます。
ただしリビングダイニングに置いた場合にはどうしても圧迫感を感じてしまいます。
ポルクはリーモに似たスタイルですが、デザイン重視のため使い勝手はリーモに劣ります。
上棚の黒板の部分がちょっと使いにくく、袖引出しが1杯少ないです。
以上、ちょっとネガティブな点を先行させてしまいましたが、何が良いと言うよりはやっぱり実際に置いてみた感じ次第ではないかと思います。
他に棚などを置く余裕があるか次第といういところもあるでしょう。
まだ時間がありますので、ゆっくりご検討いただければと思います♪
早速コメントいただきありがとうございます!非常にわかりやすくとても参考になります。
No.7は足元の棚があることで収納力アップですね。予算度外視ならこれがいいなと個人的には思いました。(でも品質的には安いくらいなんですよね^^;)
No.47は上棚の形状的に確かに教科書が天板に直置きになりますね。
スパイオキッズは、天板拡張を有効に使おうとするなら、リビングダイニングの家具の配置を考えないといけません。ただ、最大150センチまで幅が広がるのはメリットかなと感じます。キャビネット袖固定といのが使いにくいかな?というのは気になりますが。
リーモは確かにリビングに置くとなると(しかも2台)なかなかの圧迫感かもしれません。ポルクは見た目は好きですが、袖固定だし候補から外れそうです。
おかげさまで少し考えが整理できてきました。追加で二点伺えればと思います。
一点目が、天板の大きさについて、スペースに余裕があれば大きい方が良いと思われますか?それとも幅は100あれば充分とお考えですか?
二点目が、キャビネットは可動式の方が便利ですが、固定でも不便で困るというほどではないのでしょうか?子どもによるのだとは思うのですが。
追加で質問してしまいすみません。よろしくお願いします。
むにむにさま
天板の大きさについては、以前にも書いたように、幅100×奥行60cm以上あることが理想的です。
【参考】学習机の天板サイズはどれくらい必要?実は1000×600mmで十分!
ただ実際のところ、天板の縁ギリギリまでノートを置くわけではないので、受験勉強などを考慮すれば奥行は広いほうが理想的です。
幅は袖ワゴンを引き出すなどして拡張可能ですが、奥行の場合はそうはいきません(浜本工芸No.32デスク、ヒカリサンデスクKコンパクトなど天板拡張デスクのぞく)。
一方で奥行が広いほうが本格的に勉強するには便利なものの、リビングに置く場合は圧迫感を感じる可能性もあります。
また、幅はあまり広くても手が届きません。
身長が180cmになっても普通は最大150cmくらいまでが手の届く範囲と言えるでしょう。
A4ノートを広げた状態で3冊並ぶ120cm幅でも十分すぎるくらいだと思います。
というか、2冊並ぶ80cm幅でもギリギリ大丈夫なくらいですね。
袖が固定かワゴンかについては、困る困らないで言うとちょっとした模様替えのときの影響が一番大きいでしょう。
袖固定の場合は分解しないと動かせない場合もあります。
その点、ワゴンは移動が楽です。
あとはワゴンのほうが手軽にレイアウトが変えられるということで、子供は喜びますよね。
サブデスクとしても使えますし、体格が大きくなってもワゴンを動かすことで対応しやすいです。
掃除の際や後ろ側にモノが落ちた場合も、ワゴンが動かせたほうが便利だと個人的には思いますが、袖が固定されていることでホコリが入り込まなくて良いという考え方もあります。
袖固定のほうが見た目スッキリだったり、デザイン的に良いと言えるところもあるので、個人的には捨てがたい感じもあるのですが…^^;
お忙しいところコメントありがとうございます。
確かに天板の幅が広くても手が届かないと意味ないですね^^;
奥行についても気にしながら見ていきたいと思います。
またご相談するかもしれませんが、その際はまたよろしくお願いします。
むにむにさま
奥行については本当に難しいところです。
私は奥行が65cm以上あったほうが良いとは考えているのですが、実際のところは我が家の学習机は奥行が60cmで、もし65cmだと現在のレイアウトは無理でした。
奥行が拡張できるデスクも便利ではありますが、そうすると天板の継ぎ目が気になりますし、脚形状や袖ワゴンの奥行にも影響を及ぼします。
また、そう考えると、組み替え式デスクはやっぱりアリなのかなーと思ったり。
なかなか難しいところですが、また疑問があればいつでもご相談ください^^