いやー、MajiでKoiする5秒前…じゃなかった、マジでビッくらコキました!
JOIFA学習用家具部会(※)が発表したところによると、2017年度の学習机の年間平均購入率は54.6%という結果となり、2018年度の予測は55.0%となるというのです。あれ、6割超えてたハズじゃなかったんですか!?
2018年度の学習机の年間購入率は55%の予想
上のグラフの通り、2018年度の学習机の年間購入率は55.0%の予想、うちシーズン中(9~4月)が42.8%、シーズンオフ(5~8月)が12.2%となっています。
なお、紹介する順序が逆ですが、2017年度の結果は年間購入率が54.6%、うちシーズン中(9~4月)が42.8%、シーズンオフ(5~8月)が11.8%となりました。シーズン中の予測は据え置きとする一方、どうして2018年度はシーズンオフの購入率がアップするのかその根拠は謎です(苦笑)
それはともかく、2017年度の年間購入率が54.6%だったとか、2018年度は55.0%という予想というのは驚きましたねー。「概ね6割」と言えば誤差の範囲なのですが、なんだかもう「買わない人が半分」と言って良い数字です。
年間購入率の推移
購入率(%) | |||
---|---|---|---|
年度 | 年間 | シーズン中 | シーズンオフ |
2014 | 67.3 | 55.3 | 12.0 |
2015 | 60.6 | – | – |
2016 | – | 50未満 | – |
2017 | 54.6 | 42.8 | 11.8 |
2018 | 55.0 | 42.8 | 12.2 |
※2015年度は収納マン推定 ※2018年度のみ予想
学習机の購入率については、例年、業界紙の「家具新聞」がJOIFA学習用家具部会発表のデータを掲載しています。しかし、直近では2015年度と2016年度のデータは掲載されませんでした。今回久しぶりにデータが掲載されたことで、私も驚きを持って受け止めた次第です。
2015年度と2016年度のデータが掲載されなかった理由は定かではありませんが、かなり悪い数字であったことは間違いありません。おそらくJOIFA学習用家具部会自体はデータを毎年集計しているものと思われるため、部会側が公表しなかったのか、メディア側が「報道しない自由」を発動したとしか考えられません。
ともあれ、2014年度から2017年度までの3年間で一気に12.7ポイントも学習机の年間購入率が下がったようです。ただ、このデータはあくまでも、イトーキ、オカムラ、くろがね、コイズミの大手4社の発表です。その他のメーカーが含まれているのかどうかは分からないと言うか、むしろその他のメーカーの販売実績まで補足しているとは考えられないため、カジュアルデスクなどを含む机全般の購入率はもっと高いと考えられます。
しかしまあ、こういうこと書いちゃうとまたデータが公表されにくくなるかもしれませんねー。そうするとまたメーカーと消費者の間に見えない溝ができて、どんどん悪循環に陥っていくように思います。
誤解のないように申し上げておきますが、私は別に不都合な真実を暴露して楽しんでいるわけではありません。むしろまったく逆で、「学習机ってやっぱり良いよね!」と思ってくれる人を一人でも増やしたいと思っているのです。悪い数字を出しても、「学習机の購入率が落ちているなんて信じられない!こんなに良いものなのに!」と思ってくれる消費者を増やしたいのです。
世界に目を向けると、商品の仕入れ価格から販売経費に至るまですべてオープンにすることで、急速に消費者の支持を集めているベンチャー企業もあります。それに比べれば、家具業界は未だに原始時代なのかと思うほどに体質が旧いです。一人で苦労して空回りせず、もっと消費者と苦楽を共にすれば良いと思います。
というわけでみなさん、良い意味で2018年度の学習机の年間購入率の予測をひっくり返しちゃいましょう♪
2019年度の予測

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