子供の目の健康を守るために!学習時の灯り7つのチェックポイント

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最近はメガネが手頃な価格で買えるようになったこともあり、お洒落アイテムのひとつとして認知されるようになりました。そのため、子供たちの多くがメガネに対してまったく抵抗感がないようです。

親の気持ち子知らずと言いますが、それでも親としては子供に目を大切にして欲しいものです。「明るいところで勉強しなさい!」、「姿勢良く座りなさい!」、「テレビばっかり見ないの!」などといちいち怒るよりは、目にやさしいデスクライトや正しい姿勢で座りやすい椅子を買ってあげたいと思いますよね。

ですが、正しい知識がなければ最適なものは買えませんし、使い方を誤ってしまう可能性もあります。そこで今回は、灯りナビゲーター・結城未来先生の『照明を変えれば目がよくなる』から一部を引用するかたちで、学習時の灯り7つのチェックポイントをまとめてみましょう。

 

『照明を変えれば目がよくなる』(著:結城未来)

『照明を変えれば目がよくなる』(著:結城未来)

結城未来先生の『照明を変えれば目がよくなる』は、以前に紹介しました『頭がよくなる照明術』をよりブラッシュアップした本です。蛍光灯や白熱灯中心だった内容がLED中心となり、ブルーライトの影響についても紙面を多く割いています。

もう5年も前の新書なので現在はほぼ中古本しか手に入らない状態です。しかしながら、内容は大変素晴らしいものなので、皆様にも是非一度お読みいただきたいと思います。

(1)デスクライトを使用しても暗い部屋はNG

明るいデスクライトがあれば、部屋が暗くても問題ないと思ってらっしゃる方がいます。むしろ、そのほうが集中できると感じる方もいるようです。

実は本を読む場合に関しては、近視や老眼ならそれでも問題ありません。近くにピントが合っているからです。しかし、目がいい人や遠視の人はピントを合わせる必要があるため目に負担が掛かってしまいます。

なので、お子さんの視力が低下する前は特に、デスクライトだけでなく天井照明もちゃんと点けるようにしましょう。また、近視でもプリントなどを広げる場合は視点が広い範囲を移動するので、机の端から端までムラなく明るくすることが望ましいと思います。

(2)昼光色での集中力は2時間が限界

色温度が高い昼光色は覚醒作用があり、計算のときなどに集中力を高めると言われています。しかしながら、集中力は途切れることなく延々と続くわけではありません。2時間くらいが限界のようです。

そのため、2時間を超えると昼光色が逆効果になる可能性があります。電球色に変えることで色温度を下げたり、間接照明に切り替えるなどしてリラックスしたほうが、その後の勉強の効率が上がるはずです。

(3)電球色のほうが眩しさを感じにくい

加齢とともに眩しさに敏感になるものですが、青白い光(昼光色)は年齢にかかわらず眩しさを感じやすいものです。

そんなときは昼白色や電球色などにして、色温度を下げてやれば眩しさを低減できます。

(4)ブルーライトよりもドライアイに注意

強いブルーライトを目に当てると角膜細胞が死滅するという研究結果が発表されています。しかし、LED照明やパソコンなどのディスプレーは光が弱いので問題になるレベルではありません。

ただし、弱いブルーライトでも、長時間、近距離で、凝視すると、眼精疲労を起こします。さらに、まばたきが減るとドライアイになって事態が悪化しかねません。ドライアイを避けるためには室内を加湿するなどして、乾燥しすぎないように注意することも大切です。

(5)パソコンは画面から50cm以上離れて使用

昔からテレビは離れて観ましょうと言われます。テレビの高さの約3倍の距離をキープするのが良いそうです。パソコンの場合は大人で40cm、子供で50cmの距離で使用するのが適切です。

今後、小学生でもパソコンを扱うことが増えますし、中学生になればパソコンでレポートを作成することもあります。自宅ではノートパソコンを使うことが多いでしょうから50cmも離れることは難しいと思いますが、デスクトップパソコンなら奥行60cm以上の机が必要ということになると思います。

(6)10代までは紫外線の影響を受けやすい

20歳以降は水晶体が紫外線を100%吸収するので網膜にダメージを受けることは基本的にありません。しかし、生後6ヶ月までは80%、10代までは50%の紫外線が網膜に届いてしまうので、紫外線対策が必要です。

紫外線は窓際で勉強しない限りは、室内では大きな影響はありません。ですが、お子さんの目の健康を考えるという点においては、室内だけでなく屋外でも注意する必要があるということですね。

(7)就寝の30分前には「おやすみ照明」

寝る直前まで昼間のような照明の下で過ごしていると、脳や体はすぐに眠りの準備に入れません。すると、深い眠りに入ることができず、せっかくの成長の機会が失われてしまいます。

大人よりも子供のほうが就寝前の照明の影響を受けやすいので、就寝30分前には「おやすみ照明」にしましょう。電球色で、壁などの低い位置に、スタンドライトなどの光を当てればOKです。逆に言うと、就寝前には昼光色を天井からシャワーのように浴びないほうが良いということですね。

 

今回は、『照明を変えれば目がよくなる』の中から、子供の目の健康に影響が大きそうなところを引用しました。しかし、これはごくごく一部です。本書にはもっと有益な情報がいっぱい書かれています。

こんなに有益な本が増刷されず、電子書籍にもならないというのは本当に不思議です。子供だけでなく、大人にとっても目の健康に役立つことがたくさん書かれていますので、是非ご一読ください!

 

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