学習椅子の購入率は70%!?学習机よりも購入率が高い理由は…

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前回はJOIFA学習用家具部会公表の学習机の購入率が55%にまで下がっていることを紹介しました。

2018年度の学習机の年間購入率は55%の予想!?JOIFA学習用家具部会発表
JOIFA学習用家具部会の発表によると、2018年度の学習机の年間購入率は55%の予測となりました。これまでは6割以上というのが定説だったのですが、一気に減ったという印象を受けます。

今回は学習椅子の購入率について紹介したいと思います。

学習椅子の購入率は70%!

誤解のないように先に申し上げておきますが、学習机の購入率についてはJOIFA学習用家具部会が公表しているものの、学習椅子の購入率については公表されていません。率ではなく数が公表されているまでです。

ですが、数さえ分かれば購入率は計算できます。2018年度の予測では学習椅子の年間購入数は74.1万脚、それに対して新入学児童数は104.7万人なので、学習椅子の年間購入率は70.8%と言えます。

 

学習机よりも学習椅子のほうが購入率が高い理由

2018年度の学習机の年間購入率が55.0%であるのに対し、同じく学習椅子は70.8%というのは、ちょっと高すぎるように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実に15.8ポイントも差がありますからね。

学習机よりも学習椅子のほうが購入率が高い理由としては、ダイニング学習で学習机は買わず学習椅子だけを買っているというケースもあると思います。しかし、のちほど説明する過去の実績も踏まえると、成長した子供の買い替え需要が含まれていると考えたほうが自然だと思います。

そういう見方ができるからこそ、JOIFA学習用家具部会では新入学児童数をベースとした学習椅子の購入率は公表していないのだと考えられます。

2019/01/12追記

今さらながら、別の推論を立てました。ニトリの学習家具ラインナップを見ても分かる通り、回転チェアは意外とコイズミファニテックやイトーキのシェアが高いです。

木製チェアは零細木工メーカーでも作れる一方、回転チェアは金型が必要になるため相当なロットが確保できないと生産できません。そのため、ニトリのように価格重視の回転チェアと機能性を重視したコイズミファニテックやイトーキのものとで二極化してしまうのです。

結果的に、低価格帯の学習机を購入しても回転チェアはコイズミファニテックまたはイトーキというケースが少なくなく、大手学習机メーカーの学習椅子のシェアが高止まりしているのではないでしょうか。後述する通り、大手学習机メーカーは木製チェアよりも回転チェアのほうがシェアが高いこともこれで説明が可能となります。

 



学習椅子の購入率の推移

年度購入率椅子/机
201479.7118.5
201769.6127.4
201870.8128.6

※単位は% ※2018年度は予測

JOIFA学習用家具部会公表の2014年度と2017年度の結果、および2018年度の予測を見ると、新入学児童数をベースとした学習椅子の購入率は10ポイント程度下がっていると言えます。ダイニング学習をさせるお宅は増える傾向にあるため、ダイニング学習をするために学習椅子を買っているわけではないと考えるのはこのためです。

また、買い替え需要も含んだ販売実績であると考えると、数だけでなく率まで下がっているのは、学習机メーカー以外の椅子に買い替えていることが増えているからであろうと考えられます。学習机市場は多様化していると言われますが、どの学習机や椅子を選ぶかということだけでなく、学習用の机や椅子以外も含めて選択肢が多様化していると解釈するのが妥当でしょう。

一方で興味深いのが、学習椅子の販売数を学習机の販売数で割った数字、つまりそれらのセット率です(実際には必ずしもセットしているわけではありませんが)。学習机の購入率よりも学習椅子の購入率のほうが高いので当然100%を超えるわけですが、学習椅子の購入率が3年間で10ポイントほど下がっているにもかかわらず、逆にセット率は約10ポイントも上がっているのです。

これは、2014年度から2017年度にかけて学習机の販売数が73.0万台から58.3万台に14.7万台減っている(20.1%減)のに対し、学習椅子は86.5万脚から74.3万脚に12.2万脚減っている(14.1%減)に留まっているからというだけで、決して学習椅子が売れているわけではありません。しかし、学習机よりも学習椅子のほうが落ち込みが少ないことから、学習机メーカーが作る椅子を消費者がそれなりに高く評価していると言えるでしょう。

 

木製椅子の比率が増加傾向に

年度木製回転
201443.156.9
201745.154.9
201845.954.1

※単位は% ※2018年度は予測

もうひとつ面白いデータがあります。それは、木製椅子と回転椅子の比率を見た場合に、木製椅子の比率が若干ながら上昇していることです。これは学習机が天然木を使った質感の良いものに人気がシフトしていく中で、学習椅子もそれに合った雰囲気のものを選んでいる人が増えているためかもしれません。

ただ、販売数の推移をみると、それとは別の見方もできます。2014年度から2017年度にかけて木製椅子の販売数は12.6%減に留まっているのに対し、回転椅子は19.5%も減少しているのです。つまり、木製椅子の比率が増えたのは回転椅子の販売数減によるところが大きいと言えます。

学習椅子は買い替え需要に支えられている側面が大きいと言えることから、このデータからも買い替え時には学習机メーカー以外のものを選ぶ消費者が増えていると推測できます。

 

うーん。「学習机が売れない」と言われるようになってから久しいですが、どうも実態はJOIFA学習用家具部会に加盟する4社(イトーキ、オカムラ、くろがね、コイズミ)に限った話のような気がしてきました。この4社に比べれば販売数は少ないものの、カリモク家具や浜本工芸の学習机の売上は横ばいという話も聞きますし、販売店に聞いてもいわゆる学習机の代わりにカジュアルデスクを買うお客さんもいてトータルでは変わりないんじゃないかとも言われますからね。

実際、IKEAで机を買ったという話もよく聞きます。amazonや楽天市場でもカジュアルデスクは割りとよく売れているようですから、やはりいわゆる学習机以外の机にシェアを奪われているのではないかと感じます。

ともあれ、家具販売店が販売数量だけでなく販売単価の下落に苦しんでいる昨今です。マーケットに合わせて安かろう悪かろうのデスクを量産するのではなく、「やっぱり学習机は大手メーカーでないと!」と気付いてもらえるような商品作りをしていかなくてはならないということだと思います。

学習椅子2018学習机
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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. pepechocho より:

    収納マン様。今日こちらのHPを見つけ、色々読ませて頂き、大変参考になりました。今、学習椅子が決められず検討中です。今検討しているのは、本来ダイニングチェアなのですが、カリモクのCT78(肘付)の昇降回転椅子、キャスター仕様、もしくはCT73(肘付)の昇降回転椅子、キャスター仕様です。

    我が家が購入したデスクは、姉(使用開始時には高1)…カリモクのユーティリティプラス1100✖600。弟(中1)…コイズミのリファルド1300✖550です。今までリビング学習で来ましたが、家を建てるにあたりそれぞれの部屋ができるので、遅ればせながら学習机を購入することにしました。ただ年齢も年齢なので、いわゆる小学校入学時に購入するようなものではなく、上記机を選びました。できれば椅子も子供子供しすぎていないものを探しています。

    学習椅子として上記ダイニングチェアを代用するのは正直どうでしょうか?また、肘付、昇降、回転、キャスターと、色々付いたもので検討していますが、その辺どれが必要でどれが不必要なのか正直よくわかりません。

    まず肘付にすると、椅子を低くしないと机の下に入らない為、上の子のユーティリティプラスには引き出しを2つ付けていましたが、この椅子にするなら引き出しは1つにしようと思っています。

    下の子のリファルドは、1300サイズで引き出しが元々3つ付いていて、別注ではないので、机の下に椅子をしまうなら、椅子を下げて対応するしかないかな?と思っています。

    ここで2つ目の質問なのですが、そもそも高さを調節しないと机の下に入らない肘付の椅子は学習椅子として不向きですか?

    定期テストや受験勉強を考えると、かなり長時間机の前にいることになるので、できるだけ疲れない椅子を購入したいと思っています。
    今日デスクライトの記事も読ませて頂いて、カリモクのKS0135とコイズミのECL-338LEDコンパクトアームライトから、コイズミECL-357(もしくは611)に変更することに決めました。←ユーティリティプラスに関しては、ECL-357が付けられるなら…ですが。
    デスクライトに関しては、住宅メーカーのインテリアフェアで展示してあったものに適当に決めてしまったので、こちらのHPは大変参考になりました。
    ありがとうございました。

    長文になってしまいましたが、アドバイス頂けると幸いです。
    よろしくお願い致します。

    • 収納マン より:

      pepechochoさま

      はじめまして^^

      お嬢様はカリモク家具のユーティリティプラス(1100×600)、息子さんはコイズミファニテックのリファルド(1300×550)をお使いで、そこにカリモク家具のダイニングチェアをセットすることをご検討ということですね。
      ご新築にあたりとりあえず机は決まったけど、椅子はこれから…という状況でしょうか。
      いずれも中高生が使うにはシンプルで質感も良く、良いチョイスだと思います^^

      さて、デスクにダイニングチェアをセットすることについて、まず注意しなければならないのは高さの違いです。
      ユーティリティプラスの天板高は723mm、リファルドは730mm、対してカリモク家具のダイニングテーブルの天板高は690mmです。
      これはいずれも、一般的なデスクの高さ、ダイニングテーブルの高さに準じていると言えます。
      つまり、デスクにダイニングチェアをセットすると、理屈上、座面の高さは40mmほど高くしないと合わないのですね。

      私のように胴長短足であればちょうど良いこともあるかもしれませんが(苦笑)、一般的にはデスクにダイニングチェアの組み合わせは、極端に言うと幼児が大人の椅子に座ってテーブルで食事をするような姿勢になってしまい、勉強をするのに良い姿勢を維持しやすいとは言えません。

      昇降チェアであれば理屈上、座面を40mm高くすることで対応可能とも言えます。
      ただし、座面の角度が違う可能性があります。
      これは椅子の設計図面でないと確認できないことなので、あとは実際に座って感覚で理解してもらうよりほかないのですが、分かりやすく言うとデスク用チェアはダイニング用より座面が前傾しています。

      デスクでモノを書いたり、パソコンを操作するときに、姿勢良く作業する姿をイメージしてみてください。
      背中は背もたれに接することなく、膝はお尻より下に位置し、肘は直角に近い状態になっていると思います。
      対して食事をする場合は、高級レストランで食事をするときはそれに近い姿勢となりますが、普段自宅で食事をする場合は、ときに背中を背もたれに当ててリラックスした状態が多いと思います。
      基本的に、デスクで作業をするときととダイニングで食事をするときでは姿勢が異なり、椅子もそれに合わせた角度で作られているのです。

      もちろん、このことは椅子によって一概に言えません。
      また、どの姿勢が勉強や食事がしやすいかも人によって好みが違います。
      車のシートの好みと同じで、その人のスタンスによるところが多いです。

      また、天板下に引出しが付いているデスクには、肘付きのチェアは合わないのが一般的です。
      スチールデスクであれば天板下引出しは浅いですが、木製デスクは引出しに高さがあるため肘付きチェアは避けたほうが無難です。

      昇降機能については、特に息子さんはこれからまだ身長が伸びる可能性が高いので、あったほうが良いでしょう。

      回転機能については、あると落ち着きがなくなるという可能性もありますが、あったほうが便利とも言え、やや難しいところです。

      キャスターについても難しいところですが、個人的にはあったほうが良いかもと思います。
      お子さんそれぞれに部屋を設けられるということで、十分なスペースがあると思います。
      デスクの幅もありますから、その横に書棚を置いた場合も定位置からは少し距離が長くなります。
      キャスター付きのチェアなら、書棚の本を手に取る際に便利ではないでしょうか。

      なお、キャスター付きにする場合は、カーペットかチェアマットを敷くことをオススメします。
      キャスターはフローリングに押しキズを付けるので、それを防ぐためですね。
      逆に、そういったものを敷かないという場合は、キャスター付きではなく4本脚などのチェアをオススメします。

      以上を踏まえますと、キャスター付きであればカリモク家具のXT4100HSやXS0651のようなものが無難なように思います。
      少しカジュアルですが、コイズミファニテックの2018年度新商品であるカデットやリセなども良いのではないでしょうか。

      デスクライトについては、コイズミファニテックのECL-357は天板厚38mm以下なら取付可能、同じくECL-611なら35mm以下なら取付可能です。
      ユーティリティプラスの奥側の天板厚はそんなにないはずなので取付可能だと思います。
      (デスク側面は厚みが44mmあるので取付不可)

      以上、ちょっと説明が分かりにくかったかもしれませんが、ご不明の点があればまた何なりとご質問ください^^

      • pepechocho より:

        収納マン様
        お忙しい中、大変丁寧にアドバイス頂き、本当にありがとうございます。木質感のある椅子を探していた為、キャスターへとつながる脚の部分が木製だったカリモクのCT78が候補として挙がったのですが、本来はダイニングチェアであることと、木製な分お高いのか、東京インテリアでの価格は10万円で、決めきれずにいました。見た目も大事ですが、長時間座ることになる学習椅子ですので、姿勢も座り心地も良いものをキチンと選んだ方がいいですね。
        カリモクのショールームは近いので、もう一度足を運んでXT4100HSやXS0651を見てみたいと思います。コイズミファニテックのカデットとリセは、どこで実物が見れるのかわからないので、お盆休みが明けましたら、問い合わせてみようと思います。

        学習椅子の記事の中で、デスクライトの質問になり申し訳ないのですが、下の子の机は1300と長いので、ECL-357の方がいいのかと思っているのですが、見た目は正直611の方が好みではあります。ただ二人とも1.2年前から眼鏡をかけ始めましたので、こちらも見た目ではなく、目のことを第一優先に決め直したいと思うのですが、上の子の1100サイズでも357の方がシェード長い分いいでしょうか?

        度々の質問で申し訳ありませんが、もう一度教えて頂けると幸いです。
        よろしくお願い致します。

        • 収納マン より:

          pepechochoさま

          そうなんですよね、見た目にこだわるとやっぱり脚も木でできていたほうが美しいですよね。
          ただ、ダイニングチェアの場合は基本的には食事の際に一度座ると立ち上がることが少なく、また比較的短時間です。
          一方のデスクチェアの場合は、長時間座ることになり、書棚やカバンを手を伸ばす際に立つことも多くなります。
          そのため、ダイニングチェアよりも軽さや移動のしやすさ、そして長時間座っても大丈夫な耐久性が求められます。
          そういうこともあって、脚部はスチール製もしくは樹脂製になることが多いのではないかと思います。

          なお、デスクチェアの座り心地を確認する際は、ソファを選ぶときと一緒で、できるだけ長い時間座ることをオススメします。
          ちょっと座るだけだと、どうしても軟らかいもの、リラックスして座れるものを選びがちです。
          車のシートと同じで、基本的には作業する状態を旨とし、たまにリラックスして座る感じで、確認していただけると良いと思います。

          コイズミファニテックのカデットとリセは2018年度の新商品なので、概ね9月以降の展示となるかと思います。
          ただ、同様の商品は、コイズミファニテックにも既にありますし、イトーキ、オカムラ、くろがね工作所にもありますので、いろいろ座り比べていただければと思います。

          デスクライトについては、ECL-611でも105cm幅のスタディアップデスクに対応しているので、十分と言えるところはあるかと思います。
          ただ、よりベターなあかり環境を目指すなら、ECL-357のほうがシェード幅が広くてオススメです。

          我が家でも110cm幅のデスクにECL-357をセットして使っておりますが、これだとやはり机全体を照らすことができます。
          たぶんECL-357よりシェード幅が短いものだと、端のほうは少し光が届きづらいと感じます。

          もちろんLEDデスクライトは十分明るいのですが、逆に明るすぎて相対的に中央と端で明暗の差が出てしまうのが問題です。
          明るいところと暗いところの視点移動の頻度が高くなると目に負担が掛かりますので、そういう事態はやはり避けたほうが無難でしょう。

          もっとも、幅1300mmのデスクに目一杯教科書類を広げて視点移動を繰り返す可能性は低く、通常は幅1000mmの範囲に教科書類を並べ、残りの端の部分は教科書類を積み上げて置く感じになることが多いと思いますので、そう考えればECL-611でも十分と言うことはできると思います。

          デザイン面のこだわりも大切だと思いますから、あとはお子さんの好みもうかがったうえでお決めいただければと思います^^

          • pepechocho より:

            収納マン様
            昨日の質問に引き続き、本日も大変丁寧にアドバイス下さり、本当にありがとうございます。本日早速カリモクのショールームに足を運び、オススメ頂いた二つの椅子を見てきました。ついでに、CT78などのダイニングチェアを学習椅子として使用することはどうかとカリモクの方に聞いてみたところ、うーん…と悩まれながらも、「寝てしまうかも(^^;」という回答でした。スチール製?の脚部が残念なのですが、カリモクの椅子にするなら、XT4100にしようかと思います。ただ、今回の返信を見る前にショールームに行ってしまったので、正直、長い時間座って座り心地を確認したというよりは、パッと座ってみた感じで、収納マンさんが言われた通り、座り心地がやわらかかった方のXT4100を選んでしまった形ですf^^;でも、幸いまだ時間がありますので、コイズミファニテックなど他の椅子とも比較検討して決めたいと思います。

            また、デスクライトの件もアドバイス下さり、ありがとうございました。子どもともよく相談して、こちらも決めたいと思います。

            危うく、何の知識も情報もなく、見た目だけで購入してしまうところでしたが、収納マンさんのHPを拝見し、少し知識も付きましたし、詳しくアドバイス頂いたお陰で、良い買い物ができそうです。感謝しております。ありがとうございました。

          • 収納マン より:

            pepechochoさま

            「寝てしまうかも(^^;」というショールームのスタッフの方のご意見はナイスですね~♪
            確かに、肘置きが付いていて安定感のある椅子だと、くつろぎすぎるかもしれませんね^^;

            椅子というのは本当に難しくて、たとえばハーマンミラーの座り心地は最高だと思いますが、勉強や仕事をするのに最適かと言うと、私にはちょっと合いません。
            また、基本的に椅子は消耗品なので、どんなに良いものを買ったところでずっと使えるわけでもありません。
            疲れない程度に良い姿勢を維持するというのも難しいところなので、いろんな選択肢を検討していただければと思います^^

  2. あやか より:

    先程アクタスのフォピッシュの件でコメントさせていただいたものです。

    椅子もフォピッシュではありませんが、同様にアクタスのもの?と検討しているのですが、木製で、子供が簡単にスライドできるが荷重をかけるとしっかりぴたっととまる、というこの手のうたい文句の椅子はいかがでしょうか?

    また、キシルはなかなかに酷評されていますが(笑)、土屋鞄利用のさいに知って、椅子は2本脚のものが気に入りました。また、今年はミナペルホネンのタンバリンが限定という、、、完全なる親の好みではありますが、かなり惹かれます。肝心の座りごこちについては近日中に店舗で試してみようとは思うのですが、2本脚、どのようにお考えでしょうか?
    ちなみに座面が布地、これは汚れが気になるものでしょうか。
    あまりビニールの感触が好きでなく、夏場など暑いかと。
    また、デスクはblogを拝見してからというもの、デザイン家具的なものだけでなく、いわゆる学習机!に目を向けられるようになったことに感謝しております。
    コイズミのビーノなども、よい!と思ってきました。
    しかし、これにキシルやアクタスの椅子は組み合わせとしてどうなのか、、、

    当面はリビングのスタディーコーナー、奥行き40センチと狭小!ですが
    そこを活用し、椅子重視しようかなど迷走中です。
    文にもまとまりがなく、お恥ずかしい限りです。

    • 収納マン より:

      あやかさま

      学習椅子でキャスター付きのものは、基本的に子供が座ればキャスターが引っ込んで安定するという仕様になっています。

      ただし、記事冒頭写真のイトーキKM67は前後方向にのみ移動可能なキャスターとなっており、それ以外は一般的に前後左右に動く自在キャスターを採用しています。
      KM67は一輪のナイロンキャスターですので、双輪のポリウレタン製自在キャスターに比べると、フローリングの上ではキズが付きやすいです。

      また、双輪キャスターであっても、キャスターが引っ込んだ状態で椅子を引くと、フローリングにキズがつく可能性があるため、フローリングの上で使用する場合は4本脚やスキー脚のものにフェルトを貼って使うのがオススメです。

      キシルのミナペルホネンの張地のチェアは良いですよねー^^
      普通の布地と違い、使い込むほどに味わいが出るというのは魅力的です。

      おっしゃる通り、PVCレザー張りは夏場は汗でベトつきやすく、冬は冷たいです。
      そのため、その点が気になる方は板座の椅子に座布団を敷いて使うというのが一般的です。

      布張りの座面のものもボチボチ登場してきてはいますが、まだまだニーズが少ないというのが現状のようです。

      2本脚チェアについては、安定感があり、フローリングの上で使うにも良いと思います。
      ただ、座面が前後方向に動かないので、特に小学校低学年の間は、背中と背もたれの間にすき間が生じやすく、重心も前に傾きがちです。
      そういった点も含めると、やはり学習机メーカーが採用している形状というのはよく考えられていると思います。

      基本的には、机の天板の高さが同じメーカーのものであれば、椅子の高さも合わせやすいと思います。
      なので、たとえばコイズミファニテックのビーノにキシルのチェアは合わせることが可能と言えるでしょう。
      一方でアクタスのデスクはモデルにより天板高さが異なるので、微妙に合わないという可能性もあります。

      ともあれ、椅子を選んでから机を選ぶというのはアリです。
      ただし、ほかのメーカーのものを組み合わせる場合、材質、塗装色などが異なりますので、機能的には問題なくても見た目にチグハグな感じになってしまう可能性があります。

      大抵のメーカーでは各種椅子とそれに合った机が用意されていますので、基本的には同じメーカーで組み合わせていただくのがよろしいかと思います^^

  3. あやか より:

    ご丁寧にありがとうございました!
    感動すら覚えました、、、。

    本当にアクタスでよいのか、というところから冷静に考え直すきっかけになりました。

    布がよければ、おっしゃるように板座+座蒲団がよいですね、現在ソファは布張り、かつカバーリングではないものを使用しているため、衛生面でもどうなのかと疑問はありました。

    また記事を読み込ませていただきたいと思います、本当にありがとうございました。