2014年に顧客情報漏洩事件を起こして以来、絶不調のベネッセ。先日発表された2016年4~6月期(第1四半期)の決算は、売上が前年同期比1.7%減、営業利益は7億円の赤字となり、ついに赤字転落してしまいました。介護事業や中国市場での教育事業は好調であるものの、国内の基幹事業である「進研ゼミ」と「こどもちゃれんじ」は会員数が1割減。タブレット学習の推進は失敗に終わり、復活の手掛かりを掴めないままでいます。(出典:東洋経済オンライン)
ベネッセがカリモク家具と共同開発した「学びデスク」も、同様に低調であるようです。ラインナップや仕様は基本的にそのままで、価格だけは2割ほどアップしています。
遅ればせながら値上げ?価格は約2割アップ
2017年度の学びデスクは、上写真の「学びデスク 広さ調節タイプ」が最大21%の値上げ、「学びデスク 高さ調節タイプ スタンダード」が最大17%の値上げとなっています。整頓ワゴンは8~19%、成長チェアは2~8%程度の値上げです。
2016年度はカリモク家具が最大10%の値上げをおこなった一方で、ベネッセは学びデスクの値上げを行いませんでした。その分が2017年度に値上げとなったのだと考えられますが、それにしてもちょっと値上げ幅が大きいですね。会員数が減っているので当然売上も下がるであろうと予測してのことかと思います。しかし、「学びデスク 高さ調節タイプ スタンダード」は発売から10年以上も経って明らかに古臭い仕様となっているのですから、単純に値上げするだけでなくちょっと改良したほうが良いのではないかと思います。
調色式デスクライト廃番→カリモクKS0158SH同型に
調色式の「調光式学びライトLED」はやはり廃番となり、代わりに上写真の「調光式やさしさライトLED」が投入されました。おそらくは学びデスクの売上減少に伴い、オリジナルのデスクライトを維持できなくなったものと思われます。ちなみに、代わりに投入されたこのデスクライトは、カリモク家具で一番人気のKS0158SHと同型と思われます。
いまのトレンドで言えばベネッセも調色式のデスクライトが欲しかったと思いますが、残念ながらカリモク家具にはクランプ式の調色式デスクライトがありません。おそらくはベネッセもやむを得なかったのでしょう。なお、価格はベネッセとカリモク家具で同じですが、家具店等で値引してもらえばカリモク家具のKS0158SHを買ったほうがお得です。
学びデスク高さ調節タイプ集中3点セット(100cm幅)を2016年11月30日までにキャンペーン価格で購入した場合、税込192,300円。よく比較される浜本工芸のNo.17デスクの同様の組み合わせを購入した場合は定価で税込193,320円となります。コンセントの有無など一概に比較できないところはあるものの、値引してもらえば浜本工芸のほうがお得かなと個人的には思いますが、微妙と言えば微妙ですね。これらの比較で盛り上がった時代が懐かしいです。
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