以前にお仕事をいただいたご縁もあって、最近またベルメゾン(千趣会)に出入りしています。
ベルメゾンのカタログ(2009年)に登場したこともあるんですよ。当時はこの写真が、歌手の平井堅さんのファンクラブの会報に「そっくりさん」として紹介されて驚きました(苦笑)
ちなみに私の妻は昔から平井堅さんのファンです。結婚してからは、家に平井堅がいるからか、コンサートに行かなくなりましたが(爆)
ベルメゾン・組み替えて長く使えるオープンラック
戯言はさておき、今回は先日実物を見てまいりましたベルメゾンDAYSの「組み替えて長く使えるオープンラック」を紹介したいと思います。
既に学習机やランドセルラックを探しておられる方の中には、「イトーキのお片付けラックみたい」と思われた方もいるかもしれません。もしくは、日本製ということと写真で見た色合いから「堀田木工所じゃない?」と思った方もいるかもしれないですね。
私もメーカー名までは聞いていないのですが、イトーキでも堀田木工所でもありません。まったくのオリジナルということだと思います。
この商品のコンセプトは商品名の通り、「組み替えて長く使える」ということです。ハンガーパイプや棚板の位置はもちろん、引出しの位置まで変えることができます。もちろん、いずれも取り外してしまうことだってできます。
教科別収納→大人用本棚にチェンジできる
一般的なランドセルラックは棚板が狭い間隔でセットされており、教科別に教科書やプリントを細かく分けるようになっています。個人的にはその必要性は感じないものの、一定のメリットはあると考えられることは理解できます。
一方で、子供が成長してからもそういう使い方をするかと言うと、まずしないと思うんですね。そのときには棚板の位置を普通の本棚のように広い間隔でセットして使えるというのが、この商品のコンセプトというわけです。
もちろんハンガーパイプも外すことができますし、その場合にはそのスペースを本棚として活用することができます。また、機能面だけでなく、大人が使っても違和感のないボリューム感のあるデザインとなっていることも大きな特徴です。こういうのは、意外と学習机メーカーの商品にはなかったですよね。
引出しが移動可能なために穴だらけ!
このラックはコンセプトは素晴らしいのですが、いくつかの点で惜しいところがあります。まずひとつ目は、棚板やハンガーバーだけでなく引出まで移動可能としたために、帆立や側板に穴がいっぱい開いているのです。
これではせっかくの見た目が台無しなうえに、組み立てるときにどの穴に棚ダボやスライドレールを挿し込めば良いのか混乱してしまいます。そもそも、引出しの位置が自由に変えられる必要性はほとんどありません。
幅が大きなモノが入らない!
もうひとつ残念なのは、ピアニカなど幅が大きなモノが入らないということです。いや、大きなモノって言っても実際のところ、小学生の間はピアニカくらいですよ。でも、成長してからは、ノートパソコンやボストンバッグなど、大きめのモノを収納する必要性があると思うんですよね。
この点が、「組み替えて長く使える」というコンセプトと相反すると思うのです。もっとも、「本棚として使えれば十分じゃない?」というご意見もあろうかと思いますが、それだったら奥行は38cmも必要ありません。奥行38cmを十分に活かそうと思えば、やはり幅の大きなモノも入らなければ不十分だと思います。
とは言え、「組み替えて長く使えるオープンラック」は天板などの表面材に木目調の強化プリント紙を使っており、質感が良く、耐久性もあります。また、子供が使うことを考えて、引出しにはストッパーもつけています。こういった安全性や耐久性への配慮は、さすがベルメゾンだと感心します。
同じデザインで、ホワイト、ナチュラル、ダークブラウンの3色を揃えているところも良いですね。これだったらリビングダイニングの雰囲気に合うものを選びやすいです。
価格もまあ、今までホームセンターや通販で売られていたようなランドセルラックに比べれば、妥当かなと思います。もっとも、同じようなものを堀田木工所に作らせたら、もっとコスパが高いものができるような気もしますが(笑)
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