ディズニーの学習机と言えば、2015年度登場のカリモク家具の「シンデレラ」と「アナと雪の女王」モデル。2016年度はなくなりましたが、ボナシェルタのミッキーマウス・モデルもありました。
その昔に遡れば、ミッキーマウスの学習机と言えばチトセ。ポケモンと言えばコイズミファニテック、妖怪ウォッチと言えばイトーキであるように、基本的に学習机というジャンルにおいて、ひとつのキャラクターを異なるメーカーが扱うことはなかったと思います。
だからOKということなのかもしれませんが、今年はベルメゾンからミッキーマウスの学習机が販売されています(正確には2014年から扱っていた様子)。
ベルメゾン・天然木の学習机(ディズニー)
ベルメゾンが扱う「天然木の学習机(ディズニー)」はなかなか面白いです。何が面白いって、天板はアルダー材のUV塗装、脚はオイル塗装という、ハイブリッド塗装になっているんです。しかも日本製。
UV塗装については既にご存知の方も多いかと思いますが、一般的にウレタン塗装にUV(紫外線)を照射して表面硬度を高めたものです。ネイルサロンにある機械と同じ原理ですね。これはそれなりの設備が必要なため、ダイニングテーブルなどを作っているメーカーであることが推定されます。
しかし天板はUV塗装、脚はオイル塗装というのは、理には適っているとは言え、まずお目に掛かれない仕様です。これは何だか匂うなーと思いました。
天然木の学習チェア(ディズニー)
デスクだけ見ていても何とも言えないので、学習チェアを見てみました。すると、何ということででしょう!これはミッキーの焼印こそ付いていますが、堀田木工所の「ダックチェアーNo.3」ではありませんか!ミッキーなのにダックとはこれ如何に!?ちなみにワゴンも以前のベルダッドもしくはコイン2同様であるように見えます。
そう考えると、これは堀田木工所が作ったと考えてまず間違いないでしょう。天板がUV塗装であることには疑問が残りますが、ひょっとするとミキモクに作ってもらっているのかもしれません。まさか堀田木工所がUVの設備を導入したとは思えませんからねー。
【関連】ミキモク&堀田木工所のコラボ!楓の森(かえでのもり)デスク
あくまで私の推測の域を出ないので確かなことは言えませんが、もし事実であればこれはスゴイことですねー。イオンに「プレミアムデスク」を納めるだけでなく、ミキモクとコラボ、そして今度はディズニー、しかも天板UV塗装とは。堀田木工所がここまでチャレンジャーだとは思いませんでした。
もしこの方向性がうまくいけば、2017年度の堀田木工所はすごく面白い存在になり得るかもしれません。だって私がかねてよりネガティブに捉えていたオイル塗装の天板が、学習用としての使用に差し支えないUV塗装になるんですよ。しかも堀田木工所なら、国産でも比較的手頃な価格です。
それにしても今年のベルメゾンはなかなか面白い学習机を揃えてきますねー。このディズニーの学習机も、幅80cmと100cm、奥行45cmと60cm、上棚アリとナシが揃っていて、ラインナップも豊富です。価格も堀田木工所の他の学習机同等に手頃で、悪くないと思います。
【コメント】 皆様からご質問・ご意見など
収納マン様
始めまして。息子は小学校に上がるにあたって、学習机を調査している際にこのブログに辿り着きました。
ベルメゾンの天然木デスク「ミッキーモチーフ」とコイズミのビーノシリーズでかなり悩んでおります。
「ミッキーモチーフ」の方はサイズ的に良くて、別売りの本棚は側板のないビーノのラックより使い勝手が良いと思いますが、実物で質感や色を確認できないのは不安です。
「ミッキーモチーフ」はビーノの質感に劣ているように見えますか?
ベルメゾンの写真から見ると、あんまり光沢感はなく、黄色味が強く見えますが、実際はどうでしょうか?実物は写真にかなり近いでしょうか?(色と光沢感はビーノの方は好みです。)
また、リビングに置いて長く使ってもらいたいですが、高学年になるとミッキーのデザインが嫌がらないかなと言う心配も持ったりします。リビングにはやはりビーノのシンプルなデザインがいいかな…と本当に迷っているので、ぜひアドバイスを聞かせてください!
appleさま
はじめまして^^
ベルメゾンのミッキーモチーフの学習机とコイズミファニテックのビーノでご検討中ですね。
ミッキーの机についてのこちらの記事は2年以上前に書いたもので、追記すべき点が少しあります。
堀田木工所は数年前からUV塗装を採用しており、ミッキーの学習机も堀田木工所が作っているということでほぼ間違いないと思います。
なので、その質感などはお近くの家具販売店(ニトリを除く大型店)でご確認いただけます。
堀田木工所の学習机の天板の質感については、「あんまり光沢感はなく、黄色味が強く見え」るというご印象の通りです。
対してビーノのほうがツヤがあり、木目もアルダーではなくナラなのでクッキリとしています。
ミッキーのデザインということで将来的に飽きてしまう心配をされるなら、同じ堀田木工所の「フレンド」に「ウィンディ」の上棚を組み合わせるのも良いかもしれません。
もしくは、「ベルダッドII」なども良いと思います。
フレンドと同等のものは島忠ホームズで、ベルダッドと同等のものは東京インテリア家具でご覧いただけます。
ビーノにも幅が広いシェルフがあればという声は多いのですが残念ながらないので、そうおっしゃる方はケユカ×コイズミファニテックの「ニノス」をチョイスされることが多い印象です。
【参考】https://desk.shunoman.com/keyuca2019_ninos_aron/
もしくは奮発して浜本工芸を検討される方もいらっしゃいますが、まずは店頭で堀田木工所の学習机の質感をご確認いただくのが良いでしょう^^
お返事ありがとうございました。
有用な情報とたくさんの候補をご教示くださって助かります!
堀田木工所が作っているということは、品質面ではビーノに負けないとのことですね。
まずは店頭で堀田木工所の学習机を確認してみたいと思います。
ブログを拝見して本当によかったと思います。追加で質問させていただくかもしれませんが、その際にまた宜しくお願いします!
appleさま
そうですね。品質面では堀田木工所もコイズミファニテックもそう大きく変わらないというのが私の認識です。
より正確に言うと、クレーム発生率は堀田木工所のほうがたぶん少ないと思います。
一方で、国産か否かというフィルターを外して冷静にコスパで考えるとコイズミファニテックのほうが上という感じです。
百聞は一見に如かずと言いますので、ぜひ店頭でご覧ください^^
先日、島忠で堀田木工所のデスクを確認してみました。質感も色も思った以上に良かったのです。サインシリーズのラックは下は引出しになっているので、デスクと並べて使いやすいと思います。堀田にしようかなと思ったところ、息子は展示されているコイズミのファリスの方を見たら、これがいい!と言い出して、予想外の展開になってしまいました。(笑)
確かにファリスのデザインは洗練でおしゃれ、リビングに置いても学習机ぽっくなく違和感がないと思います。奥行は浅くて上に本立てを付けられないのはちょっと迷いましたけど、iPadを置けるデザインに惹かれています。
不満というか我が家として都合の悪いところは、コイズミのデスクは他のメーカーのものより5cm幅広いので、ちょうどコンセントの差込口を遮てしまいます。延長コードを使って少し離れているところのコンセントを使うことができますが、見た目はきれいではないし面倒ですね。ただ5cmの差で…完璧にあうものがないから、それだけを我慢してファリスに決めたいと考えています。
appleさま
コイズミファニテックのファリスとは、これまた急展開ですね!
ですが、デメリットも飲み込んだうえでの決定は良いんじゃないかと思います^^
コンセントに干渉する場合は、スイング式のプラグを備えた電源タップで問題を解決することはできないでしょうか?
(同様のものは100円ショップでも購入できます)
一般的には壁と床の取り合わせに巾木があり、巾木はだいたい5mm以上あるので、そこはそもそも机を置けません。
さらにあと10mmもあればスイング式のプラグが挿せると思うんです。
ファリスに付属のコンセントボックスのコンセント形状は覚えていないのですが、おそらく一般的な平型だったと思います。
もしL型であればスイング式の電源タップを使う必要はありません。
あと、電源タップと言うと、机の上か下にポンと放り投げた感じになると思われがちですが、マスキングテープで壁に固定することもできます。
【参考】マステ+両面テープで!賃貸の壁に電源タップやリモコンを取り付ける方法
ACアダプタをたくさん挿す場合や頻繁に抜き差しする場合は壁から剥がれてしまう可能性がありますが、こういった方法もご検討いただければと思います^^
収納マン様
ご教示ありがとうございました。
我が家の場合は正確に言うと、デスクを置くために、いま置いてあるサイドボードをずらさないといけなくて、サイドボードはコンセントに干渉してしまいます。スイング式のプラグを挿すと、サイドボートと壁の間に隙間ができてしまい、小物などは隙間に落ちてしまうかもしれないので、そこのコンセントを諦めようかなと思います。(泣)
マスキングテープで電源タップを固定する方法はいいですね!賃貸ではないですが、できれば壁に釘を打ちたくないので、参考させていただきます!
appleさま
なるほど、そういうことなんですねー。
以前は厚み6mmほどのフラットプラグを備えた電源タップがあったのですが、現在は廃番となっています。
もしそれがあったら、サイドボードと壁との間にすき間はほとんど生じなかったはずなのですが…。
すき間が生じてもウレタンボードなどを挟むことで小物が落下することは防げます。
ただ、それも状況によっては見た目を損なうこともあるのかもしれませんね^^;
収納マン様
6mmの電源タップはいいですね!なんでなくなったのだろう…ほかの薄いものがないか探してみます。
ついでに、ライトについてもお伺いしたいです。ブログに掲載されている学習用LEDデスクライトに関連する文章を拝見しました。おすすめのコイズミのECL-546やECL-611あたりを考えましたが、楽天のあるお店はファリスのデスクとシェルフセットを購入する人にPCL-811をプレゼントするキャンペーンをやっています。ただ、セットは単品より1500円ほど高くなっているので、プレゼントというより1500円でPCL-811を買えると言うことですね。PCL-811は照明モードを選べなくて(個人的にあんまり重視していない)、照らす範囲も高いものより狭いですが、1500円だと考えるとコスパが悪くないと思いますね。PCL-811でも小学生の勉強には十分なのか、1万円以上高いけどECL-546はそれなりの価値があるから買うべきかを悩んでいます。収納マン様のご意見はいかがでしょうか?
appleさま
厚み約6mmのフラットプラグは20年前にはありました。
しかし、数年前にサンワサプライが扱っていたのを最後に終売となったようです。
こういうのはロットが少なくなるとコストが上がってしまうので、採算が合わなくなってしまったのでしょう。
それはさておき、ファリスのデスクライトの件。
PCL-811がオマケのような感じで付いてくるのは確かにお得ではあります。
一方で、PCL-811の特徴は簡単に言うとシェード幅が広いという特徴だけは維持しつつコストを抑えているという点です。
調色機能がないだけでなく、直下照度はやや眩しい感じ、アームは自在に調節できるという感じではありません。
眩しさを感じるのに角度が思い通りにならないというのは、ちょっとストレスに感じる可能性があります。
ただこれはあくまで主観や許容範囲の問題なので、コストのことも考えると難しいところです。
私なんかはPCL-811をダメもとで買っておいて合わなければ買い替えたら良いと思いつつ、ダメでも真新しいPCL-811を手放せずに結局そのままとなりそうです^^;
収納マン様
返事遅くなって失礼しました。
やはりPCL-811をやめることにしました。おっしゃる通り、もし買ってしまったら不満があっても我慢しながらそのまま使いそうです。何年間も使うものなので、子供の目に良いものを選んであげたいと思います。
ECL-546は第一候補ですが、アームがなくてECL-611みたいに自由に調整できないことを懸念しています。セードは可動ですから、アームは必要なしとのことでしょうか?
appleさま
私もappleさんと同じ性質で不満を感じつつもそのまま使いそうなのでお気持ち良く分かります^^;
それはさておき、ECL-546はデスク中央に設置するのが普通なので左右方向の位置調節の必要はない、高さは最適な位置をキープできている、眩しければシェードを傾けたりツインライトを回転させれば良い、という設計思考です。
位置調節などがしにくいと言うよりは、最適なあかり環境を常にキープできていると言えます。
ただ、こちらは組み替え式デスク全盛期の「最適なあかり環境」です。
デスクの奥行が浅い、もっとも新しい商品であるファリスにも同じことが言えるとは思えません。
ECL-546のほうがハイスペックであることは間違いないのですが、ECL-611のほうが調節がしやすく、見た目にもボリュームがファリスに合っていて良いのではないかと個人的には思います。
収納マン様
コイズミ公式HPの商品紹介ページにファリスのデスクと一緒に写っているのはECL-611だと思います。スペックの一番高いECL-546を使っていないのは、やはり見た目的にECL-611との相性が良いとのことですね。
それを分かっているものの、大した差額ではないので上位機種にしたいという気持ちもあります。分かっていただけますか?(笑)あと、アーム式では一番良い角度に設定しても、使っているうちにだんだん緩くなって角度が変わったりしますので、ちょっとストレスがあります。コイズミの商品はそんなことがないかもしれませんが。
とりあえず、テーブル届いてから実物を眺めながら決めたいと思います。
appleさま
つまり見た目重視でECL-611よりもスペック重視でECL-546というわけですね。
そこをご理解いただいているならそりゃあECL-546で決まりでしょう^^
アームは緩んでくることがあるというのも確かにその通りです。
どうしてもこういうものは個体差があったり、使い方によって変わってくることもあります。
ECL-611はECL-546に比べて小さいシェードで広い面を照らす必要があるため、ECL-546よりは直下が明るくなっています。
スペックで選べばECL-546で間違いないと思いますよ^^
収納マン様
ほぼECL-546に決めましたが、購入する前に念のためメーカーに問い合わせしてみたら、なんとECL-546はファリスに取り付けることができません!
「クランプのサイズが大きく、天板下から留める仕様になっており、ファリスは天板の下から大きなクランプで留めることができません。」とのことでした。デスクシェルフにも取り付けができないそうです。
ファリスとECL-546の組み合わせを考える人は他にもいるかもしれないので、情報共有させていただきます。(そう言った情報はHPの商品紹介ページに載せてほしかったのですが…)
ECL-611の一択になりましたw
appleさま
えーっ!間違ったアドバイスをしてしまい、本当に申し訳ありません(+_+)
同時に、購入前にご自分で調べてくださったこと、こちらでご報告くださったことに感謝いたします。
改めて確認しましたところ、ECL-546は取り付けに必要な天板下の奥行が40mm以上、ECL-611の場合は同じく30mm以上となっています。
ファリスは天板の奥行自体が短いため、天板奥下側のクリアランスが少ないということなのでしょう。
ちなみに、天板奥下側の奥行が30~39mmでも取り付け可能なのはコイズミファニテックではECL-611/612だけ。
ほか、ECL-335/336/338は35~39mmでも取り付けできますが、appleさんのお眼鏡にかなうようなものではありません。
appleさんのご指摘を受けて改めてカタログを確認したところ、ファリスのページ(カタログP.06)に推奨ライトとしてECL-611/612が紹介されるとともに、その下には「※デスクには背板があるため、クランプ式ライトではECL-611・612のみ取り付け可能です。」と書いてありました。
本当に私の目が節穴なばかりに申し訳ありませんm(_ _)m