2019年度はイオンで「かるすぽランドセル」を購入すると「ランドセル収納ラック」がもらえるというキャンペーンがありまして、大手学習机メーカーのランドセルラックの売上に影響が出るんじゃないかとウワサされていました。実際のところどうだったのか分からないのですが、現時点では同じようなキャンペーンは実施されない様子ですね。
そもそもそのランドセル収納ラック自体が2020年度のカタログから消えていますし、イオンとしても効果が見えにくかったのではないでしょうか。
イオン・マルチ収納ランドセルラック

出典:イオン
2020年度は代わりに上写真の「マルチ収納ランドセルラック」を投入。パッと見た感じは昨年度のランドセル収納ラックに仕切り板を付けただけのように見えますが、昨年度はカラーボックス同等の奥行295mmだったのに対し、今年度は奥行395mmに拡張されています。これはランドセルを収納するには奥行295mmでは足りないという問題があったからではないでしょうか。
価格も税別4,980円から同7,980円にアップ。側面にフックも付いたとは言え、ちょっと割高感は否めません。この値段だったら個人的には無印良品で「スチールユニットシェルフ・中」を買うかなーと思います。あとでキャスターやポリプロピレン引出しをセットすることもできますからね。
イオン・学習デスクDKJ-10/20

出典:イオン
2020年度のイオンの学習机は安っぽいシンプルで素朴な「コンパクトデスク」と、オカムラ「アルコ」に似た「コンパクトフリースタイルデスク」の2モデルで変わりありませんが、それ以外のラインナップのひとつに変化があります。天板リフティング式ワゴンを装備した税別29,800円の「学習デスクSVC-1920L-NA」が上写真の「学習デスクDKJ-10(ナチュラル)/DKJ-20(ホワイト)」にチェンジしたのです。
天板リフティング機能を備えた学習机が減る中、税別29,800円で買えるベーシックデスクというのは魅力的だったと思うのですが、さすがに採算が合わなかったのでしょうか。
そのほか、2020年度のイオンの学習家具ラインナップ全体を俯瞰すると、学習椅子はイオンのプライベートブランドである「トップバリュ」から除外されていることに気づきます。回転チェアもカタログから消えており、ますます販売が鈍くなってきている感じが伝わってくるようです。
「ホームコーディ」ブランドの日用品は人気に拍車がかかる一方で、どうしてイオンの学習机はこんなにダメダメなんでしょうか?やればできるんデスから、2021年度は頑張って欲しいものですね。
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