不覚にも新型デスクRIPIA(リピア)に一目惚れ♡アクタスの2016学習机

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アクタス2016キッズ家具カタログ

8月8日から9月30日までACTUS(アクタス)のキッズ家具がモニターキャンペーンと称してお買い得になっていたことは知っていたんですが、なかなか時間の都合がつけられず先日ようやく足を運んできました。

正直言って、別に何も期待していなかったんですよ。新型デスクが登場していることも知ってましたけど、別にたいしたことないなって思ってました。でも実物を見てびっくり。やっぱり写真で見るのと実際に手で触れるのとでは大きな違いですねー。

 

これだよコレ!新型デスクRIPIA(リピア)

アクタス大阪空港店のキッズ家具の売場の正面で出迎えたのは新型デスクのRIPIA(リピア)。8月に写真で見たときは「へー。あっそ。」くらいにしか思えませんでした。

しかし実物を見て一変!これだよ、これ!きっとリビング学習を考えている多くの消費者が求めているかたちは!

カリモク家具でNo.1の売上を誇るボナシェルタでもなく、モモナチュラル(ピエニコティ)のMOCHA(モチャ)デスクでもなく。

無印良品のパイン材ユニットシェルフのようなオープンラックに、入れ子式のデスク。オーク材の円柱を組み合わせたボリューム感。シンプルな構造。誰が見ても、説明しなくても分かる、筋の良いデザインと機能性。まるで学習机のiPhoneと言っても良いでしょう。

いやこれはもう、私なんかが下手に説明しないほうが良いでしょう。見れば分かる。見なきゃ分からない。

近年のアクタスは個性的なデザインのSARCLE(サークル)やVARIO(ヴァリオ)を押していましたが、2016年度はこのリピアを前面に打ち出してきたのも納得です。

率直に言って、「Best of 2016学習机」の候補一番乗りです。ただ残念ながら、リピアには引出しがないという致命的欠陥があります。横に申し訳程度にサークルのワゴンを置いていましたが、ちょっと合っているとは言い難い。逆に言うと、これは他のメーカーにとって後出しジャンケンがしやすい状態と言えます。さて、2017年度、他のメーカーからこのリピアのオマージュが出てくるでしょうか?今から楽しみです。

ちなみに、アクタスの家具についてコストパフォーマンスを語るのは野暮だとは思いますが、シェルフ+デスクのセットで122,800円という価格自体は手が届きやすいものの、中国製で引出なしということを考えれば割高であると言わざるを得ません。



なんで久和屋の学習机がアクタスにあるの!?

久和屋・WARMY

出典:久和屋

アクタス大阪空港店のキッズ家具売場の奥に進むと、もう一つのサプライズがありました。あれ?こんなデスク見たことない。タモ無垢でオイル仕上げのデスク。起立木工?いや、違う。もっと丁寧だ…。

隅々まで身体検査をしてみてびっくり。久和屋(くわや)の学習机でした!そう言われたら確かに、ディテールが久和屋だ!これはちょっと、というかマジでウハウハしちゃうなー!

勝手に盛り上がってすいません(笑)改めて紹介します。久和屋は静岡市に本社を置く総合家具メーカーです。とは言え、基本的に私の認識としては箱物家具メーカーです。ダイニングボードやリビングボードを中心に作っています。タモ、ウォールナット、ナラ、メープルなどを中心に自然塗装の家具を扱っています。

基本的に私はあんまり自然塗装の家具を扱っている会社は好きではないです。それは技術力がないのにイメージ先行で家具を売ろうとするからです。でも久和屋は違います。しっかりとした理念を持ってモノ作りをしており、技術力もとても高いです。ハッキリ言って、箱物家具を作らせたらカリモク家具や浜本工芸や飛騨産業よりも上だと思います。

その久和屋の学習机がアクタスにあったんです。カタログには載っていません。私も生まれて初めて見ました、久和屋の学習机なんて。

芸術性という観点で言えば、久和屋の学習机は飛騨産業のそれと同等と言って差し支えないでしょう。また学習机としての機能性という点では、大塚家具製造販売に近い大味な感じがあります。よって学習机としてオススメとは言い難いのですが、家具好き&学習机好きとしては極上の逸品なのであります。

ちなみに上写真の商品はWARMY、デスク+チェスト+ブックスタンドのセットで税別146,000円。久和屋を知っている人なら安いと感じると思います。アクタス大阪空港店には他にALETTAというデスクもありました。こちらはオーク材のウレタン塗装。

久和屋、ちょっと本気で学習机作ってもらえないかな~♪もしそうなったらマジで楽しみです。

 

2016アクタス学習机のモデル数は2減1増

2016年度のアクタスの学習机のモデル数はANFUN(アンファン)とMERRY(メリー)の2モデルが減って、代わりに冒頭でも紹介したリピアが登場しました。アンファンはアクタスらしいデスクではありましたが、後輩のSARCLE(サークル)に譲る形となったのでしょう。メリーもここ数年の定番商品だったんですが、もうアクタスに集まるようなインテリ層には白塗りのデスクは流行らないのか、イケアとかぶってしまうところがあったんじゃないかと思います。まあメリーはそのレベルの商品でしたし。

価格については、2015年度に比べて概ね6%前後の値上げ。妥当なところじゃないでしょうか。その代わり、今夏のモニターキャンペーンと称するセールの期間も長くて対象商品も多かったですし、そのチャンスを逃した人も10%引きセールを待てば良いと思います。

ちなみに、堀田木工所のPIZZI(ピッチ)だけはお値段据え置き。そのためかモニターキャンペーンの対象にもなっていませんでした。MEZZO2(メッツォ2)は逆に約19%価格アップ。一時期は商業伐採不能とさえ言われたウォールナットが最近はあちこちで使われ過ぎです。この値上げは原料高騰によるものではないかと思います。

 

2016アクタス学習机のちょっと気になったところ

2015年度はCONTE(コンテ)の投入など迷走気味だったアクタスですが、2016年度はかなり良い感じに仕上がっているように感じます。キッズ家具だけでなく、家具および雑貨の売場全体を見ても、アクタス本来の立ち位置をよく理解したうえでの展開ができています。以前のような単なる家具のセレクトショップという感じではなく、他では見れない家具が占める割合が高くなっており、バランスも非常に良いです。SOHOLM CAFE(スーホルムカフェ)の取り組みも好調なようで結構なことだと思います。

学習机に関しても、数年前までは明らかに質の良くない中国製と、堀田木工所と杉工場の持ち寄りという感じでしたが、中国製のものは品質が良くなり、ほとんどがオリジナルモデルで固まりました。ですが万事OKとは言えません。

特に気になるのは、売れ筋上位を占めると思われるFOPPISH(フォピッシュ)、FUZZLE(ファズル)、REVE(リーヴェ)の上棚の取り付け方法。ネジで背面側からのみ固定しているため、ちょっと危険です。デザイン優先の設計のため安全性がないがしろにされています。

また、VARIO(ヴァリオ)のワゴンの引出し。ソフトクロージング機構が付いていてスペック的には良いレールですが、指の第一関節が外れそうなほど固かったです。1年間売場に寝かした古い展示品はスムーズでしたけど、新しいほうは2台とも恐ろしく固かったです。まだまだ品質が安定しない証左ではないでしょうか。

ニトリでもたまに引出しがまったく開かないものに遭遇することがありますが、いくら輸入品の品質が上がったとは言え、非国産品はまだまだ品質にバラつきがあります。また、アクタスに限らず、デザイン優先の学習机は必ずと言って良いほど、その代わりにもっと大事なものを無視している傾向があります。言わずもがな、安全性や機能性(実際の使い勝手)のことです。それらの点についてはくれぐれも注視していかなければならないと改めて思った次第です。

アクタス販売店2016学習机
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