2019学習机市場はこうなる!学習家具メーカー4社合同展示会を終えて

学習家具メーカー4社合同展示会2019

前々回まで4回に渡って、「学習家具メーカー4社合同展示会2019」出展4社のレポートをさせていただきました。また、一般社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)発表のデスク購入率と平均購入価格の予測についても前回紹介しました。

以上を踏まえまして今回は、展示会を通じて知り得た各社の動向をもとに、2019年度の学習机市場を私なりに占ってみたいと思います。

「子供らしさ」より「見た目重視」に

2019年度は各社とも新型デスクが少なく、全体的にラインナップを絞り込む傾向となっています。中でもカラーデスクのラインナップの減少が顕著で、一方で中高生が使うのに良さそうな落ち着いた風合いのデスクを前面に打ち出してきた印象があります。

当ブログで実施したアンケートでも、学習机の購入に際しては母親の意見が重視されていることが分かっています。決して「インスタ映え」を狙っているとは思いませんが、子供らしさよりも見た目の良さを重視する傾向が強くなっているのではないかと考えられます。

個人的にもカラーデスクは好きですが、実際に買うとすれば落ち着いた雰囲気のほうかなと思います。この傾向はまだしばらく続くのではないでしょうか。



コスパの訴求が重要に

では、子供に机を買うにあたって、母親が見た目だけを重視しているのかというと、決してそうは思いません。日頃の食事を気遣うように、やはり健康面や安全性に重きを置く人が多いのではないでしょうか。

そうは言っても、品質が上がれば価格も上がるので、コストパフォーマンスという観点も重要です。その点で、コスパの良さを伝えきっているニトリは強く、反対に学習机メーカーはその点の訴求力が十分でないと感じます。

「価格はニトリより高くても、やっぱり餅は餅屋だね」と言ってもらえるように、メーカーも家具販売店ももっと努力が必要ではないでしょうか。

2019年度は掘り出し物が期待できるかも

もっとも、2019年度はメーカーの意図とは関係なく、コスパが良い学習机が手に入るチャンスがあるかもしれません。

2018年度は多くのメーカーが予想を下回る結果であった一方、2019年度は各社ともラインナップを絞り込んでいます。このことから廃番品を中心に在庫を抱えていることが考えられ、それらがお買い得品として売場に並ぶ可能性があります。

もちろん、これは私がメーカー各社にヒアリングした結果ではなく、あくまでも憶測です。近年は生産をジャストインタイムに移行しているので、そんなに過剰な在庫は発生していない可能性もあります。実際、2018年度は2~3月に在庫品が叩き売りされるようなことはありませんでした。ですので、これはあくまでも私の希望的観測かもしれません。

開発者は皆、子供を持つお父さんの顔!

近年、学習机はリビングダイニング学習に対応するかたちで開発が進みました。しかし、実際にはそこに大きな市場は存在しなかったことが明らかとなり、一旦その方向は見直してジックリ考えようというのが2019年度だと思います。そのため、表向きには今年度は盛り上がりに欠けるでしょう。

しかし、私は今回の4社合同展示会に参加して、開発者の皆さんの熱い思いに触れることができました。皆さん、本当に学習机が大好きで、いくら業界に明るい話題がなくても、決してあきらめていません。

これから学習机を買わんとする皆様におかれては、いろいろと不満もあると思います。しかし、学習机メーカーの開発者も決して惰性で学習机を作っているわけではありません。他社でヒットした商品をパクって、売れりゃあ何でも良いわなどと安易に考えているわけでもありません。

学習机メーカーは皆、子供を持つお父さんの顔で学習机を作っています。子供にとって何が最良かをシッカリと考えて学習机を作っているのです。今回、私は改めてそのことを実感しました。

1年後になるか2年後になるか分かりませんが、学習机市場はこれからもっと良くなっていくと思います。私としては今回、強くそう感じましたので、ぜひ皆様にはお子さんと一緒にワクワクしながら安心して学習机を選んでいただければと思います。

スポンサードリンク
スポンサードリンク