好評連載中の2022年度「価格帯別おすすめ学習机」、今回は6万円台のオススメを紹介して参りたいと思います。
6万円台と言えば、ほぼ学習机の平均購入価格です(学習家具メーカー4社発表による2020年度の学習机の平均価格69,450円)。しかしながら、近年は低価格帯と高価格帯の二極化が進行した結果、これといった候補がなくて苦労していました。
ところが、今年は違います。イトーキが60周年記念で特価品をバンバン投入してくれたので、逆に絞り込むのが大変なくらい。5~6万円台で学習机をネットで購入しようと考えているなら、イトーキを軸に考えたほうが早いんじゃないかという感じです。
今回も基本的に上棚もしくは書棚付きの学習机を中心に、楽天市場で取り扱っている4千アイテム以上からピックアップしています。では早速、6万円台のオススメを紹介して参りましょう。
※すべて2022/01/26現在の税込価格
イトーキ・カモミール ベーシックタイプ
まずはイトーキの「カモミール・ベーシックタイプ」(税込60,000円)。上写真のナチュラルホワイト色(GC-F32Z)だけでなく、ハーブグリーン色(GC-F32GZ)もあります。
現在、コイズミファニテックの「オルレア・ベーシックデスク」が税込82,940円からなので、デスクライト無しということを考えるとやや微妙ですが、 専用お片付けトレー付き、ワゴン2段目が中深で使い勝手が良いといったところを評価してもらえると、とても良い選択肢だと思います。
イトーキ・リーモ ベーシックタイプ
続きまして、イトーキの「リーモ・ベーシックタイプNAG-F31Z」(税込60,000円)。基本スペックは前述のカモミールとほぼ同じです。
「リーモ・ベーシックタイプNAG-F31」というモデルもあるのですが、こちらは税込64,900円でデスク横の樹脂製フックに変えて、もともとリーモに標準装備されていた使い分けフックが付いています。使い勝手や見た目の面では使い分けフックのほうがオススメなんですけど、さすがにこれだけで4,900円も違ってくると厳しいですね。
イトーキ・NUF-F4VB
お次もイトーキで「NUF-F4VB」(税込69,900円)。スタイルとしては前述のリーモと同じベーシックデスクで、ブルックリン風に仕上げたものです。同社「ウットフォーク」の廉価版と言える仕様となっています。
使い分けフックとほぼ同等のS字フック付きハンギングバーを装備しており、クーポンを使えばリーモの使い分けフック付き(NAG-F31)とさほど価格は変わりません。
イトーキ・YFD-MF56X
落ち着いた色合いがお好みでしたらイトーキの「YFD-MF56X」(税込60,000円)もよろしいかと思います。こちらはかつてイトーキのハイエンドモデルだった「トレフ」のユニットデスクの、どこぞの家具販売店のオリジナルモデルではないでしょうか。袖引出しはワゴンではなく固定で、2枚の拡張天板を使うことで幅138cm、153cm、168cmの3サイズに伸縮することができます。
ちなみに、イトーキでは現在、同じ税込60,000円で「AUT-2LBRX」というユニットデスクも販売中です。もともとニトリで扱っていたもので、サイズや色合いの好みによってはこちらもアリかもしれませんが、中国製のYFD-MF56Xに比べると品質面で劣るベトナム製です。その点はご注意ください。
イトーキ・ロロックN
イトーキの怒涛の特価品ラッシュもようやく最後。コンパクトなデスクをお探しなら「ロロックN」(税込60,000円)はいかがでしょうか。
デスクの幅は90cm、ワゴンはスリム、上棚もコンパクトですが、天板はビーチ突板で、北欧風のオシャレな感じ。おまけにデスクライト付きですから、コスパは良いと思います。
コイズミファニテック・CDコンパクト
イトーキの「ジョイカラー・ネオHY-F」(税込69,900円)も悪くないのですが、コイズミファニテックの「CDコンパクトCDR-395BKNB」(2021年度モデル、同66,000円)のほうがハイスペックでオススメかと個人的には思います。
なお、女の子にはピンク色のイトーキ「ジョイカラー・ロー棚タイプHX-F92PKN」(税込60,000円)、同じく「ハイ棚タイプHX-H92PKN」(同60,000円)もあります。組み替え式のカラーデスクをお探しで色の好みさえ合えば、いずれもお買い得だと思いますよ。
くろがね工作所・ラティック
昨年度は6万円台のオススメに、コイズミファニテックの「ビーノ」3点セットや、「レイクウッド・ベーシックデスク」、「ブロスト」3点セットが入っていたのですが、値上げや大人の事情により、今年度はクーポンやポイントを駆使しないと実質6万円台になりません。
そこで、くろがね工作所の「ラティック3点セット」(税込63,800円)はいかがでしょうか。100×55cmのアルダー無垢のデスク、キャビネット(ワゴン)、調色機能付きデスクライトのセットです。2021年度モデルながら、デスクマットも付いており、お買い得だと思います。
以上、6万円台のおすすめ学習机を7モデル紹介しました。冒頭でも申し上げました通り、今年度はイトーキが60周年記念特価品を大量投入してくれたおかげで、本当に悩ましい限りです。
来年度も61周年記念セールをやってくれないものでしょうか(笑)冗談抜きで、期待しています。
こちらも追加でオススメ!

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【コメント】 皆様からご質問・ご意見など
初めまして。3年程前からブログを読ませて頂いて勉強させて頂いております!
今回、子供達に学習机を購入しようと検討しているのですが、2台同時に購入と言う事でせっかくならタイミングが合うのでイトーキ60周年記念特価で購入出来ればと考えております。
リーモ•ベーシックタイプと同額のデスク(JAQ-F31)&チェア(KM48-31)セットで悩んでいるのですが、現物を見て購入することが出来ないので、アドバイスを頂ければありがたいです。
大きな違いとしては、リーモにはお片付けトレーが付属している事、セット商品にはチェアが付属していること以外にありますでしょうか。
それ以外のサイズなどの基本スペックが同じであれば、チェア付きの方がお得でしょうか。
引き出しの開け閉めのスムーズさなどが比べられないのですが、セット商品のデスクでも同じイトーキ製と言うことで特に問題なしと考えて良いと思われますでしょうか。
お時間のある時にアドバイスをお願いできれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
レモンさま
はじめまして^^
3年間も当ブログを熟読のうえ、リーモ・ベーシックタイプかJAQ-F31のチェアセットに絞られたわけですね。
JAQ-F31の椅子付きで6万円ポッキリというのは確かにお買い得だと思います。
両者の違いは、ほかに以下のような点が挙げられます。
●リーモの上棚の棚板は上下3段に可動、JAQ-F31は固定
●リーモもJAQ-F31もクランプ式デスクライト取付穴が小さいが、リーモは棚板を外せるので金具の大きなクランプでも取り付けできる
●リーモの本体引出しはフルオープン、JAQ-F31は非フルオープン
●JAQ-F31のワゴンの引出し前板はフィンガージョイント(継ぎ目が気になる人もいます)
●リーモの上棚の小引出しは2杯、JAQ-F31は1杯
●JAQ-F31はワゴン引出しに鍵がない
発売当時とは価格が異なりますが、下記もご参照ください。
現在の価格で言うと、コスパで選べば断然JAQ-F31のチェアセットだと思います。
一方で、上棚の棚板が動かせたほうが良い、デスクライトの選択肢が少ないのは困る、鍵は欲しい、多少価格が上がっても脚や引出し前板の質感にこだわりたいという場合は、リーモのほうが良いかもしれません^^
詳しく教えてくださりありがとうございます。
添付してくださった記事を見逃していたので、今回読ませて頂き、アドバイスをもとに考えた結果リーモに決定しました!
上棚が可動式であることや、小引き出しが多い点、また本体引き出しがフルオープンなど魅力的だったため今回はリーモに軍配が上がり、チェアは別で購入したいと思います!
余談ですが、今回購入する学習机は子供部屋用で、それとは別にリビング学習用に造作のスタディコーナーを作ってもらいリビング学習椅子としてハロウチェアを二脚オーダーしています!
届くのが楽しみです!
いつも為になる記事をありがとうございます。
これからも勉強させていただきます。
レモンさま
リーモは上棚棚板が可動式なので、天板面を広々使いやすくて良いと思います。
また、デスク本体引出しがフルオープンでも、実際のところ座った状態だと非フルオープンと比べて大差ないのですが、上方向から力が加わってもスライドレールが変形しにくいというメリットが得られます。
よって、椅子1脚分ほど高価になりますが、ご予算さえ許せばリーモで正解だと思います^^
リビングにハロウチェアを2脚もお買い求めいただいたということでありがとうございます!
子供部屋、リビングともに、学習スペースをシッカリ用意されるなんて、お子さんにとって最高の学習環境ではないでしょうか。
またご不明の点がございましたらいつでもご相談ください^^