2020年度の「価格帯別おすすめ学習机」のコーナーもいよいよ最終回を迎えました。
「あれ?まだ9万円台が残ってるんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。しかしながら、昨年度と同様にコレと言ったものがないので早々に店じまいすることにしました(苦笑)
代わりに8万円台が充実していれば良かったのですがそういう感じでもなく。なんだか不完全燃焼な感じですが、8万円台のおすすめを順番にご紹介して参りたいと思います。
なお、今回も楽天市場で扱われている学習机で、基本的に上棚(or書棚)&ワゴン付きのものを対象としています。一応。
※すべて2020/01/27現在の税込価格
コイズミファニテック・アルフ
コイズミファニテックの「アルフ」は10の組み替えパターンを持つ組み替え式デスクの一種です。「スタディアップデスク」シリーズのひとつと言っても、2019年度以前をご存じない方には意味が分からないと思いますが(苦笑)
スタディアップシリーズは最盛期の2017年度には7モデルありました。アルフは2019年度にも8万円台のおすすめ学習机としてピックアップしており、その際に”仮にスタディアップシリーズが全滅しても、アルフだけは生き残るんじゃないかとすら思います。”などと不謹慎なことを申し上げましたが、本当にその通りになってしまったというわけです。
ともあれ、スタディアップデスクシリーズがアルフを除いて全滅となったのはあくまで戦略ミスです。商品そのものは決して悪くありません。組み替え自由な書棚とコンパクトな調色式デスクライトが付いて8万円台というのはお手頃だと思います。デザイン的にも写真で見るより実物のほうがずっと良い感じです。
浜本工芸・No.90デスクB
お次はこれも昨年度の8万円台のおすすめとしてピックアップした浜本工芸の「No.90デスクB」です。楽天市場では定価表示となるので正しくは9万円台ですが、実売価では8万円台というのが相場…という勝手な解釈で選ばせていただきました。
No.90デスクBはいわゆるライティングデスクで、天板を広げれば奥行70cm近くにもなります。逆に、天板を閉じれば見た目スッキリ。収納力も大きいです。国産デスク最高峰と名高い浜本工芸で、引出しが2杯も付いてこのお値段ですから、信じられないくらい安いと感じます。
なお、No.90デスクは天板を広げると引出しが使いにくいという意見があります。確かにその通りだと思います。よく使う文房具は収納部にペン立てを置いたり、小引出しを置くなりして対処するのが良いでしょう。
というわけで、8万円台のおすすめ学習机は以上の2モデルのみと申しますか、楽天市場での表示価格で言えばアルフ1モデルのみとなりました。9万円台のオススメをピックアップしても昨年度同様にカリモク家具の「コーディSU3670」と浜本工芸の「No.6000デスクユニット」なら実売価で9万円台にすることも可能という話にしかならないので、今年は9万円台のオススメを取り上げるのをやめた次第です。
コイズミファニテックのハイエンドモデル「WDスペシャル」が楽天市場でも11万円台からですか。以前はWDスペシャルより高級なモデルがあったことを考えると隔世の感がありますが、決して学習机の低価格化が一方的に進んでいるわけではありません。10万円以上はカリモク家具と浜本工芸に完全に抑えられてしまったというのが正しい分析だと思います。いわゆる二極化という状態ですね。
楽天市場でも決して高級デスクが売れないというわけではありません。価格競争に陥ることを嫌うメーカーが敬遠しているだけだと思います。もちろん、高い買い物だから信頼できる地元の家具販売店で買うことが望ましいことは言うまでもありませんが、消費者としては様々な選択肢から選びたいものです。
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