好評連載中の「価格帯別オススメ学習机2019」、今回は5万円台をお送りしたいと思います。
例年、5~7万円台はコレといったものがなくてピックアップに苦労するんですけど、今年は粒が揃っていますよー。いくらお買い得品だけを選抜しているとは言え、「5万円台でこんなのも買えちゃうんだー」と我ながら感心してしまいました。
今回も楽天市場で扱われている「学習机」カテゴリーの900弱のアイテムの中から選んでいます。また、基本的には上棚付きでピックアップしています。
では、順番に見て参りましょう。
※価格はすべて消費税込み、2019/01/16現在
イトーキ・カモミール・ベーシックタイプ
通常、7万円台で販売されているイトーキの「カモミール・ベーシックタイプ」がナント税込59,800円。ただし、2017年度モデルの在庫処分なのでワゴン天板はプリント紙のはずですが、写真は2018年度以降のバーチ無垢じゃないですかね?
ちょっとそのあたりの真偽が定かではありませんが、それでもこのお値段というのはかつての「おねだん異常ニトリ」以上の衝撃価格です。
くろがね工作所・天然木デスクAC-D18
引き続きこちらも女の子向けのベーシックデスクで税込59,800円。「ハローキティのデスクがデスクライト付きでこのお値段!?」と思ったら、くろがね工作所の「天然木デスクAC-D18」はキティちゃんのプリントを省くことで価格を抑えたweb限定モデルだったんですねー。
アカシアの木目はちょっと独特ですけど、マイクラ好きやキティちゃん好きの方にオススメです。
くろがね工作所・3DデスクSCB-19
ついでに、もう1台くろがね工作所のデスクをピックアップしました。「3Dデスク(コンポーネントデスク)SCB-19」は品番からすると2019年度モデルのカタログ外商品でしょうね。おそらく「スタンダード・ロータイプ」のワゴン天板リフティング機能などを省くなどして価格を抑えたモデルだと思います。
これの特徴は、5万円台で買える大手メーカー品の組み替え式デスクだということです。ニトリで「かわるんラック(特許出願中)」が付いた組み替え式デスクを買おうと思っても6万円台からですからね。おまけに、こちらのほうがカラフルなインジケーター付きの調色調光式LEDデスクライトで子供も喜ぶわけで。
ちなみに、Zアームタイプの「コンポーネントロータイプデスクSCB-19」というのもあります。
ヒカリサンデスク・SDW-サンワークス3
お次は昨年も5万円台のオススメにピックアップしました、ヒカリサンデスクの「SDW-サンワークス3」です。より正確に言えば昨年は「2」で、2019年度モデルは上棚の形状とカラーリングが少し変わりました。
サンワークスをオススメする理由は、5万円台なのにオークまたはウォールナットの突板を使っているということ。また、上棚が足元棚として使うこともできるようになっており無駄がありません。ただし、そのためにワゴンの奥行は浅めです。
ニトリ・ロータイプデスクAPD-1
さてさて、お次はニトリ×イトーキの「ロータイプデスクAPD-1」です。イトーキのウットフォークもしくはスクリプトっぽいデザインで、ラバーウッドにナラの木目を印刷した天板を採用しています。
ちなみに、ウットフォークもどきはデスクライト別のタイプなら島忠ホームズで5万円台で買うことができます。

イトーキ・ロロック
またまたイトーキ、今度は幅90cmのコンパクトモデルとしてもはや定番と言える「ロロック」です。いつの間にやら天板がバーチ突板からビーチ突板に変更された「ロロックN」が販売開始されたため、旧仕様モデルが処分価格となっている模様です。
2013年度を最後にカタログから消えてweb限定モデルとしてひっそりと販売されていると思っていたら、6年もの時間を経て継続決定とはスゴイですね。やっぱりカラーリングとコンパクトなサイズが人気の秘訣なんでしょう。
コイズミファニテック・リファルド
最後はコイズミファニテックの「リファルド」です。100デスク+ワゴン+ブリッジの3点セットで税込59,100円から。えー、マジですかー。アルダー無垢のリファルドが5万円台で買えちゃうんですねと今更ながら驚いております。
とは言え、+3千円程度で「ビーノ」の3点セットが購入できます。また、「ワイズ」の3点セットもリファルドとほとんど同じ6万円弱です。さすがコイズミ、層が厚いですねー。
というわけで、価格帯別オススメとしては珍しく全部で7モデルもピックアップしてしまいました。本当に今年の5万円台は豊作ですねー。
これだけ台数が揃っているにもかかわらず、5万円台はくろがね工作所のコンポーネントデスク以外、すべて天然木デスクというのも驚きです。メーカーは本当に大変だなーというか、イトーキがちょっと頑張りすぎですよね(苦笑)さすが消費者の味方、安売王の伊藤喜商店です。
もちろん、それでも品質がちゃんとついてきているんだから問題ありません。それなのに、変なデスクに手を出しちゃう人が少なくないんだからもったいない話ですよね。片っ端から楽天市場でデスクをチェックしていると、つくづくそう思います。
続編

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【コメント】 皆様からご質問・ご意見など
はじめまして。
学習机選びの教科書として拝見させていただいております。
さて今回、小2と年長になる子供と資格試験に取り組み中の自分のために学習机を購入検討中です。
2台購入して、横並びにし、年長児と自分は共用の予定でおります。
条件としては幅100ー110、奥行60程度のウォールナットっぽい色味のもので子供が高学年になっても恥ずかしくならないもの。
いろいろ見て回った挙句、沼にハマったような状態で大変困っているのですが、気になっている机が2台ほどあります。
ヒカリサンデスクのパティナとオカムラのラトリオです。
パティナについては実物を見ることができ、質感も引き出しもまぁこれくらいなら及第点かなぁという印象で、何より片袖なのがキュンときています。
残念ながらラトリオは展示店舗までが遠すぎて、お金をかけて見に行くくらいなら、その分他の机代に注ぎ込んだ方が良いのでは、と思ったりもするのですが、これからデジタル機器を利用しての学習が増えるだろうことを考えると非常に魅力的な机なのもまた事実で。
実際にラトリオの現物をご覧になっての質感の記述もありますが、もう少し詳しくお教え願えますでしょうか?
例えばパティナと比して天板などはチープでしょうか?(引き出しは言わずもがな)
子供部屋がアカシアの無垢フローリングに漆喰壁なのですが、チープさで浮いてしまうでしょうか?
浜本のNo.61を買う財力があれば惑うこともなかったんでしょうが、、家の方に使いすぎてしまいました(汗
長々となりましたが、アドバイス頂けますと幸いです。
あいのすけママさま
はじめまして^^
お子さんお二人とご自身の資格取得の勉強のために机を買うなんて素敵すぎます!
ある調査によると、父よりも母の学力や勉強への取り組みのほうが子供の学力に影響を及ぼすそうです。
親がスマホでゲームをしながら「宿題しろー!」って言っても説得力がありません。
「お母さんが頑張っているから僕も頑張ろう!」となるほうが自然ですよね^^
ともあれ、候補に挙がっているのはヒカリサンデスクのパティナとオカムラのラトリオということですね。
で、パティナは実物を確認できているからOKとして、ラトリオの質感がよく分からない…ということですね。
まずラトリオの天板については、あくまで私個人の主観で申しますと、パティナよりもソツなく仕上がっている印象です。
ただ、パティナのほうが縁の処理が雑に感じる一方、天然木らしさは実感しやすいと感じます。
半面で、ラトリオのほうが丁寧な仕上がりなのですが、天然木なのかプリント合板なのか分かりにくい感じがします。
ですので、総合的に見れば天板に関しては一長一短と言えましょう。
天板よりも違いが分かりやすいのが引出しです。
パティナは少しザラっとした質感の桐で、確か天板下の引出しには金属製のスライドレールが付いていなかったと思います。
少し遊び(=すき間)が大きいので、何も収めていないときは軽く開閉できるものの、モノを収めると開閉が少し重く感じられるはずです。
【参考】レトロ感、キッチリ感がGood!ヒカリサンデスク・PATINA(パティナ)
一方のラトリオの引出し内部材は白く塗った桐です。
なぜ白く塗っているかというと、灰汁がひどくてキレイに見えないからです。
ただし、使用には差し支えありません。
汚れたときに目立ちやすいのと、白く塗っていない桐と違ってヤスリで削ってキレイにするということができないだけです。
また、ラトリオの引出しには金属製のスライドレールが付いていますが、主観的に申しますとコイズミファニテックやイトーキに比べると一段品質が落ちる感じです。
開閉するときに「ヌルッ」という感じではなく、「ザーッ」と音が鳴る感じです。
これら引出しの仕様に関しては、他のオカムラの学習机と同様です。
ラトリオがお近くで見れなくても、ピエルナやソラノなどでご確認いただければお分かりいただけるのではないかと思います。
パティナとラトリオを比較した場合、特にラトリオは組み合わせ次第ですが、個人的にはとても悩ましいですねー。
パッと見た感じのインテリア性で言えばパティナです。
椅子もロイスチェアをセットすればかなり良い感じになるでしょう。
ワイドな上棚が付いているので、子供が好きなモノを並べる姿をイメージすると、頬が緩みます。
一方でラトリオは、配線収納がしやすいというメリットがあります。
また、奥行が65cmもあるので広々と使えます。
椅子は865JCCなども良さそうですが、お母さんも一緒に使うことを考えると瞬時に高さを変えられるガス圧昇降式が便利で、ラトリオならそういう機能的な椅子でも合わせやすそうです。
あとはデスクライトの組み合わせが悩ましいですね。
パティナには丸いシェードのランプがよく似合いますが、残念ながら学習用として最適とは言えません。
一方でラトリオの場合は、機能性重視のデスクライトをセットしても違和感は少なそうです。
それにしても、アカシア無垢のフローリングに壁が漆喰塗りなんて素敵すぎます!
いずれの机も浮いて見えることはないでしょうけど、椅子の座面のカラーはパステル系などよりもちょっと落ち着いた色のほうが似合うでしょうね。
以上、ご参考になれば幸いです^^
収納マンさま
早速のアドバイスありがとうございます。
そして、自分という人間が自分の目で見ないと納得しない人間なんだなというのがよく分かりました(苦笑)
というわけでラトリオを遠路はるばる見てきました。
結果、ナシでした!!
おっしゃる通り、天然木なんだかプリントなんだかわからない感じですね。
配線スッキリという作りはとても良いのに。残念です。
でも気持ちはスッキリしました。ありがとうございました!
あいのすけママさま
遠路はるばる、ラトリオを見に行かれたのですね!素晴らしい!
結果的にナシというのは残念でしたが、その努力は、代わりに購入される机をより引き立ててくれることでしょう^^
ということで、パティナに決定でしょうか?
楽しみですねー^^