先日、某家具店にて学習机を見ていましたら、コイズミファニテックのCDシリーズがキャンペーンで学習椅子付きになっていました。イトーキのジョイカラーデスクは学習椅子が半額になるキャンペーン、くろがね工作所も学習机とセットで学習椅子が割引価格になるキャンペーンを実施していました。
そのほか、コイズミファニテックのビーノとレイクウッドの昇降デスクがディスカウント、リファルドがデスクライト付きになっていました。
コイズミファニテックのビーノとレイクウッドの昇降デスクがディスカウントされていることは、少し前に楽天市場で価格調査した時点で分かっていましたが、CDシリーズがディスカウントされるというのはちょっと意外でした。
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2016年度は学習机が売れていない!?
学習机シーズンも終盤に差し掛かると、椅子付きで同じ価格になるというのは昔からよくあるディスカウント手法です。でもそれは家具店オリジナル商品であったり、2色展開のデスクのうち1色が完売してしまった場合によくあることで、コイズミファニテックのCDシリーズのような主力商品がその対象になるのは珍しいのではないかと思います。
天板昇降式デスクがディスカウントされることは、近年の天板昇降式デスクのブームが終わったことを踏まえれば理解できます。一方、主力のカラーデスクがディスカウントされるのは、ボリュームゾーンの学習机が売れていない、ひいては学習机の購買率が下がっていることを意味していると考えられます。
でもまあ、一消費者として見れば、そりゃそうだよなーと思います。買い物に出掛ければ何を見ても値上げ値上げのオンパレード。49,800円の値札を見てもレジで支払うときには消費税込みで53,784円。でも給料は上がらない。私も今年で40歳になりますので介護保険料を支払わならないといけなくなる一方で、親の介護が必要になるお年頃です。子供はもちろん世話もお金も掛かります。
そういう状況にも関わらず、小学校入学に際してはランドセルが最低でも2万円、体操服や筆記用具その他でざっと1万円、制服も必要となるとさらに1~2万円は必要で、それだけでも合計5万円。必ずしも必要とは言えない学習机にさらに5万円以上必要となれば、そりゃあ買う気も失せて当然でしょう。アベノミクスを否定するつもりはありませんけど、メーカーや販売店としては厳しい状況ですね。
一方で比較的堅調な、中~高価格帯の学習机
一方、中~高価格帯の学習机に目を向けると、早期割引キャンペーンを自動更新したようなキャンペーンを実施している販売店も見受けますが、ボリュームゾーンであるカラーデスクと違って生産調整で対応可能なためか、目立ったディスカウントはなさそうです。それこそ天板昇降式デスクくらいです。
中~高価格帯の学習机はボリュームゾーンに比べてそもそも販売台数が少ないだけで、決して堅調と言える状況ではないとは思いますが、痛みは少ないのではないかと思います。
イトーキでは完売する商品も散見されますし、各社とも売れるからと言って追加生産せずに、余剰在庫になりそうな商品から売っていきたいと考えているのではないかと思います。
学習机シーズンも終盤ですので、普通に考えれば、ここからさらなる値下げというのはほとんどないはずです。2月中に捌けなかった分はだらだらとゴールデンウィーク頃まで売っていくだけ。メーカーは既に2017年度を見据えて動いていることでしょう(6月中旬が新作デスク発表会)。
つまるところ、これから学習机を買わんとする人は、待っていても安くならないばかりか、どんどん欠品が出る状況と言えます。これは例年通りの流れです。早めに結論を出していくのが得策と言えるでしょう。
なお、今年度は例年にも増して怪しいネットショップのご報告が相次いでいます。以前には某メーカーの公式ネットショップのコピーサイトが作られ、そこでフィッシング詐欺被害があったとも聞いております。スマホだとショップのURLを確認しないままに買ってしまうこともあるでしょう。くれぐれも学習机はお近くの家具販売店にてお買い求めください。
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