価格帯別オススメ学習机、今回は平均購入価格帯より少しラグジュアリーな8万円台を紹介してまいりたいと思います。
8万円台は意外と面白いことになってますね~。
コイズミファニテック・アルフ
8万円台とは言っても8万円をちょっと上回る価格で、コイズミファニテックの2016年度超大型新商品「arf(アルフ)」が登場です。
スタディアップデスクの発表からもう半年が経ちますけど、正直言ってまだその真価が私にはよく分かっておりません。せいぜい、まあコイズミファニテックが手掛けるんだから間違いはないだろうなーという程度。
それでもアルフは良いというのは分かります。この価格で天板ビーチ突板、デスクライトは操作性に優れインテリア性も備えたSB-611。正直、写真で見るよりも実物はパッとしませんが、冷静に見るとコレがなかなか普通の家の中になじむ感じなんですよねー。ラーメンに例えると神座(かむくら)の「おいしいラーメン」みたいな感じ?…って、関西以外の人にはほとんど分かりませんか(苦笑)ちなみに私はおいしいラーメンのニラ大量乗せが大好きです。
冗談はさておき、まあそんなわけで、もし仮に万が一、スタディアップデスクシリーズが全力でコケたとしても、アルフだけは生き残ると確信しています。この価格でこの質感でこのオールインワンっぷりは素晴らしいの一言です!
イトーキ・トレフ・ベーシックタイプ
迎え撃つイトーキは2015年度モデルの「tref(トレフ)ベーシックタイプ」です。ベーシックタイプは2015年度限りで廃番となってしまったわけですが、ナラ無垢でこのお値段は魅力的ですねー。
上商品写真のリンク先にはそれぞれの品番に対応する色が書いてありません。念のため以下の通りです。
- TG-F75-L52BC=ピュアナチュラル
- TG-F76-L52BC=モカブラウン
- TG-F7X-L52BC=ハーモニー(ツートンカラー)
ちなみに2016年度版のトレフはナラ無垢ではなくオーク無垢となっています。ですがこれは別に問題ありません。なぜならもともとトレフのナラはあまり良い等級のものを使っていなかったからです。オーク無垢になってからのほうがむしろ木肌がキレイなような気がします。
もうひとつちなみに、同じく8万円台に2014年度モデルの「トレフ・ユニットタイプ」があります。こちらはナラ突板です。でもナラ突板でモカブラウン色でOKだったら、バーチ突板でダークステイン色の「スタイリッシュバーチ・ユニットタイプ」(2014年度モデル)をチョイスするのも良いかもしれません。
ヒカリサンデスク・パティナ
ヒカリサンデスクの「PATINA(パティナ)」は良いですねー。ホントにヒカリサンデスクはパティナで息を吹き返したようにすら思います。
2016年度は2015年度よりもカタログ上は値上がりしているものの、店頭やネットでは値下げしています。そんなわけで素敵なデザインと相まって、かなり他社の売上を食っていると考えられます。
ちなみにこの価格帯には本来であれば、7万円台のところでピックアップしたイトーキのポルクが入っているはずなんですが、生産計画を見誤ったのか、現在6万円台でバーゲン中(半値)です。
ちょっとこれは近年まれに見る無茶苦茶な展開になってきましたねー。どの価格帯にも必ず入り込んでくる盤石のコイズミファニテック。それに対して、各価格帯に対応するラインナップを見誤った感じのあるイトーキ。ついでに言うと、くろがね工作所は私が何とかしてどこかの価格帯にねじ込んでやろうと思っているのに、まったくオススメできるものがないという有様(苦笑)
昨年度のくろがね工作所は結構安売りしていましたけど、今年度は全然値段と品質が釣り合いません。くろがね工作所とオカムラは本当にヤバいっすね。
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【コメント】 皆様からご質問・ご意見など
はじめまして。
1ヶ月半ほど、こちらで勉強させていただいております ぽんざう と申します。
お忙しいところ大変恐縮ですが、収納マン様のお力を貸していただければと思い、お便りした次第です。
さて、いろいろお勉強させていただいた結果、
天板1000×600のベーシック形で上棚付き、コイズミのns色に近いデスクを探した結果、パティナセレクト シェルフセット ナチュラルと
同じヒカリサンデスクのtimoナチュラルがあがっております。
違いは引き出しの数、ライト、脚の形、上棚の引き出しの有無くらいでしょうか⁉︎
でも売値が4万以上違う!
何か理由があるのでしょうか?
あまり変わらないなら、リーズナブルなtimoに惹かれますが…
timoの情報が少ないのと、
パティナは収納マン様がオススメされているとあって決めかねております。
あと、上記以外にも条件に合ったデスクをご存知でしたら教えていただければありがたいです。
よろしくお願い致します。
ぽんざうさま
はじめまして^^
確かに、家具のホンダ楽天市場店で見た場合、ティモは59,800円、パティナセレクト・シェルフセット100は101,000円、その差は4万円以上となっています。
家具の大正堂楽天市場店だとパティナは90,396円なので、3万円ちょっとの差なのですが、値引率の違いでしょうね。
大正堂や島忠ホームズのほうが安いです。
値引率はともかくとして、ティモとパティナ・セレクトの違いは、おっしゃる通り、引き出しの数、ライト、脚の形、上棚の引き出しの有無といったところが影響していると考えられます。
あと、ティモは主材が「天然木」と記載されていることですね。
天然木と記載される場合は多くの場合、ラバーウッド(ゴムの木)やパイン(松)などの低級な木材が使用されるのが一般的です。
パティナの脚にはオークやウォールナットが使われていると思われますが、ティモは木目のハッキリしない木材が使われているため、比べてみればそれなりのものであることが分かると思います。
まあ気にしなければどうってことはないとは思いますけどね。
そんなわけで大雑把に言うと、引出しの数で1万円、デスクライトで1万円、材質で1万円の違いという感じです。
家具のホンダの価格はちょっと割高感を感じますが、パティナ・セレクトは9万円くらいなら妥当な価格だと思います。
コイズミファニテックのNS色に近い色で、上棚付きベーシックデスクとなると、あとはもう浜本工芸やカリモク家具クラスになってしまいます。
10万円を切る価格なら、やっぱりパティナが一番オススメできるかと思います^^
収納マン様からのお返事、大変ありがたく読ませていただきました。
主材 天然木
なるほど…そういうカラクリ?なんですね。
パティナに固まってきました。
そうなった場合、カタログでは
ロイスチェアをあわせていましたが、店頭には展示がなく、似た感じで、浜本の7404 5104 2104を提案いただきました。
見た目、7404が可愛らしくて気に入りましたが、使い勝手としては、2104がいいのかな⁉︎間とって、5104⁉︎と悩んでしまいました。
ヒカリサンデスクのチェアもいいのでしょうが、展示がなく、いきなり購入するのも躊躇します。
収納マン様でしたら、どう選択されますか?
良かったら、聞かせてください。
ぽんざうさま
デザインも大事ですが、カーペットの有無が重要かと思います。
キャスター式の場合、フローリングの上で使用するとキズが付きます。
フローリングを傷つけたくない場合は、ロイス・チェアかDSC-7404Mの脚裏に打ち込み式フェルトを取り付けるのが一番です。
ただし打ち込み式フェルトを取り付けると1cmほど高くなってしまうので、高くしたくない場合は粘着式のフェルトが良いでしょう。
粘着式の場合はホコリや毛くずが付きやすくなりますが。
ちなみに浜本工芸のDSC-7404は足置きステップを外すことはできませんのでご注意ください。
キャスターの有無に次ぐポイントとしては、やはり色ツヤの違いでしょう。
気にならないレベルだとは思いますが、やはり微妙に違いますので。
よほど機能的な面でこだわりがなければ、同じメーカーで揃えたほうが無難です。
あとは座面の大きさ。
候補に挙げていただいた中ではロイス・チェアが一番座面が狭いです。
大きくなれば窮屈だと言える一方、椅子の出し入れは容易です。
クッションの有無については言うまでもなく、もう一つ注目していただきたいのは脚形状です。
浜本工芸のDSC-2104以外はどれも同じような脚形状になっていると思います。
DSC-2104のみ、椅子を動かさずに斜め後ろから座りやすい形状と言えます。
特にお子さんが小さい間は座面が背もたれ側に引っ込むため、より座りやすいと言えます。
以上のことから個人的には、フローリングで使用する場合はロイス・チェア、カーペットを敷いて使用する場合はDSC-2104がオススメです。
収納マン様、早速のお返事ありがとうございます!
年明けてから、だんだん展示が少なくなっていき、一人で焦っていたので(主人も子ども達もイマイチな感じです)とても心強いです!
チェアは、目からうろこ!な事ばかりで、子どもの使い勝手を優先しようと思います。
カーペットなので、浜本2104とヒカリサンデスクならG-53DX、リュースあたりでしょうか。
実物を見れるといいのですが…
上の子のデスクと並べる日を楽しみに、もう少し家具店巡りしてきます!
収納マン様に相談に乗っていただいて、本当に嬉しかったです!
ありがとうございます(^∇^)
ぽんざうさま
ヒカリサンデスクのG-53DXはラバーウッドなので、木目はないし、ツヤはあるしで、パティナにはあまり合わないんじゃないかと思います。
もっとも椅子は所詮消耗品ですから、割り切ってしまうのもアリです。
リュースはもっとカラーコーディネートが難しいかなーとは思いますが…^^;
ともあれ、まずはやはりできるだけ多くの実物を見ることですね。
頑張ってください♪