先日、某家具店の学習机売場に足を運びましたら、既に現品処分となっているモデルがいくつかありました。
以前に比べると大手メーカーでも通年生産としている(=売り切りではない)ことが増えたため、「メーカー完売につき現品処分」となることは減りました。なので現在、現品処分となっているのはあくまでも売場都合での現品処分と考えられます。つまり、回転率が悪い=人気がない商品を減らし、学習机商戦終了後の書斎売場作りに向けた現品処分ということです。
狙い目はオーソドックスなデザイン、くろがね工作所
ここ数年、いかにも学習机という感じのデザイン、パッと見て特徴の分からないデザイン、特にナチュラル色のものがアウトレット店に流れる傾向がありますが、今年度もやはり同じ傾向のようで、そういったものが真っ先に現品処分となっています。だいたい1~2万円引きくらいとなっているものが多いようです。
また、これは人気がないからなのか、低めに見積もって生産計画をしたからなのか分かりませんが、くろがね工作所の学習机が安くなっているようです。これは楽天市場でも同じ傾向が見受けられますが、狙い目だと思います。
消費税増税後、購買意欲が上向かずに、学習机商戦にも悪影響が?
消費増税前の駆け込み需要は、家具業界にとってバブル期並み、もしくはそれ以上の売上を生みました。しかし増税後は一変して需要が激減。家具メーカーや販売店もある程度は予想していたようですが、それ以上に落ち込んだようです。それだけに学習机商戦への期待度も高かったと思いますが、近年ならばお盆くらいに盛り上がり始めるはずがそうではなく、現状を見る限りは全体的に少し後ろ倒しになっている感じがします。
例年通りであれば、次の週末(1/24土・25日)、その次の週末(1/31土・2/1日)、さらに次の週末(2/7土・8日)で学習机商戦はいったん終了。学習机商戦を年末までと年始以降の2期に分けて考えるならば、年末まで振るわなかった分が年始以降の盛り上がりとなって現れる可能性や、商戦が2/8以降も続く可能性も考えられますが、さてどうなるんでしょうね?
高級デスクを買うなら1月末まで、それ以外は現品処分が狙い目
ちなみに某家具店では、早期割引キャンペーンが終わって、おそらくはメーカー協賛という形で一部大手国産メーカー品の割引キャンペーンが1月いっぱいまで開催されているようです。さすがに高額品を買うなら1月いっぱいまでですね。それを過ぎると安く買うどころか、入学式に間に合わない可能性があります。
それ以外のメーカーは学習机の購入時期が分散化していることを背景に通年生産への移行が進んでいることもあり、市場価格を崩してまで安売りすることもなく、オリジナル品は各地域で共通化される傾向があるので無理な安売りをすることも減りました。つまり安く購入するなら現品処分を狙うのが手っ取り早いということですね。
【コメント】 皆様からご質問・ご意見など