6万円台というとだいたい学習机の平均価格帯なんですけど、案外良いのがないですねー。二極化って状態で実は真空地帯なんでしょうか?
4~5万円台ならまあ、あんまり贅沢は言わないけれど、6万円台となるとやっぱり天然木で見た目もちょっと良いものを選びたいところですが、原料高による値上げの影響なのか、なかなかそれは難しいようです。
ですが、そこを頑張って、天然木の良さそうなやつをピックアップしてみました!
イトーキ・Leamo(リーモ)ベーシックタイプ
こちらは型落ちの2014年度モデル。2015年度モデルとの違いは袖最下段の引出が「フリーボックス型」になっていないくらいだと思います。ちなみに2015年度モデルとは約5千円差。微妙と言えば微妙なところですが、イトーキ直営店で、玄関渡しじゃなくて組立設置までしてくれての値段ですからお得じゃないでしょうか。
コイズミファニテック・ODM-475NS
これは2014年度仕様の現品限りの一品物。キズ物ですが致命傷は負っていません。キズ物でも結構痛い状態であんまり安くなっていないのって結構多いんですけど、これはお買い得と言って良いレベルだと思います。
なおこの形はカタログ掲載モデルのWDスペシャルに似てますが、WDスペシャルとは違います。コイズミファニテックのODMで始まる品番はカタログ外商品で、大手家具チェーン店などに並ぶものです。
元値はいくらか分からないのですが、ナラ突板で、引出内部材はファルカタで、上棚がハイタイプで、調色機能付きのワイドなLEDデスクライト付きですから、新品だったら8万円くらいが妥当なのかなと思います。ちなみにコイズミファニテックのスタンダードモデル・ハイタイプであるCDファーストが約7万円~、WDスペシャル・ハイタイプが10.4万円~。LEDデスクライトは最上級のものではなくSB-347です。
杉工場・ポルテRM
これは安い!かなり安い!最近の杉工場のデザインの良いモデルは割高感がありますけど、以前からあるモデルは値頃感がありますね。同じアルダー自然塗装の堀田木工所のウィンディも候補として検討しましたが、ポルテのほうが質感が良いと思いますし、安いです。ただし自然塗装なのでキズや汚れにはめっぽう弱いです。その点はあらかじめご了承ください。
ちなみにこちらはミドル棚ですが、ロー棚は5万円台からあります。5万円台のオススメにチョイスしても良かったんですが、「ロー棚よりミドル棚のほうが良いかな?」、「袖天板固定よりリフティングが良いかな?」という具合に消費者目線で見ていたら6万円台になってしまいました(笑)
【番外編】金次郎デスク・HWO-515
初めに断っておきますけど、あくまで【番外編】です。実物は見たことがありません。金次郎デスクっていうのも以前から名前は見たことがある程度だったんですが、改めてよく調べてみたところ、どうも大商産業の学習机のようです。大商産業っていうのは大阪に本社を置く商社で、大手チェーン店の店頭で並ぶいわゆるボリュームゾーンの無名ブランドの学習机を扱っています。「広告の品」的なものとか。それら店頭に並んでいる大商産業の学習机を見る限りは特に問題は感じられませんが、いかんせんメーカーではなく商社なので産地によって品質にバラつきは出ると思います(基本的に品質管理はメーカー任せになりがち)。
以前に質問を受けたときは九州・大川のものでしたが、こちらはタイ製。なので品質的には決して悪いものではないんじゃないかと思います。で、オーク無垢のウレタン塗装、上棚ハイタイプ、LEDデスクライト付き。これでたったの税込69,800円というのはスペックから見ると異常に安いです。奥本木工所(倒産)でもこの価格はできなかったでしょう。スペックを真に受けるなら9万円くらいが妥当かと思いますが、いかんせん実物を見たことがないので自信を持ってオススメすることはできません。チャレンジ精神豊かな方はどうぞ。
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