学習机評論家のオススメ

学習机評論家・収納マンが、学習机の選び方やオススメのデスクなどを紹介します。

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さすがのニトリも学習机の売上が伸び悩み!?2017年度はラインナップも天然木も減

   

ニトリ2017年度学習机カタログ

遅ればせながら、ようやくニトリの2017年度学習机カタログを手に入れました。日本一学習机を売っていると言われるニトリの学習机を見れば、昨今の市場トレンドが分かるというものです。さて、2017年度の学習机市場はどのようになるのでしょうか?

 

掲載ラインナップが大幅減!

カタログを見てまず気付いたことは、例年「キッズルームカタログ」となっていたのが、今年は「こども新生活カタログ」となっていたことです。また、中身を見てもルームコーディネートを強く打ち出した印象で、従来よりもゆったりとした印象を受けました。

「ひょっとしてラインナップが減ってるのでは?」と思って直近3年間を比較してみたところ、以下の通りとなりました。

2015年度 23モデル
2016年度 26モデル
2017年度 21モデル

※ベッド付きデスクはのぞく

なるほど、やはりラインナップは大幅に減っていました。より正確に言うと2016年度に頑張りすぎた感がありますし、カタログに掲載されていないものもありますのであくまで掲載ラインアップ数が減っただけと見ることもできます。2016年度の売れ残りもありそうですし、前年度の反動でちょっと控えめの展開を図ったのかもしれません。

 

天然木デスクも減少

近年は天然木を使った学習机がトレンドとなってきたこともあり、2016年度はニトリも天然木突板のデスクのラインナップを増やしました。ところが一転、2017年度は天然木デスクを5モデルから3モデルに減らしたのです。

あくまで私の勝手な推測ですが、世間がどうであれ、天然木デスクはニトリの客層のニーズに合っていなかったということではないでしょうか。また、マス(全体)を取り込むにはカラーデスクを重点的に扱ったほうが合理的であるという経営判断があったのかもしれません。

天然木を使った高額品を減らした一方で、1万円台や2万円台の低価格のものも減らしたというのも興味深いところです。掲載ラインナップ、天然木デスク、低価格デスクをそれぞれ減らしたことから、学習机だけでなく家具全体の売場効率を考えて選択と集中を進めたと見るのが妥当と言えるでしょう。

 

デラックスの付替前板が復活&イス別売に

2017年度はニトリのもっとも主力の「くみあわせですくデラックス」にもいくつか変化が見られます。まず、2016年度は本体色と同じ色の付替前板が別売となったのですが、これが再びセットとなりました。さすがに不評だったということでしょう。

そのコストを一体どこで吸収したのかと思ったら、代わりにセットだった回転チェアが別売となりました。2016年度に別売となった付替え前板の価格が税込3,000円、セットされていた回転チェアが税込3,990円ですから、実は差額990円の値上がりとなったと言えます。

ほか、デスク天板が2016年度はMDFのUV塗装だったのが、2017年度は「合成樹脂化粧繊維版(メラミン)」となっています。UV塗装をやめてメラミンに変更すれば塗装工程が省けるのでコストを下げることができます。しかも耐久性の面でも問題はありません。

一方で2015年度のデスク天板は「MDF・メラミンシート・UV塗装」となっていました。単なる表記の違いだけで実際は同じなのかもしれませんが、正直よく分かりません。メラミンに塗装をする必要はないと思うんですけどねー。

 

デスクライトの単品販売を開始

2017年度からは学習机にセットされているLEDデスクライトの単品販売も開始されました。もともとシェード幅の広くないコンパクトなものは日用雑貨の売場などで単品販売されていましたが、学習用のシェード幅の広いものは単品で販売されていなかったのです。

より正確に言うと、上写真のアーム型LEDライトだけは2016年度から単品販売されてたんですけど、価格は税込5,900円から同6,990円に値上がりしています。2016年度に1モデルだけ販売してみて好調だったので、うまみのある価格設定で全モデルを単品販売に踏み切ったというところでしょうか。

ニトリの場合はほとんどすべての学習机にデスクライトがセットされており、セットされていないのはベッド付きデスクと一部の学習机にとどまります。それでも単品需要があるということは、それだけ消費者のニーズが多様化しているということなのではないでしょうか。学習机ではなくいわゆる書斎デスクやパソコンデスクを買って、でもデスクライトは大型のものを…などというケースも増えているんだろうということですね。

 

先日、家具ネット販売のアイルインテリアエクセルを取材させてもらったときにも話が出ましたが、確かにコテコテの学習机の売上は減る一方であるものの、代わりにカジュアルデスクなどを購入する消費者が増えているのかもしれません。2017年度のニトリの施策はそういう消費傾向を踏まえたものと見ることができるのではないでしょうか。

私自身も10万円以上する浜本工芸の学習机を買うか、さもなくばスチールデスクで十分と言うほど極端ですからね(苦笑)皆が私と同じというわけではありませんが、一言で言うとやはり「多様化」しているということだと思います。そういうところも踏まえて総合的に戦略を練っているニトリはやはり流石だと思います。

 

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 - 販売店, 2017学習机

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