浜本工芸キラー!コイズミ「BEENO(ビーノ)」がロングセラーになった理由

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数年前、ある家具店の学習机売場の隅にポツンと置かれていた一台のデスク。私はてっきり、浜本工芸のデスクだと思いました。しかし、そのデスクの目の前まで来て初めて、コイズミファニテックの「BEENO(ビーノ)」だと気づいて驚いたことをよく覚えています。

「同じナラ材とは言え、色が全然違うじゃない!」と言われるかもしれませんが、当時のビーノは浜本工芸のブラウン色(現在のダークオーク色)に近かったのです。ビーノがナチュラル系(NS色)とダーク系(WT色)の2色展開になったのは2012年度からです。

ビーノは息の長い商品ですが、2014年度まではカタログの後半が定位置でした。それが2015年度は2番目に格上げ。2016年度からはスタディアップデスクシリーズが大量投入された影響で再び下げられましたが、2019年度からは再び2番目に上がり、2021年度はとうとうカタログのトップバッターになりました。えらい出世です(笑)

2015年度にコイズミファニテックの方にその理由を聞いたところ、ルームコーディネートしやすいものから順に掲載しただけということでした。しかし、人気のないモデルを積極的に紹介する理由はないわけですから、ビーノはもはやコイズミファニテックの看板商品と言って間違いないと思います。

※この記事は2014年12月27日時点の情報に基づいています(2022年11月1日一部更新)

 

ビーノがロングセラーになった理由

質感が良い

ーノが消費者に広く長く支持されている理由。それは主に3つあると思います。まずひとつは質感が良いこと。パッと見た感じとは言え、私が浜本工芸のデスクと見間違えるレベルです。最高級材として重宝される、木目が美しく硬いナラ材を使用。それだけで、何というか王道を行っている感じがするのです。

一昔前と違って今は「ナラやオークは高級」というステレオタイプは通用しません。アルダーやブナなどのデスクも人気です。にもかかわらず、本能的にナラの木目が美しいと感じる人が多いことから、ビーノの質感は評価されるのでしょう。

セレクトタイプ

2つめの理由はサイズや組み合わせが自由に選べるセレクトタイプだということ。現在はデスクが幅90~120cmまで3サイズ用意されており、上棚やワゴン、書棚などの組み合わせが選べるようになっています。おまけにカラバリは全アイテム3色用意されています。

こういった仕組みはもともとカリモク家具や浜本工芸などの家具メーカーの得意とするところであって、大量生産を前提とする大手学習机メーカーではできなかったことです。

価格が手頃

質感を良くしようと思えば材料コストが上がります。また、オールインワンタイプではなくセレクトタイプにすると生産や物流の効率が悪くなってやはりコストが膨らみます。しかし、そのコストの問題を解決して手頃な価格を実現したからこそビーノは支持されていると言えるでしょう。

ありていに言えば、カリモク家具や浜本工芸は国産だから高い、ビーノは中国産だから安いわけですが、実態はそんなに単純ではありません。コイズミファニテックはビーノを登場させた当時から海外で高品質な家具を作るオペレーションを確立できていたのです。

つまり、単に中国だから安く作れているわけではありません。他社に先駆けてオペレーションを確立させたからこそ、10年経っても色褪せないヒット商品を生み出すことができたのだと思います。

 

以上の通り、コイズミファニテックのビーノがロングセラーとなった理由は、家具メーカーのデスクと比較して遜色ない質感、自由に選べるセレクトタイプ、それでいて手頃な価格という3つと言えます。言われてみれば納得という感じもするかもしれませんが、むしろ言われなくても分かる感じがするというところこそがビーノのスゴさなのかもしれません。

2021年度からはカタログのトップを務めるなど、ますますコイズミファニテックを代表するデスクとなっています。また、2018年度からはビーノの派生モデルとしてより価格が手頃な「ルトラ」、2020年度からはより奥行がコンパクトな「ファリス」も登場しています。

ビーノはこれまでロングセラーの地位を固めてきましたが、その地盤が崩れる気配はまったく感じさせないどころか、ますます調子を上げてきているようです。さすが私をして「浜本工芸キラー」と呼ばせただけのことはあります。

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コメント 皆様からご質問・ご意見など

  1. 中村 より:

    収納マン様

    初めまして。現在小学3年生の男の子の学習机を購入するにあたり3年前によく拝見させて頂いておりました。そしてビーノの机とワゴンを購入したのですが、そろそろ本棚を購入しようかと検討しております。以前どこかの記事でビーノの(机の上に置く)本棚が使えないと書かれていて、ずっと購入を踏みとどまっております。ビーノの本棚ではなく、別の本棚でおすすめのものはありますか??
    お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

    • 収納マン より:

      中村さま

      はじめまして^^
      でも、以前のブログからご覧いただいていたんですね~。
      ありがとうございます♪

      さて、ビーノの上棚の件。
      いま小学校3年生でしたら、もう今さら上棚は必要ないのではないですか?

      特にビーノの上棚は、小引出しが1つ付いているだけで、実質的には本立てです。
      実用面だけで言えば、事務用の本立てと変わりません。

      これから塾に通ったり、受験を控えると、どうせ上棚だけでは足りませんし、できるだけ広い天板面を確保したいと思うようになるのが一般的です。
      個人的には、背丈ほどの本棚をご用意いただいて、机の上はA4ファイルボクスの口を手前に向けて並べてもらうのが一番合理的かと思いますが、いかがでしょうか?

  2. 中村 より:

    収納マン様

    さっそくのお返事ありがとうございました。
    やはりあまりお勧めではないですね。中学受験はしませんので、とりあえずは辞典やえんぴつ削りなどをまとめられてよいのかなと思ったのですが、私自身も中学に入るころに広い天板を欲しがったのを覚えていますので、購入は見送ります。しばらくはファイルボックスを活用して必要になったときに大きめの本棚を検討しようと思います。このたびはお忙しい中、ありがとうございました。

    • 収納マン より:

      中村さま

      そうですね。その分、素敵な本棚を買っていただければと思います^^

      • ぽよたん より:

        はじめまして。今春新一年生になるふたごの父です。

        今回、学習机購入にあたり、こちらのサイトに大変お世話になりましたので、お礼を込めてコメントさせていただきました。

        最初はリビング学習、ダイニングテーブルでの勉強と考えていましたので、
        当初はランドセルラックを探して
        こちらのサイトにたどり着きました。

        しかし、収納マン様のご意見を拝読し、とても考えさせられました。

        まだまだ甘えの強い年頃ですが、
        「自分だけの場所を自宅に持つ」
        ことは大切な事ですし、
        ダイニングで勉強より、自分の机で
        勉強することで、意識を切り替える
        事にもなりますね。

        改めて理想の学習机を探してみようと
        考えて、収納マン様のブログを数時間拝読しつづけました。

        その中で考えたのは、

        ①無垢、オイル塗装の机は汚れやくす傷つきやすい。子どもの酷使に耐えられないかも。ウレタン塗装を選ぶべき

        ②デスクライトはデザインよりも机全体への照度が大切。シェードの大きく、調光(色温度)変更機能のあるものが良い

        ③無垢にはこだわらないが、木の質感を感じられるものが良い。

        ④大手メーカー品は学習机を熟知している。機能性、使いやすさを考えるのなら大手メーカーを選ぶのが安心。

        ⑤机サイズは幅100センチ以上、奥行60センチ

        以上のモノサシを作って、
        近くの家具店を回りました。

        予算の兼ね合いもあり、
        値段交渉の結果、
        コイズミのビーノシリーズから、
        105センチ机×2
        ビーノチェア×2
        エクステンションシェルフ×1
        ECL357×2

        以上を購入しました。
        値段は占めて17万円。
        ネットならもう少し安くなったのかも知れませんが、
        自分で組み立てる手間もなく、
        近くの家具店で買える安心感、
        そして、親切に対応してくれた
        店員さんへの感謝の気持ちで
        決めました。

        本来でしたら上棚やワゴンも
        考えるべきでしたが、
        ビーノの上棚は拡張性に乏しく
        必要なかったことや、

        我が家は子どもたちのおもちゃの
        専用棚を二つ確保しており、
        今はワゴンは不要。

        もし、ビーノであれば、
        将来、子どもたちが自分がこっそり隠しておきたい品が必要になったときに購入しても、シリーズが継続していると考えたからです。
        (机下にワゴンを置くのが手狭に感じたのも一つです)

        購入したあと、一つ気になったのは
        組み立て家具の位置付けです。

        ビーノは組み立て家具としてネットでも売られていますが、
        家具店で買っても同じことなんですよね。
        やはり、浜本工芸やカリモクとの差はこの辺りにもあるのでしょうか?

        家具店で組み立ててもらうのは、素人が組み立てるのと違うものとは思いますが、今後に活かしたいと思い質問させていただきました。
        ご多忙かと思いますので、
        またお時間のあるときにでも
        お教えいただけたら幸いです。

        最後に改めてお礼を申し上げたいと思います。
        本当にありがとうございました。

  3. ぽよたん より:

    すみません。先程のデスクライトは調光ではなく調色でした。
    訂正しておきます。

    • 収納マン より:

      ぽよたんさま

      はじめまして^^

      共感していただけるところがあって、私としてもとてもうれしく思います。
      というか、ほとんど洗脳されちゃいましたね(≧▽≦)

      それでいくと、ビーノというのはベストチョイスだったと思います。
      お子様方にとっては最高の居場所となることでしょう。

      さて、ご質問の件ですが、このあたりについては一昔前よりも説明が難しくなっています。
      たとえば国産でもカリモク家具のボナシェルタのデスクは組立式だからです。
      一方で、コイズミファニテックの組み替え式デスクの書棚の下台やワゴンは完成品です。

      IKEAの場合、引出し1杯からすべて組立式です。
      当然のことながら耐久性に劣りますが、輸送コストは下がります。
      そのため、消費者は安く買えるというメリットがあります。

      昨今、輸送コストは国内外問わず高くなっていますから、メーカーとしてはできるだけ組立式にしてコストを抑えたいところです。
      また、引越しなどに際して完成品だと移動が困難であるため、消費者としても分解できることがメリットになることも少なくありません。

      しかしながら、組立式だとどうしても耐久性が劣ります。
      なので、耐久性を第一に考えるメーカーとしてはコストや運搬性も考慮したうえで必要に応じて完成品を組み入れるように考えます。
      その結果、例えばビーノだとデスク本体は組立式、ワゴンは完成品となっているのですね。

      似た感じのところだと、たとえば浜本工芸のNo.89デスクは分解可能な完成品として出荷されています。
      組立式でも問題なさそうに思うのですが、何かしらこだわりや合理性があるのでしょう。

      家具店の配送員に任せておけば問題ないと言いたいところですが、残念ながら当たり外れはあるようで、組立方を間違ったり、ひどいときは破損してしまうこともあります。
      ただ、そんなことはあくまでレアケースで、ほとんどの場合は素人がやるより安全で確実です。

      ビーノのデスク本体だけでも20kgくらいあり、ダンボール箱もかなり重いので、上階へ運んだり、箱から出したり箱を処分するだけでもかなりの重労働です。
      私は家具の搬入に慣れていますが、それでも配送員の方にお任せしました。
      おかげで無事に搬入できて、良かったと思います。
      やっぱり餅は餅屋ですね^^

  4. ぽよたん より:

    早速のお返事、ありがとうございます。このレスポンスの早さに感動します。さすが収納マン様ですね!

    なるほど、ワゴン等は完成品なのですね。可動部が多く強度も必要なので、あえてコスト高となる完成品とするのでしょうね。

    ワゴンを購入するなら、
    こども部屋に移行する頃かなと
    漠然と考えておりました。
    ありがとうございました!

    • 収納マン より:

      ぽよたんさま

      お褒めに預かりまして光栄です^^

      デスクのほうは構造さえシッカリできていれば壊れるリスクはほぼありません。
      しかし、おっしゃる通り引出しなど頻繁に動かす部分は壊れる可能性があるんですよね。

      だからこそ、学習机は引出しが命!
      子供部屋に移動させるときにはグリス切れしていないかチェックしてみてください^^

      【参考】6+3+3で12年使うために!学習机の引出しの外し方とスライドレールのメンテナンス

      • ぽよたん より:

        たびたびのご返信、本当に有り難うございます。

        収納マン様の、
        「学習机は引き出しが命」が
        気になって仕方ありません。

        ワゴンについて調べていたところ、
        次のような記事を見つけました。

        「学習机をニッセンでポチリ。
        ワゴンや上棚は要らないと
        購入しなかった。
        しかし、子どもが3年生にもなると
        プリント類やテキストで収納ができず、
        机の下に置く始末。
        あきらめてワゴンを買おうとしたら
        ニッセンでは購入した机のシリーズが無くなっていた。
        別のワゴンではデザインも合わず、
        新しい机を買うのも勿体ない。
        あの時買っておけば。。」

        ‥確かに。ビーノシリーズと言えど
        仕様変更、値上げは十分
        考えられます。

        妻と二人で検討し、買うなら
        今でしょ!と決めました。
        前回購入した家具屋さんで
        購入しようと決めております。

        やはり、地域が育て、地域に
        貢献してきた地元の家具屋さんは
        大切にしたいですからね。

        家具屋さんで根掘り葉掘り
        聞くだけ聞いて、
        ネットでポチりというのは
        信義に反する気がします。
        (結構多いですねぇ)

        しかし、今回購入した家具屋さん、
        結構ネットに近い価格で販売してくれていたのには驚きました。
        恐らく定価の35%引き位では
        ないかと。
        配送、組み立て、ゴミ廃棄の
        手間を考えると、結構無理を
        お願いしたのかなぁ。と思いました。
        家具でも、まだ販売奨励費ってあるんてすかね?

        最後に、親切に対応して頂いた
        収納マン様に感謝の気持ちを
        込めて、アマゾンで新巻、
        購入させていただきます。
        有り難うございました。

        • 収納マン より:

          ぽよたんさま

          私が「学習机は引き出しが命」というのは、数が大事ということではなくて、耐久性や開閉のスムーズさが重要ということです。

          しかしながら、数も多いに越したことはありません。
          会社で収納のコンサルティングをしても「引出しがもっと欲しい!」と言われることがほとんどですから、子供に少ない数の引出しで対応させるというのはちょっと厳しいと思います。

          必要最小限の文房具だけならデスク本体の引出しだけで十分ですが、会社のデスクの引出しも下手すりゃ半分以上が私物です^^;
          やはり会社員にとっても子供にとっても、机は「居場所」だと思います^^

          それはさておき、ビーノのワゴンを購入されたのは正解だったと思います。
          ニッセンは通販業者の中でも何かと評判が悪いのであそこと比べるのは論外としても、年度毎の仕様変更などは十分考えられますから。
          ビーノの場合は定番だからという安心感がある一方で、10年以上もフルモデルチェンジしていないので、逆にマイナーチェンジが来る可能性を心配してしまうところもあります。

          また、塗装色はロットによって微妙に変わりますし、1~2年あとに買うだけでも先に買ったデスクの焼け(=紫外線の影響で色あせた状態)が気になることもあります。
          そういった諸々のことを考えても、同時に購入されたのは正解だったと思います^^

          ともあれ、地元の家具屋さんを大切にしたいとおっしゃるぽよたんさんは立派だと思います。
          家具屋さんが価格面で頑張ってくれたのも、その思いが伝わったからこそでしょう。

          私もこの業界に片脚を突っ込んでからもう20年になりますけど、この業界の人たちはみんなちょっとおかしいんですよ。
          上のほうの人たちはもちろん粗利を重視しますが、現場の人たちは本当に家具が好きで仕方ないんでしょうね、損得勘定はまったく考えていないことがほとんどです。

          販売奨励費、いわゆるキックバックのことかと思いますが、家具業界ではあまり聞かないですね。
          代わりにセール期間中の協賛金のほうが一般的だと思います。

          私のキンドル新刊を買ってくださるとのこと、ありがとうございます(≧▽≦)
          きっとお役に立てる内容だと思いますので、是非お読みください!

  5. Ichi より:

    初めまして、6歳の双子の父です。

    ビーノシリーズの机 w1,050mm、リフティングワゴン w413mmで検討中ですが、
    机の脚の横幅がWebカタログや取扱説明書を見てもわからず、
    机の残り内寸幅はどのくらいなのかわかりません。
    椅子をIsseikiで考えているのですが、Fiore 450mmが入るのでしょうか?

    ちなみに、
    学習椅子はビーノよりもIsseikiの方が調節段も多く、良さそうですが、どう思われますか?

    また、Fiore,Life,Cocoroでも迷っています。
    リビングダイニング(無垢フローリング)で使うことを想定しているのですが、
    子供が椅子を出し入れするのは、やはり車輪付きのLifeやCocoroの方がいいのでしょうか?

    また、Lifeは420mmと小さく、ランドセルがのり、足置きが大きい?ように見えるので、子供にはいい?
    ただ、背板が真ん中に空きがあり、座り心地がどうなのか?

    Cocoroは450mmで、車輪付きだがランドセルはのらないが、少し重いが、
    背板の間の空きが無いので、座りやすいでしょうか?

    • 収納マン より:

      Ichiさま

      はじめまして^^

      Ichiさんは6歳の双子さんのお父さんなのですね。
      これから入学に向けてすべて2人分ずつ揃えるのは体力的にも経済的にも大変でしょうね!
      微力ながらお役に立てればと思います。

      さて、コイズミファニテックのビーノの客観寸法は確かにどこにも記載がないですね。
      ただ、90cm幅のデスクにスリムワゴン(W300)とビーノチェア(W434)が収まるように作られていますので(W合計734mm)、105cm幅のデスクにフィオーレチェア(W450)とリフティングワゴン(W413)を収めることはまったく問題ありません(W合計863mm)。

      椅子の高さ調節の面でビーノよりもフィオーレやライフ、ココロのほうが1段階多いというのは確かにその通りです。
      ただし、一生紀の場合は最低高がビーノよりも1段多いだけという感じなので、その違いを実感できるのは中高生以上になってからでしょうね。
      また、座面の沈み込み具合によって実際に座った感じの高さは変わるので、単純に数字だけで判断するのは難しいところもあります。

      無垢のフローリングの上でご使用になるのでしたら、キズは気になるところだと思います。
      チェアマットやデスクカーペットを敷くならキャスター付きのものが良いと思いますが、そうでなければ4本脚のフィオーレのほうが良いのではないでしょうか。
      その場合は脚裏にフェルトを付けます。

      ライフとココロの違いについてはご指摘の通り、ランドセルを置く足元収納の有無、背板の形状、座面幅の違いです。
      これらはニーズに合わせて選んでいただくことになります。

      一方、フィオーレとライフとココロを比較した場合は、脚形状のほかにも以下のような違いがあります。

      ●フィオーレのほうが材質や色のバリエーションが多い
      ●フィオーレはアルダー&ラバーウッド、オーク、ウォールナット、ライフとココロはラバーウッド
      ●フィオーレはウレタン塗装、ライフとココロはオイル塗装
      ●フィオーレは完成品も選べる

      個人的には、ビーノに合わせるなら木目が近くて同じウレタン塗装のフィオーレのオークのほうが良いと思いますが、もちろん予算のこともあるので悩ましいところもあるかもしれません^^;

      • Ichi より:

        早速ご回答誠にありがとうございます!
        なるほど、デスクに椅子は入るんですね!

        座り心地を重視する場合は、どれがオススメでしょうか?

        マットを敷かない場合は、4本足がいいのは何故でしょうか?
        すいません、よく分かっておらず。

        • 収納マン より:

          Ichiさま

          学習椅子をフローリングの上で使う場合、キャスターだと押しキズが付いてしまうことがあります。
          その点、4本脚やスキー脚のチェアなら、脚裏にフェルトを付けることでキズが付かず滑らせやすくなるのです。

          【参考】フローリング?カーペット?学習机にセットする学習椅子を選ぶときは床にも注意

          座り心地については、これは人によってそれぞれです。
          一般的にはレザー張りの座面のほうが座り良いように思えて、板座のほうが座り心地が良いとおっしゃる方もいます。
          私は身長が高いですけどハイバックチェアが苦手で、逆に背の低い妻がハイバックを好んだりもします。

          親子と言えども印象は変わるはずなので、ここはやはり実際にお子さんに座ってもらわないことには分からないでしょうねー。

  6. まるこ より:

    初めまして
    学習机購入を検討してからずーっと拝見させてもらってます♪

    この度、悩み過ぎて頭が爆発しそうなのでご相談させて下さい。

    我が家の希望としては
    私が子供の頃、机と引き出しのみで上棚とか全くなくすごく不便でしたので
    上棚付きを検討していたのですが、天板が狭くなるのが嫌だったので、机に横付けできるシェルフもセットで購入できる物を探しています。

    最初、イトーキのリーモに一目惚れしたのですがリーモはシェルフがないんですよね…
    イトーキの引き出しが広いところや、専用のお片づけトレーが便利で魅力に感じています。
    なのでイトーキのスクリプトにしようかと思ったのですが、実際スクリプトはどうですか?
    口コミで天板に凹凸があると言うのを見て少し悩んでいます。

    それならばコイズミのビーノも候補にいれたのですが、我が家はネット購入をしたいと考えていて
    ビーノの組み立てまで行ってくれるショップがなかなか見つからないのがネックになっています。
    イトーキは4400円で組み立てまでやってくれるそうなので…

    実際、物自体はビーノとスクリプトで全然違ったりしますか?
    大した差がなければスクリプトでも良いのかな…と思いつつ、天板の凹凸など気になって踏ん切りがつきません。
    色々教えて頂けるとありがたいです!

    • 収納マン より:

      まるこさま

      はじめまして^^

      学習机はどれが良いかと悩み始めると、本当に頭が爆発しそうになりますよね。
      少しでもその解消のお役に立てれば幸いです。

      さて、まずイトーキのリーモについて、フリーワンタイプ(組み替え式デスク)を除いて書棚があるのはユニットデスクタイプの「JSD-31」だけだと思います。

      スクリプトの天板に凸凹があるというのは、木目を完全に埋めてしまうような塗装ではないので立体感があるということですね。
      確かに、薄い紙を敷いて鉛筆で擦ったら木目をトレーシングできそうな感じです。
      ただし、プリントに字を書き込むときに気になるほどのことはないんじゃないかと思います。
      また、デスクマットを敷けばまったく問題ありません。
      スクリプトの天板はそれを踏まえたうえで、天然木感を押し出しているのだと思います。

      配送設置については確かにイトーキのほうが安心感があります。
      コクヨもそうですが、自社商品の配送設置に手慣れた提携業者を使っているのでミスが少ない印象です。

      スクリプトとビーノの違いは、概ね以下の通りです。

      ●スクリプトに比べるとビーノのほうが天板表面はツルっとした印象
      ●スクリプトは天板奥行55cm、ビーノは奥行60cm
      ●スクリプトの鍵はワゴン最下段、ビーノはデスク右引出し
      ●ビーノはリフティングワゴンやスリムワゴンも選べる
      ●スクリプトは専用お片づけトレー、デスクサイドにマガジンラック、使い分けフック付き
      ●ビーノはコンセントボックス、ランドセルハンガー付き
      ●スクリプトは2色展開、ビーノは3色展開

      そのほか、品質に関してはいずれも中国製なので安定感があります。
      引出の開閉のスムーズさや強度に関しても同程度と考えられます。

      個人的には書棚はデスクと揃える必要はないと考えますので、気に入ったデスクを選んでいただければと思います^^

      • まるこ より:

        返信ありがとうございます!
        すごく参考になります〜

        自分が子供の頃とは違うので、収納マンさんの意見はありがたいです。

        もう一つお聞きしたいのですが…
        前述のとおり、私が子供の頃上棚がなく、やはり目に見えてすぐ手が届く場所に教科書を置きたかったので
        すぐ横に置いてとれるように書棚を同時購入考えているのですが
        机の延長みたいな感じで使う時はやはり、同じシリーズで揃えた方が見栄えは良いですか?

        例えば…私はリーモの机が気に入ってるのですが、リーモの隣にスクリプトやビーノの書棚は木材が違ったり、色味が違うから変ですかね…

        リーモのユニットデスクも考えたのですが、ワゴンは独立して欲しかったので今回は候補から外しました。

        我が家は学習机を2台分同時に買うので、予算的にも出せてビーノくらいまでだなぁと考えてます。

        • 収納マン より:

          まるこさま

          棚の件について、まるこさんのニーズを私は十分に汲み取れていませんでしたね。
          すいません。

          書棚正面をデスク側面にくっつけて使用する場合(一般的にはユニットデスクなどと呼ぶことが多いです)、デスクと棚は同じシリーズで揃えたほうが良いでしょう。
          材質、塗装、デザインの面で一体感が生まれるだけでなく、天板と棚板の高さが揃うことが一般的だからです。

          ワゴンが引き出せることも重要だと考えると、確かに候補はビーノやスクリプト、あとは「NUF-S4VB」などでしょうか。
          もしくは、「レイクウッド」などの組み替え式デスクをユニットスタイルで配置するというのも方法のひとつかと思います。
          というか実際、いろいろ考えると組み替え式デスクで考えたほうが合理的だと気付かれる方が多くて、そのためユニットデスクの選択肢が少ないという現状もあります。

          2台まとめて購入となると金額が多いうえに、下手をすると失敗の痛手も2倍ですから、慎重にならざるを得ないと思います。
          焦らずじっくりご検討ください^^