学習机の歴史を塗り替えた一台!イトーキ・Leamo(リーモ)

近年の学習机の歴史を大きく塗り替えた一台として、私はイトーキのLeamo(リーモ)を挙げたいと思います。


先日も説明した通りここ数年は学習机をデザインで選ぶのが主流になってきています。そしてその流れを作ったのは、イトーキであり、リーモだと私は考えています。

リーモは2012年度に登場。それ以前にもイトーキにはロロック(廃番)や、現在も人気モデルとなっているカモミールが既にありました。つまり、デザインという観点だけで言えば、先行するモデルは既に他にもあったと言えます。しかしリーモが画期的だったのは、木の風合いを活かしたデザインだったということです。2012年度のリーモの登場ののち、翌年2013年度にはカモミール・ラスティック(現在のカモミール)、また同年にコイズミファニテックからレイクウッドが登場しました。この流れと2015年度の動向を見れば、リーモが学習机の歴史に大きなインパクトを与えたことは間違いない事実と言えるでしょう。

家具メーカー出身の私にとって、リーモの木の風合いを活かしたデザインは本当に衝撃的でした。正直、学習机メーカーがここまで上手に木を扱い、デザインできるとは思いませんでした。また、それまでは私は「家具メーカーvs学習机メーカー」という図式で学習机市場を見ていましたが、リーモの登場によってこの図式を撤回することとなったのです。本当に、それくらいインパクトのあるモデルだったのです。

ついでに言うと、この10年ほどの間には、浜本工芸やカリモク家具などの高級学習机の登場に始まり、オカムラのピエルナやベネッセ&カリモクの学びデスクなどの天板昇降式デスクの登場、コイズミファニテックなどの組み合わせデスクの登場などといった歴史的事件がありましたが、それらよりも大きなインパクトを与え、流れを変えたのがリーモだと私は思うのです。



リーモのデザインが素晴らしいのには、2つのポイントが挙げられると思います。アルダー材という決して硬いとは言えない材質を木の風合いを損ねずに、しかしながら十分な表面硬度を保つように塗装したことがひとつ。もうひとつは精緻な取っ手の形状でしょう。

また決してデザインだけではないということ。これも非常に大きいです。前述の表面硬度を保った塗装もそうですが、奥行の深い、しかも2段目が深い袖ワゴンシンプルながら使い勝手良くデザインされた上棚。これらは決してリーモで初めて実現したことではなく、それまでに長い歴史の中で培ったイトーキならではのノウハウと学習机作りに懸ける想いがあってこそだと思います。

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