メーカー別 学習家具 売上(推定金額)ランキング

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学習机を選ぶ際にそのメーカーの売上やシェアについて気になる人はほとんどいないだろうと思います。私もあまり気にしないんですけど、やっぱり売れているメーカーの学習机のほうが安心という方もいらっしゃることでしょう。

ところが学習机のメーカー別売上金額というのはあまり公表されていません。私も古いデータは見たことがあるのですが、最近のデータは知りません。またそもそもオフィス家具、家庭用家具、メーカー、卸、小売店が混在するうえに、家具メーカーは中小企業が多く、ジャンル別の売上高も公表されていないため、学習机および関連家具の売上を推定することが難しいのです。

というわけで今回は、メーカーだけを対象として、公表されているデータから私が小耳にはさんだ話に基づく憶測も含めて、メーカー別 学習家具 売上(推定金額)ランキングを作ってみました。

ハッキリ言って自信はないです(苦笑)もし間違っていて不名誉だと思われるメーカーさんがございましたら、正確な学習家具の売上金額を添えてご一報いただければ幸いです。

※この記事は2015年10月15日時点の情報に基づいています

 

メーカー別 学習家具売上(推定金額)ランキング

学習家具メーカー売上(推定金額)ランキング

メーカー別ではコイズミファニテックが1位であることは間違いないと思います。現在公表されているデータから直近の学習家具の売上金額は約47.8億円と見られます。

2位、3位はやや微妙です。イトーキは上場企業ですので決算短信で売上が分かります。学習家具が大部分を占めると思われる「その他事業」の売上が約39.3億円。一方でカリモク家具は34~45億円程度と推測されます。金額ではなく学習机の台数で言えばイトーキが2位で間違いないんですけどね。

4位と5位も難しいところです。くろがね工作所は上場企業で家具事業は基本的にはオフィス家具と学習家具の2本柱なんですが、内訳については明示されていません。くろがね工作所のオフィス家具を含む家具事業の売上だけを切り出すと、浜本工芸の全社売上と同じくらいの65億円前後。そしてそのうち学習家具が占める割合はいずれも3割程度じゃないかなぁと勝手に考えております。でも、くろがね工作所の学習家具の売上がイトーキの半分以上もあるかと言ったら、ないと思いますけどねー。

次のヒカリサンデスク(光製作所)とオカムラ(岡村製作所)も上場企業です。光製作所は決算短信で関連事業の売上は約8.4億円であると公表しています。一方の岡村製作所はオフィス家具が中心で全社売上が約1,190億円にも達するため、規模が大きすぎて学習家具だけの売上はまったく推測できません。さらにオカムラは比較的どこの家具店でも扱っていることが多いものの最近は展示台数が少なく、ヒカリサンデスクを取り扱っている家具店は少ない一方で展示がある店ではそこそこのシェアを握っています。よって展示状況からも推測がしにくい状況ではありますが、概ねこの2社がメーカー別の6位と7位であると見るのが妥当ではないかと思います。

それより下位になりますと学習家具の売上が5億円未満となり、正直なところサッパリ分かりません。飛騨産業の全社の売上は約40億円。あまり学習机には力を入れていませんが、学習机は販促費もかさむうえにシーズン中は工場のオペレーションが難しくなるため、売上の1割にも満たなければやっていられないでしょう。よって学習家具の売上は4億円以上あるんじゃないかと考えました。

堀田木工所はもともと食器棚などの箱物家具メーカーですが、現在は学習家具の比率が相当大きいようなので、全社売上11.2億円の4割程度で4億円前後かと思われます。家具販売店でのシェアは下がってますが、イオンでも取り扱われていますからね。

大塚家具製造販売はメインがダイニングセットや鏡台、ベッドが主力です。あまり学習家具の販売には力を入れておらず、取扱店も限られています。一方で大塚家具製造販売は大塚グループという巨大なバックがありますので、ここでの販売実績がよく分かりません。というわけで全社売上34.5億円の1割と考えて学習家具は3億円強というところでしょうか。

杉工場の全社の売上は約3億円。ほとんど学習家具で占められていると思われます。小島工芸は堀田木工所よりも全社の売上は大きいのですが、近年のラインナップの少なさから考えると杉工場の学習家具の売上にも及ばないのではないかという推測です。

その下、橋詰家具とマルニ木工。これはマルニ木工の取扱店が現在では非常に少ない一方で、橋詰家具はIDC大塚家具で取り扱いがあるために、橋詰家具のほうが上であろうという推測に基づきます。

 

ちなみに、家具量販店に並ぶ大商産業(金次郎デスク)、イオンでも取り扱いがある静和YBJは、台数で言えばくろがね工作所に近いレベルかもしれません。単価は低いし学習机単体なので、金額で言えば数億円程度と思われますが。

また、SPA(製造小売業)に目を向けると、やはりニトリが圧倒的に学習机の台数を捌いていると思われます。

 

いやはや、実際のところどうなんでしょうねー。単刀直入に聞けたら良いんですけど、教えてくれるとは思えないし、逆に聞いちゃったらこんなところに書けないのが難しいところです(苦笑)メーカーとは近からず遠からず…この距離感があるからこそ、いろいろ勝手に考えて気楽に書けるのが良いんだなーと思う今日この頃です。

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