学習机評論家のオススメ

学習机評論家・収納マンが、学習机の選び方やオススメのデスクなどを紹介します。

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LEDデスクライトは明るいほうが良い!?直下照度が明るいライトにはご注意

      2017/11/15

いきなりですが質問です。

ここに2つのLEDデスクライトがあります。ひとつは直下照度2000ルクス以上、もうひとつは同1000ルクス。照度が倍も違うわけですが、子供が勉強する際に使うには、どちらのほうが目にやさしいでしょうか?

 

昔は暗いと目に悪いと言われましたが…

答えを言う前に、ちょっと昔話をさせてください。

私の父親は昔気質で厳しい人でした。絵に描いたような亭主関白で、家族は誰も歯向かえませんでした。

父親が帰ってくる時間になると、家中の照明を点けました。照明を消していると「貧乏くさい」と父親が言うからです。私は子供ごころに「本当に貧乏なんだから別に構わないじゃないか」と思ったものですが、もちろんそんなことは言えませんでした。

そんなこともあって、学習机で勉強をしているときも「電気スタンドを点けなさい」と母親によく言われたものです。父親が日頃から照明を点けるようにと言っていたこともありますが、私も兄弟も目が悪かったので少しでも目が悪くならないようにという理由からでしょう。

私の家に限らず、同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。暗いことと目に悪いことはほとんどイコールであり、逆に明るければ明るいほど目に良いと思い込んでしまっているところがあるように思います。



あかり環境は目に負担が少ないのが理想

同様に、暗いところに閉じこもっているとモグラになるなどと言われたものですが、実は「暗い=目に悪い」、「明るい=目に良い」という認識は正しくありません。

目に良くないのは、大雑把に言うと、目の負担が大きい状態に置くことです。姿勢が悪い状態で勉強したり、スマホやパソコンのディスプレイを凝視すると、目が疲れてしまいます。また、暗い部屋で電気スタンドだけ点けて勉強するのも、明るいところと暗いところを視点移動する必要があるため、目の負担が大きくなります。

ですから、勉強をする際のあかり環境は、単純に暗いか明るいかではなく、目の負担が少なくなるように配慮する必要があると言えます。

 

直下照度が明るい=目の負担が大きい場合も

LEDデスクライトの照度分布図

さて、冒頭の質問に話を戻しましょう。結論から申しますと、直下照度2000ルクス以上と同1000ルクスのどちらのLEDデスクライトが目にやさしいかというのは、この情報だけでは白黒つけることはできません。どちらが目にやさしいかを判断するには照度分布図を見る必要があります。

上写真は2台のLEDデスクライトの照度分布図です。左が某社の直下照度が2190ルクスのもの。右がコイズミファニテックのECL-611/612で、直下照度は1100ルクスとなっています。上写真では分かりにくいと思いますので、詳しくはカタログをご参照ください。

どちらが目にやさしいかを判断するには、直下照度と中心から50cmのところの照度を見比べる必要があります。左側のものは、直下2190ルクスに対して50cm地点手前では294ルクス。対して右側のECL-611/612は、直下1100ルクスに対して500~750ルクスとなっています。

照度分布図の表示の仕方がそれぞれ違うので単純比較は難しいものの、左のほうが直下から50cm地点までの差が大きく、逆にECL-611/612はその差が小さいと言えます。これが均斉度と言われるもので、その値が小さいほど明暗の差が少なく、目の負担が小さいと言えます。

 

コイズミファニテックでは、”学習デスクでは、作業によって異なりますが、勉強には1000~1200ルクスが適しています”と述べています。また、均斉度が高い(=中心と端の照度の差が小さい)ほうが光のムラがなくて良いとも言っています。

私がそう言うと、またコイズミ贔屓かと言われそうですが(苦笑)、少なくとも今のところコイズミのLEDデスクライトよりも良いものがないのですから仕方ありません。

理想的なLEDデスクライトは眩しさを感じにくい1000ルクス程度で、デスク全体を万遍なく照らせるものです。明るければ良いというわけではなく、一方で直下が1000ルクス程度であっても端のほうとの差が大きければ明暗の差が大きいということになり、視点移動による目の負担が大きくなるのです。

 - デスクライト, 2017学習机

Comment

  1. かんかん より:

    収納マンさんの歯切れの良い文章についつい引き寄せられてブログを拝見しています。

    新年度から1年生の娘にコイズミのWDスペシャル(high type)を選び、4月末に届く予定です。
    付属のツインライトSB-545の大きさにまずびっくりでしたが、子どもの目に優しいとのことで納得。
    さらには左右の羽が可動し「手暗がりと反射光を防」ぐとありますが、使用イメージが湧きません。「50%調光機能」もどのような時に使うのかコイズミのホームページでもわかりませんでした。
    せっかくハイスペックなライトがついているので活用してやりたいのですが、これらの機能のメリットを教えて頂けないでしょうか。

    もう一点、デスクの置き場所と窓の位置についてもお考えをお聞かせ頂けると嬉しいです。
    子供部屋の角にL字カウンタースタイルのように設置すると、デスクの半分が南東の窓にかかります。学習机は窓に面していないほうがよいのでしょうか?
    ちなみに田舎なので、贅沢なほど日光は入ってきます…。

    後半はインテリアコーディネーターである収納マンさんへの質問のようになってしまいましたが、気をつけることがあれば教えてください。

    • 収納マン より:

      かんかんさま

      はじめまして^^

      コイズミファニテックのWDスペシャル(high type)にされたのですね!
      やっぱりWDスペシャルは売れますよねー。
      いろいろじっくり考えていくと、本当によくできた学習机だと感心します。

      さて、デスクライトSB-545の使い方について。
      一般的なT字型デスクライトの場合、シェードは上下移動のほか、手前方向に仰け反ったり、お辞儀をしたりという動作しかできません。
      SB-545はそれに加えて、左右の手前方向に回転移動できるわけですが、そうすることで手前を照らしやすくすることができます。

      小学校入学時は子供の脇の下から指先までが約46cmで、しかも教科書とノートくらいしか開きませんから、一番照らしたいのは手前のほうだけと言えます。
      それなのにT型デスクライトは机の一番奥に固定されているのですから、これでは合理的とは言えません。
      SB-545はシェードを手前側に回転させることで、効率良く手前側を照らすことができます。

      また、SB-545は直下1200ルクスとなっていますが、これは十分な明るさと言える一方で、眩しく感じる可能性もあります。
      数値がどうであれ、眩しいと感じる状態はやはり目にやさしいとは言えません。
      その場合は50%調光機能で照度を落としてもらえたら良いと思います。

      アーム式のデスクライトであれば、眩しければシェードの位置を遠くしたり、反対側に向けることで、明るさを調整したり、反射を抑えたりすることができますが、T字型はアーム型に比べると可動範囲が少ないため、最適な位置を見つけるのが難しいというのが一般的です。
      また、シェードの直下となる位置を調整すれば明るさや反射の仕方を調整できますけど、用のない場所をガンガン照らして、そのお釣りのような明かりを使うっていうのも、もったいない話ですよね。
      その点で、SB-545は非常に良くできたT型LEDデスクライトと言えるでしょう。

      少し視点を変えて改めて説明しますと、教科書は開いた状態だと微妙に角度がつきますから、教科書を動かすか、シェードを動かすかで、反射を調整してやる必要があります。
      そのときにシェードの可動範囲が広いほうが、やはり便利だと思います。

      また、調光機能はないよりはあったほうが良いとも言えるのですが、暗く調整したままで親も子供も気付かずにいてしまう可能性があることが問題で、その点で言うと2段階くらいの調光ができたほうがベターとも言えます。

      コイズミファニテックの公式見解とは違うかもしれませんが、私としては以上にように理解しております。

      子供部屋にL字カウンタースタイルに配置した場合について。
      基本的に窓の影響を受けずに配置することは難しいと思いますので、あまり大袈裟に考えていただく必要はなく、そのレイアウトであってもまったく問題ないと私は思います。

      ただ、あくまで理屈上の話をさせていただくと、窓から入ってくる自然光はデスクライトのあかりを遥かに上回る何十万ルクスという光ですから、非常にコントロールが難しいと言えます。
      特に、南東側にデスクを置かれる場合、夕方帰宅後の勉強をする時間に西日がモロに目に刺さる可能性がありますので、カーテンは必須です。

      窓からの光を完全にコントロールすることは難しく、またせっかく眺めが良いのにカーテンを閉め切ってしまとも心身に悪い影響を及ぼしかねないので、前述の通りあまり気にされる必要はないと思いますが、もしレイアウトを再考する余地がありましたらご検討いただいてもよろしいかと思います^^

  2. かんかん より:

    収納マンさま

    なるほど!ライトの角度や位置を調整して使うイメージが掴めました!
    アーム型が得意な調整の仕方を補うための機能だと解釈すればよいのですね。

    子どもと一緒にあれこれ試してみようと思います。自分で操作できるかな…、まずは手元が明るい快適さを体感してもらうのがよさそうですね。

    窓の位置についてはさほど気にしなくてよいとのことですので壁面に向けることも含めレイアウトを楽しみたいと思います。

    余談ですが、WDスペシャルはホワイト色です。娘の希望は「白い机」、収納マンさんが以前おっしゃっていた通り白色は選択肢が少なく、探すのが大変でした。
    CDファーストかと思いきやカラー前板もハートもNo!、カントリー風もデコプリ系もNo!!、そこでスタディアップデスクのコルフィかWDスペシャルで迷いに迷い、木の風合いと奥行のある後者にようやく決定しました。
    デスクライトのデザインはコルフィのSB-611が素敵なのですが。。

    収納マンさんの、学習机は子供にとって自分の居場所、ということばが心に響きます。
    今回デスクライトについて教わって、目に優しい習慣や環境づくりも親のしてやれることかな、と思いました。
    ありがとうございました!

    • 収納マン より:

      かんかんさま

      お嬢さまのこだわりはなかなかのものだったのですね~^^;
      WDスペシャルに決まるまでは紆余曲折があったかと思いますが、それだけ真剣に選んでくれたら、親子ともに満足感が高いと思いますし、良い思い出になったと思います♪

      ”アーム型が得意な調整の仕方を補うための機能だと解釈すればよい”…おっしゃる通りだと思います。
      加えて言えば、T型デスクライトは省スペース性に優れ、かつ子供が使うのに過不足がない機能を持ち合わせていると言えます。

      数段階の調光機能があったほうが良いという声をよく聞くのですが、これについては私は否定的なんですね。
      大人なら意識して操作できますが、子供って何かを始めると夢中になりますから、照度を落としたままで勉強してしまうというリスクがあります。

      同様に、シェードの位置もあまり自由自在に動かせると、光源をモロに見てしまう位置にシェードを持ってきてしまうことがあるんですね。
      ウチの息子がまさにそれで(苦笑)、その点、シェード幅が広いデスクライト、T字型デスクライトは、そういった心配がありません。

      お嬢さまにとって本当に素晴らしい居場所ができたと思います。
      親ができることは子供に最適な環境を作ってあげること。
      そして子供はそれを当たり前に思ってすくすくと育っていってくれれば、親にとっても最高の喜びだと思います^^

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